ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

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第15回・道頓堀・はり重寄席

2018-03-11 22:20:03 | 笑福亭鶴二

道頓堀・はり重寄席


道頓堀、御堂筋の名店“お肉のはり重”


御堂筋側の“カレーショップはり重”は贔屓店のひとつですが、
残念ながら、こちらのグリルの方は一度も食べたことがございません。


提灯まで用意されており、今回で15回目、常設小屋の匂いが・・・。

一、桂三語・・・・・・・・「狸賽」

三語さん、前回に続いての「狸賽」、得意ネタなのか。

小狸の表情はかわいいし、噺はわかり易く、楽しい出来上がり。

でも、何かインパクトに欠けるのは何故。

博打場の情景が浮かばないのは何故。

周りの登場人物が浮かばないのは何故。

「ターちゃん」の連呼が有った様な無かった様な。
とにかく、薄味でおましたな。

二、笑福亭鶴二・・・・「青い目をした会長さん」

「ハンカチ」、「作文」、に続いての、鶴二さんの創作落語シリーズの一つ。

あのスタバの注文、いつも長ったらしくて、ヒヤヒヤしますな。
サイズだけでも、ショート、トール、グランデ、ベンディ、
ほんま、何のこっちゃ、ですな。

「トールサイズのキャラメルフラペチーノで、チョコレートチップ追加の
ホイップとソース多めでお願いします」

ああ、ソイミルク(豆乳)への変更もあるんですな。

大阪ではアイスコーヒーは、「冷珈(レイコ)」、の一言でこと済んだんですが。

スタバのごとく、スターバックスさん、何でも縮める
大阪版のメニュー表作って欲しいでんな。

三、桂よね吉・・・・・・「蛸芝居」

大熱演、よっかたですな、よね吉さんの「蛸芝居」。

でも、通常のマクラで、掛け声になり、歌舞伎役者は屋号で呼ばれる。
噺家は住んでる処で、「黒門町」「柏木」などがありますが、
私の師匠吉朝はあきませんな「尼崎」とよね吉さんが言うなり、
客席の前列から、すかさずご婦人の「失礼な」の一声。

「尼崎センタープール前」と補足されてましたが、
思わずの展開によね吉さんもオロオロ。

どんな時でもご自分中心、やはりご婦人は強いですな。

噺は「蛸芝居」。さすが師匠の十八番。
吉朝一門の十八番として、脈々と受け継がれていますな。

四、笑福亭鶴二・・・・・「御神酒徳利」

良い雰囲気の座敷なんですが、外は東南アジアからの旅行者で賑わう道頓堀、
それにも増して、街宣車がわめきたてて、御堂筋を流している。
窓は締めてはいるんですが、大きな声で飛びこんでくる。

そこは、ベテラン、笑いでこなしながらも、やり難そう。

ほんま、道頓堀は繁華街、そのど真ん中での落語会でおます。

でも、そろばん弾くだけで、拍手くるのはよろしいな。

サゲは「今度は、先生が失せモノになりました」と、
噺をつけて頂いた文珍さんの形。

こんな噺にも、たっぷり鶴二さんの上手さひかりますな・・・・。



2018年3月11日(日)午後1:00開演
第15回・道頓堀・はり重寄席
道頓堀はり重3階大広間


一、桂三語・・・・・・・・「狸賽」
二、笑福亭鶴二・・・・「青い目をした会長さん」
二、桂よね吉・・・・・・「蛸芝居」
仲入り
三、笑福亭鶴二・・・・・「御神酒徳利」
三味線・・・・はやしや薫子



終演後の抽選会とご挨拶。


お楽しみの、はり重さんのお弁当、美味しおます。

次回の、第16回 道頓堀はり重寄席、は
5月27日(日)12:00開演
笑福亭仁智さん、新内枝幸太夫さん、笑福亭大智さんのご出演。
楽しみですな。






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