monmon photo
日頃撮影した写真の記録。鉄道中心に。

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道後温泉に1泊し、翌朝坊ちゃん列車に乗ろうと切符を買いにまずは最寄りの道後温泉駅へ。1日数本走っていますが、コロナのために定員を減らしているとのことで、すぐの列車には乗れず昼前の列車の乗車券を購入し、松山城へ行ってしばらく時間をつぶします。
駅へ戻ると、列車はまだ「展示」中。現役の営業車両が留置線ではなく、駅前に展示されているなんて珍しいですが、運行中以外は記念写真など撮れるようにという計らいはうれしいですね。


時間があるのでじっくり観察。入換機のような小型ディーゼル機関車を蒸気機関車風に外装を作り込んだ車両ですが、運転席を見ると、釜の蓋のような構造物があります。実際に口が開くのかどうかわかりせんが、それらしく造形されているようです。実際に運転に必要な機器は左側の一部と思われます。


そして実際の運転中の様子を客車の小窓から撮影。バックモニター代わりの大きな液晶モニターが備えられており、現代の安全設備がしっかり取り入れられてます。


入線直前に運転士と車掌が登場し、展示線から営業線へ入換を行います。バックで営業線へ。


ポイント操作は車掌が手で行っていました。


小さなマッチ箱のような客車はロングシートタイプの木製の座席。当時を忠実に再現しただけあり、走り出すとゴツンゴツンと振動がじかに尻に響いてくる仕様。それもまたよしです。おそらく入替機程度の出力のディーゼル機関車がノッチを入れるとうなりを上げて速度が上がっていきますが、SLを模した音が流れる仕掛けになっています。煙突からも水蒸気が上がる仕掛けになっているようで、車内からはわかりませんが、それっぽく見えるようです。列車はあっという間に松山駅前に到着し、乗車終了。乗車時間に対してややお高いですが、観光用という事で許容範囲かなと思います。2歳になる次男はよほど記憶に残ったのか、4か月たった現在でも「坊ちゃん電車にのったなあ!」と時々思いだしては、切符を大事に持っています。

下車後は復路の運転に備えて機回しを行います。狭いスペースでどうするのかとみていると、乗務員2名で力を合わせて機関車を押して行き、渡り線を越えたところで折り返します。


渡り線の真ん中で止めると、ジャッキ?で車体を持ち上げ、手動で回転。


180度回転させたところで車体を下ろし、機回し完了。


機関車を移動させると、2両の客車を再び手動で転線させます。


転線した客車に機関車を連結して準備完了。


すぐの出発ではないため、転線の邪魔にならない線路の終点まで移動し待機となるようです。先に折り返していく列車との共演も見られます。


ここまで見学すると、先に発車する路面電車に乗って車を置いてある道後温泉駅へ戻りました。

2021.08.07. 伊予鉄道 道後温泉駅/松山駅前
Nikon D7200 AiAF NIKKOR ED 70-200/2.8D


コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )


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コメント
 
 
 
Unknown (レイルファンにっしー)
2021-12-19 21:46:56
monさんこんばんは。

路面電車大好きのmonさんには、テツ分補給と家庭サービスをうまく両立できて良いお出掛けでしたね~。

私も昨年末にここへ来ましたが、道後温泉駅前の、あの「千と千尋・・」に出てくるような建物に感動し、レトロな商店街に感動し、路面電車も楽しめてよい観光地でした。そのあと松山の市街地へ路面電車で移動しましたが、あまりにも近代的な大都市だったのには驚かされました

それにしても、坊ちゃん列車の折り返しの手間のかかり具合は半端ないですが、ただ、撮る側にはこんな面白い被写体は大歓迎ですね。
 
 
 
レイルファンにっしーさん (mon)
2021-12-21 22:57:12
こんばんは。
コメントありがとうございます。
鉄分補給と家族サービスの上手な両立は永遠のテーマです。なかなかうまくいかないものですね。
でもこの時は、坊ちゃん列車に乗って家族みんなが笑顔になりました。
今年はコロナが落ち着いていれば阪堺の161系に乗りがてら家族で住吉さんへ初詣に行きたいなと企てています。
 
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