五高の歴史・落穂拾い

旧制第五高等学校の六十年にわたる想い出の歴史のエピソードを集めている。

歩け歩けで田崎橋電停まで行く

2014-05-31 05:44:40 | 日常生活について
まだ五月だと言うのに熊本地区は全くの真夏日である。今朝の俺の部屋はまだ四時半だと言うのに寒暖計で二十六度を指している。

金曜日は週一回の東洋整体に行って体を解してもらっているが、近頃はどうも体の症状は変化しない感じがする。整体は水前寺にあるのでバスで行っている。バスの乗客は多く途中で乗る俺に取っては交通センターまでは殆ど立って行くことが多い。そのために路面電車を利用するため始発点の田崎橋まで歩くのである。

我が家から田崎橋まで約四キロ近くあろうか、途中の他人の朝からの生活を眺めて行くのもまた面白い。かってはこの時期になると田植えが近くなり屋敷の庭に苗床を作成している何軒かの家に出くわしたことがあったのは何時頃までだったろうか、今は全てアパートやマンションが立ち並び田植えのための苗床などどこを探してもありはしない。

南部スポーツセンターへの自転車通勤でも同じことを感じたが市内中心地に近く、より多くの住宅街が出来ていることがわかる。上の郷から蓮台寺橋を渡り、野中をとおり、二本木から、田崎へ出るのである。急いで歩けば四〇分程度かと思われるが途中をゆっくり周りでも眺めて行けば一時間近くかかる。

路面電車は乗客が多い、乗車賃が市内一円一五〇円故からかも知れない。しかし俺の場合常にゆっくり座席を占めることが出来る、それがために始発地の田崎橋まで歩くのである。路面電車は始発地田崎橋から熊本市体育館前まで約一時間の電車の旅である。