ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

2019年・ごまめの落語・・・BEST30

2019-12-31 05:06:07 | 年間BEST・・・・
2019年・ごまめの落語・・・BEST30

今年もなかなか行けず、都合39回・170演目の落語などと出会い。
近くの落語会が多く、「呂好勉強会」「アーバン落語in堺筋本町」「ヴィアーレ」
「和泉ワンコイン」など・・・でも、東京の「圓朝祭」へ鶴二さん追いかけて、応援に。
今年は、松之丞さん、三回七演目、勢いのある芸はよろしおます
来年は、伯山襲名。

例年のごとく、一人の噺家さん、ベスト、一演目にしております。

1、笑福亭鶴二、「女の子別れ」・・・(7・14)〜圓朝祭・二日目

最高、最高、最高の高座。  東京の大舞台の高座。
緊張の分だけ、鶴二さんの落語は締って、爆発。
これほど本格的な落語やる噺家、大阪に、笑福亭におられるとは
東京の方、びっくりでおますやろ。

2、柳家権太楼、「心眼」・・・(7・14)〜圓朝祭・二日目
良かったですな、権太郎さんの「心眼」。
目が見えないとみえるもの、目が見えると逆にみえないもの。
人のこころとは、いかに卑しいものか・・・・・・。

3、神田松之丞、「安兵衛の掛け付け、婿入り」・・・(8・18)〜松之丞独演会

今年、たくさん聴いた中での一番はこれ。
安兵衛の掛け付けと婿入りをくっつけて長編に・・・勢いと笑いがあって好き。


4、笑福亭生喬、「百年目」・・・(5・6)〜リスペクト兄弟会

よろしおましたな、師匠のを彷彿させる生喬さんの「百年目」。
旦那の云われ、栴檀のくだりでキマリですな。


5、桂南天、「いたりきたり」・・・(5・4)〜南天・雀喜の奉天落語会

d大師匠、枝雀さんの作。「ねがったり、かなったり」
哲学的なこんなとこ、好きですな。

6、ナオユキ、「スタンダップ・コメディ」・・・(4・14)〜わもん寄席

あのナオユキさんの“つぶやき”を40分も聴けるなんて、幸せの限り・・・。

7、桂雀太、「代書」・・・(3・10)〜質屋寄席

今、「代書」といえば、雀太さん。三代目、枝雀さんとも違う。
上手な落語より笑える落語とは、雀太落語の真髄ですな。


8、柳家喬太郎、「紙入れ」・・・(6・9)〜柳家喬太郎独演会

喬太郎さんの女将さん、色っぽい。いやらしい妖艶さ。
これぐらいの官能さなければ・・・「ねぇ、新さん〜」。

9、柳家三三、「お血脈」・・・(7・14)〜圓朝祭・二日目

筋があって無いような噺。
噺家の実力、センスが発揮された三三さんの「お血脈」


10、桂九雀、「茶の湯」・・・(1・31)〜アーバン寄席in堺筋本町

良かったですな、九雀さんの「茶の湯」。古典を継承しながらモダンに味付け。
スマートに笑いのセンスを加えていく。

11、笑福亭松喬、「抜け雀」・・・(5・6)〜リスペクト兄弟会

先代松喬さんのDNAが形違えど随所に伝わってくる芸。

12、笑福亭呂好、「箒屋娘」・・・(12・21)〜呂好辞苑①

呂好さんのニンにあっている。登場人物のキャラが活き活きと輝いている。
呂好さんも、キラキラ輝いている。

13、桂吉弥、「試し酒」・・・(9・16)〜ヴィアーレ落語会

吉弥さんの権助さん、良かったですな。呑むところの仕草、
丁寧にやればやるほど、噺が締まりますな。


14、桂雀五郎、「けげんしゃ茶屋」・・・(11・27)〜船場で落語

この嫌味な噺。雀五郎さんならではの、さじ加減味加減、よろしいな。



15、桂文華、「井戸の茶碗」・・・(2・25)〜船場寄席

一本気な文華さんと相まって、気持ちよくできればこう生きたいと思う噺。
よろしいな文華さん。


16,桃月庵白酒、「馬の田楽」・・・(3・12)〜鈴本演芸場三月中席

声のメリハリ、言い回し、風格あるが滑稽さもたっぷり。


17、桂坊枝、「天王寺詣り」・・・(3・10)〜質屋寄席

よろしいな。天王寺さんのガイドブックでおます。お彼岸の一席。


18、柳亭市馬、「道具屋」・・・(7・11)

大看板の真打さんが、間の出番で。15分ですが、噺のおもしろさは凝縮。
こんな雰囲気が、定席寄席のおもしろさですな。


19、笑福亭呂鶴、「三人上戸」・・・(12・21)〜呂好辞苑①
弟子の晴れ舞台、ゲストの師匠も嬉しそう。
弟子には、まだまだ負けられんと元気いっぱいの高座。


20、桂千朝、「鹿政談」・・・(4・29)〜ヴィアーレ落語会

三都の名物、奈良の名所から奈良の早起きの長いマクラから、
米朝一門の格調高い「鹿政談」へ。



21、松旭斎天蝶、「浮かれの蝶」・・・(2・24)〜笑福亭鶴二独演会

手品の名門「婦天斎」のお家芸「浮かれの蝶」。
良いもの、本物は、感動を生みますな。


22、桂雀三郎、「野崎詣り」・・・(4・29)〜ビアーレ落語会

三代目とは違った、雀三郎さんの味付けたっぷりの「野崎詣り」
違うアングルで撮った映画みたいでおます。


23、笑福亭伯枝、「へっつい盗人」・・・(8.17)

泥棒に出るまでのくだり、たっぷりと。
病み上がりの伯枝さん、お身体、お大事に・・・・。


24、笑福亭銀瓶、「宿題」・・・(10・14)〜ロコウ・モーション

今や多くの方が手がける「宿題」。
銀瓶さんの十八番というべきおもしろさですな。


25、桂米團治、「稽古屋」・・・(4・29)〜ビアーレ落語会

日本舞踊の仕草たっぷり入っての見ごたえたっぷりの独特の「稽古屋」に。


26、音助、「権助の芝居」・・・(7・14)〜圓朝祭・二日目

圓朝祭の開口一番を任されるぐらいの上手さ、充実の高座。
初めての演者、初めての演目、との出会い、よろしいな。


27、林家菊丸、「湯屋番」・・・(7・29)

今年、話題の吉本興行所属の菊丸さん。この日も会社との面談があったそう。
吉本で一押しの落語家さん、実力発揮ですな。


28、英華、「女道楽」・・・(12・21)〜呂好辞苑①

どんと節から最後は踊りの「かっぽれ」を・・・。
色っぽいし、いつまでもお若く、お洒落ですな。


29、桂華紋、「ふぐ鍋」・・・(3・10)〜質屋寄席

華紋さんの十八番、上手いの一言。嫌味がなくさらりとしているが、
滋味のある味。  師匠の良いとこ、盗んでますな。


30、笑福亭智丸、「西行・鼓ヶ滝」・・・(12・21)〜呂好辞苑①

よろしおましたで。詩人疋田龍之介さんらしい、和歌にまつわる一席。

今年、一年、“ごまめ〜の〜いちょかみ”をご覧いただきありがとうございました。
来年も、いっちょかみ、らしく、“落語”、“読書”、“うどん”
そして“暇活”として、更に色んなものにいっちょかみしようと思っています。

来年の、初笑いは1月5日繁昌亭“らくごなう”の予定です。


皆様、良いお年をお迎えください。

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