伊予鉄の路面電車・モハ50系とモハ2000系

夏に家族で道後温泉へ出かけた際、伊予鉄に乗車してきました。
目的は「坊ちゃん電車」に子供たちを乗せること。この列車に乗る前に、道後温泉駅前で付近を観察していると、古そうな個体が現役で活躍していたため、お手軽撮影。天気も良く、順光で記録することができました。

帰ってから形式を詳しく調べてみると、車齢60歳前後と、旧型の路面電車としてはまだまだ頑張れそうなお年。50系の方が2000系よりも少し年上ですが、ネット情報によれば50系は京都市電の800系を雛型にして自社発注をかけた車体。2000系は実際に京都市電で走っていた個体とのこと。40年以上前に5両移籍して1両も欠けることなく今も活躍中とはすばらしいですね。梅小路に保存されているオリジナルと比べると、さまざまに改造されておりますが、確かに同じ形式の車両ですね。トップナンバーは早々と引退後はのんびりと余生を送っていますが、これだけ活躍できる車両なのにもったいないですね。
さらにネット情報によれば、50系は2000系の兄弟車的な京都市電の車両が廃車になった際に電装部品を譲り受けバージョンアップしたようで、50系と2000系は兄弟のような存在の様です。
まだまだ、市内線の主力として日中も元気に走り回っておりまだまだ頑張ってくれるようです。

道後温泉駅の先に線路が伸びており、折返し＆留置線になっています。おそらく朝のラッシュを終えて休憩していると思われるこれら形式が縦列駐車していました。


そこへ2000系が折返しのためにやってきました。回送となった車両は留置線に入り、運転士がエンド交換して転線しホームへ。
2000系が出発しようとしたところで、やってきた次の列車は50系でした。ちょうど並んだところを1枚。ラッシュ時限定などではなく、普通にたくさん運用に入っている様子です。


50系も折り返すため、再度留置線へ移動し撮影。


ものの20分ほどで大満足することができました。

2021.08.07. 伊予鉄道 道後温泉駅
Nikon D7200 AiAF NIKKOR ED 70-200/2.8D