明野友愛農場

農業日記ー新規就農事情
  山梨県北杜市明野町浅尾にて

有機肥料

2005-03-22 20:44:10 | Weblog
作物を作るには、肥料が必要です。私は元肥に鶏糞を主に使います。有機肥料の中では、肥料分が多く、価格も安いからです。欠点もあります。一度醗酵させてないと、植物の方が負けてしまいます。未熟な鶏糞は臭いもひどくて、近所迷惑になります。写真の白いビニールに入っている方が醗酵鶏糞です。肥料分はNが約2%、Pが約7%、Kが約5%、Caが10%などです。左側に見えるのが農協が出している牛糞を主にした堆肥です。栄養分は少ないのですが、腐植分が多く、土壌の物理性を改善してくれます。しかし有機肥料だけでは、なかなか植物にとっての栄養分が充分に取れませんので、どうしても化成肥料が必要になります。特に私の畑は新しいので、有機肥料だけでは栄養分が足りず野菜がうまく育ちません。何年も掛けて栄養分を補給しないといい土壌にはなりません。いい土壌とは、肥料、水分、空気などがバランスよく含まれていなくてはなりません。何年もかかります。

今日の大根の様子

2005-03-22 18:19:16 | Weblog
大根がだいぶ大きくなりました。大根葉は、小さいころは横に広がっていますが、成長すると葉が立ってきます。根部はだんだんせり上がってきます。実は土の上に出た部分は幹で、その下の部分が根なのだそうです。幹と根が連続しているわけです。そう言えば、青首の部分にはひげ根はなく、土の下の部分にひげ根があります。寒いときの大根は、すぐ花が咲いていまい、スが入ってしまいます。なんとか普通の大根になってほしいと願っています。写真の草色のチューブは散水用のチューブです。

人参の播種床

2005-03-22 18:06:20 | Weblog
3月末に人参を播種するところです。人参は秋作が良いものができるのですが、春作にも挑戦しようと思っています。7月末収穫予定ですが、人参は夏の暑さには弱く、どんなものができるか。昨年は何とか収穫できました。雨と気温が収穫を左右すると思います。品種は向陽2号(タキイ)です。五寸人参(15センチくらい)です。播種床に鶏糞とバーク堆肥と(8-8-8)の化成肥料を入れて整地したところです。雨に当てて土を落ち着かせて黒マルチします。15センチ間隔で種を入れます。黒マルチは地温上昇、雑草防止、肥料流亡防止のために掛けます。

ジャガイモの播種

2005-03-22 17:49:26 | Weblog
直ぐ下の畑にジャガイモを入れていました。トラクタの後ろに専用の播種機があります。その上に人が2名乗ってジャガイモがうまく落ちるように操作しています。この機械があれば相当大きな畑でもOKですが、非常に高価な機械です。約5000㎡の畑を僅か2時間もかからず播種して、次の畑に移動してゆきました。私は手撒きでがんばります。それにしても播種がはやすぎないのでしょうか。ジャガイモは霜に弱いのですが、専業農家は早撒きです。