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内田洋子さんのエッセイ。今回は自宅のあるミラノだけではなく、ジェノヴァ、リグリアの山側、ヴェネツィア、サルデーニャ島、いろんな土地でのお話、そしてすべて猫か犬が登場。当たり前だがイタリアの猫も犬もどこかイタリアっぽい、飼い主に似るというがイタリアの家で育てられたペットは喜怒哀楽は激しく猫はさらに猫らしく、犬はさらに犬っぽい。ペットを飼う人にはそれなりの事情を抱えており、ペット達もその辺のことは重々承知の上で一緒に暮らしている。
解説で唯川恵さんが気になる一文を紹介されてますが、「犬を連れているのは飼い主のようで、実は飼い犬が人を連れて導く。犬たちの嗅覚は、飼い主自身さえ知らない心の奥底を嗅ぎ取り、似た匂いのするほうへ引いていく」・・・1月に17年間一緒に暮らした愛犬が亡くなりました、夫婦そろってペットロス状態、次の出会いをどうしようかともっか思案しております。
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