ハローキティ― × 500系新幹線

エヴァ新幹線が大成功のうちに終了した後を受け登場したのは、ハローキティ―500系。エヴァとの組み合わせはメカニカルなイメージが理解できてすんなり受け入れられましたが、なぜ次はキティ―・・？組み合わさる要因が理解できずあまり興味はそそられませんでした。しかし、ショッキングピンクを全面に纏って出てきた時のインパクトは大きいものでした。

何かのついでに捕獲できればと考えていましたが、そのついでがやって来ました。久しぶりに1日撮影に出られそうな日曜日。目標を最近気になっていた「みまさかスローライフ」として、前後の行程を考えます。まず思ったのは、伯備の3082レに国鉄色が入れば、井倉鉄橋で撮ってから転戦の青写真を描いて、運用を調査。どう頑張っても順当に回れば更新色。それならばと次なるターゲットとなったのがキティ―新幹線でした。こちらの方が走行距離も短く、朝になって家を出れば日程をこなせます。天気予報も上々で、高速シャッターを切る必要のある撮影でも大丈夫です。

朝5時半過ぎに家を出て、高速を西へ。向かったのは、4月にエヴァを捕獲した大津トンネル西です。桜とのコラボということもあり、2時間半前でもなんとか立ち位置を確保できたものの、しっかり引き付けられる構図を選べなかった苦い経験のある地です。あれほど人気がないにせよ、2時間半前には到着しないとまた満足いく立ち位置は得られないのではないかと、はやる気持ちを抑えつつ撮影地へ急ぎます。ところが現地には先着2名のみ。希望の立ち位置を選択する事が出来ました。最終的には現地は4名のみと拍子抜けする撮影者の少なさです。ほかに何か掛け持ち撮影してきても十分だったかもしれません。こういったところからもエヴァの人気の高さがうかがえます。

十分列車を引き付けられる位置にカメラを展開し、やって来る先行列車で試し撮り。準備する時間もなくまずやってきたのは数を減らしてきている700系8両の「ひかりレールスター」。


天気のが良いので陽炎の出現がやや心配だったのですが、換算500mm程度では気になるような陽炎はなくストレスなくピント合わせ可能でした。今回ストレスになったのは架線柱の影がくっきり出てしまうこと。切位置を微調整してどんどん来る列車でタイミング練習するも、ノーズにいやらしく影がかかってします。徐々に動く影の位置も考えながら切位置を考えていくのですが、なかなか思う位置で車両を止められません。待っている間に、検査明けすぐと思われるおでこから後ろも白くてきれいなN700系が登場。この時はいい感じにシャッターを切る事が出来ました。


太陽の高度が高くなってくるにつれて影が移動する事を計算し待ちますが、列車を引き付けるとシャッターポイントもそれだけシビアになってしまうため、最終的に妥協して1本後ろの架線柱を抜けたところへ移動。遅らす決断が遅く、うまくタイミングがとれるという自信のないまま本番となります。岡山駅を出て10分以内にはここをを通過していくはずですが、定刻になっても姿を現しません。そのうち対向列車が通過していき、被りは免れたと待っていますが、やはり来ず。次の対向列車まで通過して行ってしまいました。結局5分以上遅れて列車登場となりました。
指先に神経を集中してベストの位置を目指してシャッターを切りますが、切り遅れが怖く結果は早切に。帰宅後トリミング調整が必要です。

時間に余裕があるので、続行の九州新幹線直通のN700まで撮影して撤収としました。最後気楽に切ったシャッターはいい位置で列車が止まっていました。


2018.11.10. 岡山 - 相生 730A
Nikon D7200 AiAF NIKKOR ED 80-400/4.5-5.6D