ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

動楽亭昼席~2024.09.17

2024-09-17 17:17:17 | 笑福亭鶴二

動楽亭昼席~2024.09.17

一、桂天吾・・・「時うどん」
南天さんのお弟子さん、随所に師匠の匂いがちらほら。自由にしながらもきっちの「時うどん」。ああ、南天さんのは、二人でうどん屋をひやかす形ですな。

二、桂米輝・・・「長短」
奇才、米輝の落語。ここまでお話崩してしまってよいのか、原型率60%。辛うじて骨組みは残っているが、自由に気ままな二人がユニーク。おもしろいと思えるものは何でもデフォルメしての演出が米輝さん。
でも、もう一度聞きたくなるのは、なんなんでしょう。麻薬みたいな米輝さん落語、要注意ですな。

三、桂よね吉・・「皿屋敷」
これもまた、自由に遊ぶよね吉さんの「皿屋敷」。原型率80%。でもお二人見ていると、どこかの時点で自分の落語に置き換えても良いようで、でもそれは進化するか退化するかはかけですな。

四、笑福亭瓶吾・「化け物使い」
瓶吾さんの十八番「化け物使い」。もう、これで4回目の「化け物使い」。やはりいつもほっこりする安心、安定の一席出おました。

五、桂春蝶・・・「権助提灯」
艶っぽいですな。「紙入れ」といい、女を演じさせたら上方一の色っぽさ。よろしいな。「江戸落語」を上方へと、「命の落語」のシリーズと、多岐に渡って活躍中。毎年、年末の岸和田での落語会楽しみです。

六、笑福亭鶴二・「藪入り」
贔屓の鶴二さんの登場。独演会ように練り上げている最中の「藪入り」。饅頭のあたり何度聞いてもほろりとしますな。丁稚奉公、藪入り、すべて無くなってしまったんですな。それと共に、お金のありがたみ、親子の情愛なんぞも消えてしまったのか・・・決して裕福ではないが、良き時代ですな。

動楽亭昼席
2024年9月17日(火)午後2:00開演
動楽亭

一、桂天吾・・・「時うどん」
二、桂米輝・・・「長短」
三、桂よね吉・・「皿屋敷」
四、笑福亭瓶吾・「化け物使い」
中入
五、桂春蝶・・・「権助提灯」
六、笑福亭鶴二・「藪入り」





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