ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために~幡野広志

2024-03-21 07:07:07 | 本の少し
 ☆☆☆☆☆

「死とはなにか?」を突き詰めると「生きるとはどういうことか?」にたどり着いた作者。写真家、幡野広志さんのエッセイと軽い気持ちで読みだした本。中身は「死」。多発性骨髄腫の診断を受け余命三年と宣告された「死」について考える。

「死」を考えることの先にあったのは、「生」を考えることだった。

たとえば安楽死という選択について「死を選ぶこと」だと考えている人は多いと思う。でも、これは「生き方を選ぶこと」なのだ。自分がどのように生きたか、どのような気持ちでどのように最後を迎えたか、そういう「生き方」の問題と。

何の答えも出してはおられないが、この「死」と「生」を考える問題提議は十分、答えとすれば、すべて自分で選ぶ、自分で決めるということだけですか。

まだまだ動けるこの時に、このような本に出会えるとは、なんと幸せなことでしょう・・・。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 中華そば 紆折・姫島~2024.... | トップ | ごまめ自家製焼きそば・1120... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

本の少し」カテゴリの最新記事