monmon photo
日頃撮影した写真の記録。鉄道中心に。

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12月上旬に故障のため運用離脱していた27号機ですが、稲沢での修理をあきらめてその後の8865レで吹田へ戻ってきていました。EF66の全検は今後通さないであろう見込み(EF65、EF64も新規はない見込み:現在全検通中の1046号機が最終で国鉄型電機の完全消滅も見えてている)で残り稼働可能期間は半年ほど。このタイミングで修理するのか、このまま終わるのか注目されていました。先日運用離脱したロクロク100番台の部品を使えばおそらく修理可能なのではと素人ながらに思うところですが、通常の個体であればこのタイミングでの修理はないでしょう。しかし超人気個体であり、JR貨物にも余裕はないでしょうが、それでも手間と費用をかけて最後の最後まで走らせてくれるかもしれません。期待を持って待っていたのですが、その期待にこたえるかのようにクリスマスの下松甲種に抜擢されました。

貨物からのクリスマスプレゼントとファンはみな喜んでいたのですが、その後はムドで帰ってくるのかと思っていたところ、翌日の5087レの代走(本来はPFの受持ち:これ自体も貴重な運用です)に入って戻ってくるとのこと。順調に西下してきていましたが、この日の関ヶ原界隈は数年に1度の寒波襲来で大雪となっていました。計画運休もあるかもしれないという大雪の中ではありましたが、なんとか米原に到達したことは見たまま情報で確認できていました。
私は、家の用事に忙殺されていましたが、買い物に出なければならない用件が発生したためピンポイントで出撃できそうな状況となりました。時間的にも桂川橋梁に間に合うかどうかというタイミングでいったんは眼前通過を覚悟したのですが、通過時刻になった撮影地を少し遠くから目に入りましたが皆さんリラックスした様子で待っています。定刻より2風程遅れて撮影地にやってきて状況を聞いてみると、遅れが発生しているとのこと。どうやら雪ではなく(関係しているのかもしれませんが)琵琶湖線内の運行支障のため遅れが発生していたようです。
米原や彦根もその後に2日間も運休となる大雪ではありましたが、何とか西へ下ってきてくれ、約30分遅れで京都貨物へ滑り込んでくれました。

20分後のスジになるのか1時間後のスジになるのか、もっと遅れるのか。ここ桂川橋梁はこの季節は日没まで橋の北側に太陽は回ることはないため遅延により順光になることはありませんので、できれば早く来てくれる方がありがたい状況です。雲が流れて太陽を隠したりまた出て来たりを繰り返しながら、底冷えの河川敷で約10名ほどが役者の登場をひたすら待ちます。

列車は結局1時間遅れのスジでやってきてくれました。雪はすっかり溶けてしまった前面に西日が差してくれました。ただ、釜の後ろ数両の空コキが並んでおり、このような編成写真はカッコ悪く、面縦ドカンが理想の編成ですが、撮れるだけでもありがたいことです。本線合流のため注意信号で徐行してきた27号機を見送り、ひとまず復活した姿を見ることができて満足な撮影となりました。

2021.12.26. 京都貨物 - 向日町 遅5087レ
Nicon D700 AF-S NIKKOR 70-200mm ED VR/2.8D

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