五高の歴史・落穂拾い

旧制第五高等学校の六十年にわたる想い出の歴史のエピソードを集めている。

総合学習(班別学習)について考える

2011-05-26 03:05:17 | 雑件

            熊本城二の丸広場に到着した修学旅行生徒(!)
                                 
                                             熊本城二の丸広場の修学旅行生(2)

            熊本城二の丸広場の修学旅行生(3)
一週間ぶりにまた小学校の修学旅行班別学習の案内を依頼された。計画表が送られてきた段階で何処を主に学習するのか、この計画は班員の生徒達が計画したものではないと言うことは計画表を眺めただけでわかった。

計画表の内容は遊ぶことが主で旅行会社が作ってくれたものであるとか、班別学習するためには各施設への到着時間も、見学時間も、見学場所も時間的にはとても実施不可能なことばかりである。お義理で計画表を添付してあるだけである。義務教育の総合学習について班別学習ということを知らない人が計画したものあることは一目両全である。

生徒達が自分たちで努力して計画表を作ってくるときはなるべく生徒の計画表にあわせて見学場所、時間を調整し案内してやるのであるが、このような班別学習表では不可能なことで見学時間もこれに沿って案内を行うことは出来ない。

ここで言いたいのはこのように班別学習の計画表を作ってやるのではあれば義務教育の総合学習と言うことを理解している人が作成されることをお願いしたい。

生徒の減少が叫ばれている現在、三つの小学校の合同修学旅行である。各小学校の生徒数も少なく一校では成立しなかったようで、話を聞いてみると中学校になるときは一つになるとか、
あたえられた資料では五~六年生合同ともあったが、このような事情があったことも旅行会社の計画表作成になったものであろうが・・・。俺たちにはここまでは知らしめてない。

しかし今日の俺の班は教員も生徒も全く真面目であった。その辺が三校合同と言うことであったかもしれない。校長先生がついて来ていたかもしれない。

俺に取っては校長先生がついていたことは良かった。普段であれば個人的に自分の身分などを紹介することはないがこの校長先生に五高記念館の名詞を渡したところ、社会教育主事の講習に参加したとき来熊したとか、この先生五高記念館には興味があるみたいで校長会でまた来ることがあればその時は是非訪問したいとか、さすが教育者であると言うことを感じた。