monmon photo
日頃撮影した写真の記録。鉄道中心に。

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2月に山口線へ遠征したときの行きがけの駄賃で寄ったセノハチEF67です。
押し桃がどんどんロールアウトされており、新鶴見にどんどん配属されている様子を目の当たりにしていたため、広島の後補機は十分足りているのだなと、次の改正でいよいよ廃止を覚悟して最後のお別れのつもり(にしてはかなり片手間でしたが・・)での訪問でした。ところが、ふたを開けてみればもう1年は1運用のみ残留。稼働する3機を使用し、後補機運用につくようです。ただ、最後に全検を受けた105号機の検査期限が来年の3月まで(休車期間があればその分だけ期間延長)のようですから、どう頑張っても今年度一杯で運用離脱は避けられませんね。最後の最後まで運用が残ったことは趣味的に喜ばしいのですが、先に新鶴見なのかと首をかしげたくはなりますね。

夜中に出発し、山陽道を西へ。新幹線+レンタでもよかったのですが、このご時世ですので自車での出撃です。ならばと、早朝の西条に寄り道することにしました。
ところが、岡山付近を走行中に不穏な掲示が出現。「逆走車あり、福山西~三原久井通行止め」とのこと。そのうち捕まって通行止めが解除されるだろうと高をくくっていましたが、結局福山西までやってきても解除されず。直前の路肩では長距離トラックが縦列駐車して開通を待っている状況でした。仕方なく一般道へ下ります。三原久井はルートからそれているため西条までは国道を直進するルートとしますが、時間的な余裕はあったため交通費が節約できたぐらいにしか思っていませんでした。ところが、強制的に降ろされた国道(バイパス)は尾道から先が工事で夜間通行止め!まさか拘束が通行止めになるなんて想定外だったのでしょうが、国道が通行止めになる地点での側道の信号が短く夜中の3時に大渋滞。なんとか5時前に肌寒い西条駅横のパーキングに到着です。

ギリギリの時間となり、EF67が充当される1本前の貨物からの撮影となります。駅には他の撮影者の姿はありませんでした。
駅の時刻表示機は、貨物列車も表示されるためありがたい仕様でした。3番線に入ってきた貨物は係員によって後補機が切り離され、数mバック。本体が出発するより前に折り返し広島貨物ターミナルへ帰っていきます。私が滞在した3本の貨物はすべて3番線に入り、以前撮影したような5番線への入線はありませんでした。後補機が直ぐに折り返せるため、転線してから帰らないといけない5番線切り離しよりも手間が省けて3番線の方が都合よさそうですが、今でも5番線での切り離し作業はあるようです。

時刻になると1086レが入線してきました。ホーム広島寄りで待っていると、EF210を先頭に通過するの?と思うほどのスピードで入線してきます。しかし、徐々にブレーキがかかり最後尾の後補機が見えてきました。運用通りのオレンジの車体が見えてほっと一安心。やや短くホーム屋根のあるあたりまで言って停車しました。5時半ぐらいではまだ真っ暗で、編成をバルブ撮影。ホームは明るく、コンテナの切れ間から漏れる光が晴れてしまうため露出設定が難しいですね。


手早く切り離されて単機になります。


すぐ折り返し出発のため前照灯を付けて待機しているところを、光軸からずれるように広角気味に撮影。程なく広島貨物ターミナルへ帰っていきました。


2運用あるため、続けてEF67がやってきます。次は1062レ、少し明るくなったころに到着。これも3番線です。発車前の単機バルブではだいぶ空が明るくなってきています。


この2本を撮るとだいぶ空が明るくなってきているため沿線へ。基本的に夜中から朝までしか稼働しないEF67ですが、2運用ともあと1本ずつ仕業が残っています。
そこで今回どうしても訪問しておきたかった撮影地へ向かいます。ちょうど、以前撮影した構図の真逆となる撮影地です。
撮影地近くのコインパーキングへ車を止めると撮影地へ。駅すぐの線路沿いの路地であり、初訪問ですが立ち位置はすぐに同定出来ました。しかし、問題は線間の雑草!以前見た作例では順光できれいに編成が抜けるのですが、線間の雑草が先頭車の顔に大きく掛かってしまいます。残念な状態ですが、脚立でなるべく雑草をかわし、主役はあくまで後補機であると割り切って撮影することにします。山陽線下りホームに列車が停車していたり、ホームのお客さんを線をはみ出して立っているとアウトの構図ですが、目的の5074レがやってきたときには問題なく編成が抜けてくれました。望遠を飛ばして構図を作って待っていると、先頭車がカーブを曲がって正面をちょうど向くころに後補機が抜けてきて、紅葉色の車体に朝日が当たって鮮やかに輝いてくれました。午前中遅めの運用があれば、太陽の高度が上がって荷物にも日が当たると思われますが、目的のEF67にスポットライトが当たったので良しとします。


≪参考≫セノハチ後補機スタフ
コレクションの中から、後補機スタフの1例です。
これは2013年ダイヤ改正時作成の運転時刻表なので、ちょうどEF210-300番台が運用に入りたての頃のものと思われます。当時はEF67と共通運用であったため、「EF210-300の場合は無線テスト要」などの注釈が書かれているものと思われます。EF67基本番台、100番台、EF210-300番台のいずれの運転席にも出入りしていたものと思われます。


2021.02.20. 西条 1086レ/単573レ 単575レ
Nikon D7200 AF-S NIKKOR 70-200mm ED VR II/2.8D

2021.02.20. 向洋 5074レ
Nikon D7200 AiAF NIKKOR ED 80-400/4.5-5.6D

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