・・・・・・・・・・・ついに四回目・・・めざせ・四天王の会・・・・・・・
各一門の、実力派が対決。
春團冶師匠の「代書屋」、松鶴師匠の「高津の富」
米朝師匠の「千両みかん」、文枝師匠の「饅頭こわい」を
越えることができるのか。興味深々、期待は膨らみますな。
梅団治さんの代書屋と、鶴二さんの高津の富、最高のでき、
四天王に近づいたお二人でおました。
詳細は順不同で・・・・・・。
五、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・・「高津の富」
鶴二さんの「高津の富」・・最高の舞台でしなた。
・・・いつにもまして、笑いと感動が同時におこる。
特に、主人公が、宿屋の亭主に、田舎での金持ぶりを喋るくだり、
言い終った後の「あはぁ・・あはぁ・・あはぁ・・・・・・・・あはぁ」と、
「うぇっ」という亭主の驚きに、今回の「高津の富」集大成をみたり。
パワー全快で、私の好きな「笑福亭の骨太感」に大満足でおます。
お囃子の入った、「紙屑屋」、「稽古屋」、や「口入屋」でみせる
指先まで神経の行届いた、女性ぽい、はんなり感。
喋りだけでみせる「野ざらし」、「延陽伯」、そして「高津の富」の
男くささの骨太感。
まさに、血液型、AB、そのままの両極使いを大いに活かしてますな。
そして、どちらも、超逸品なのが、これまた、にくおますな。
今日の「高津の富」を聴いて、
いづれおとずれるであろう、鶴二さんの「らくだ」が、楽しみですな。
サゲのあと、思わず叫びたくなりました。
(本日の鶴二さんの高津の富)
・・・・・・・・「大当たり」・・・・・・・・。
二、桂梅団冶・・・・・・・・・・・・・・・・・「代書屋」
これお聞いて、春團冶師匠の下へ入門したという「代書屋」
最初は、道頓堀アワーか、土曜日の昼間のテレビを見て笑い。
当時、小学生だったとか。幼い時の影響力は凄いですな。
はなしぶりは、間といい、科白といい、春團冶と違わず、
笑いのツボも同じ。
唯一違うのは、学歴はと尋ねられ、「ルイレキ」との返答を、
大きな火事あとで積んでました、それは「ガレキ」やと
現代で解る言葉に、置き換えていたぐらい。
最後は、68個のぼた餅、食べて表彰されましてん。
「そんなこと、書けるか」、お馴染みの代書屋でございます。では無く。
、
続いて、「書いて貰わんと困りますねん」
「今度、私は饅頭屋で働きます」
「そこの大将曰く、甘いもん好きな人がええ」のさげ。
「お馴染みの代書屋でございます」の最後のかっこよい科白は、
師匠の為に残して有るような高座でおました
三、桂米平・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「千両みかん」
マクラで、長距離列車の中で、冷たい水が飲みたいと、
何度も車掌にワイロでご婦人がご賞味するが、実は・・・・・・と、
客もドンビキする、ブラックユーモア。・・・・・何でまた。
はりつけを怖がるシーンももうひとつ。
みかん問屋のお金を取るという動機ももうひとつ。
千両の値決めも、もうひとつ。
米朝師匠とか米二さんとかの、
特級の品格のある「千両みかん」ではなく
笑いの少ない、水っぽい「千両みかん」でおましたな。
四、桂枝光・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「饅頭こわい」
上方落語界の、本名、えなりかずき。
マクラは、速射砲のごとく、次から次と出てくる、
すべて、吉本の舞台での、日々の成果か。
好きなもの、「酒」、「おなご」、「レンコンの天ぷら」、「きんぴらごぼう」
「めん類ではぼた餅」、「丼鉢」、「おぼろ月夜」、「乳ぼうろ」・・・。
嫌いなもの。「へび」、「めめず」、「なめくじ」、「でんでん虫」
「アリ」、「象」、おやっさんのこわいもので、「農人橋の身投女」
たっぷりの、饅頭こわいだが、饅頭買い求めて来た饅頭に
ひとつひとつの解説が欲しい。
それと、もっと饅頭、羽二重餅、最中、食べ違いを是非見せて欲しい。
やはりこれは、甘党の三喬さんに軍配ありでっか。
でも、連れのK本さんは、面白いの大絶賛でおました。
一、笑福亭喬若・・・・・・・・・・・・・・・「道具屋」
今や中堅ともいえる喬若さんの、開口一番。
上手さを、愉しみながらちょろ出しして、演じている。
ベテランの落語会だけに、胸を借りるとはこういうことか。
御自分が主催のザビエル寄席などの、
気負いとか肩に力の入った高座とは違い
のびのび感が、とっても良かったでっせ。
名ビラのめくりの時の、顔も良かったでっせ。
次回は2010年1月中旬 予定ですが未定。
是非、各四天王の十八番を持寄りして、継続してほしいですな。
めざせ・四天王の会・・十八番に挑戦・・
2009年6月16日(火)午後6:30開演
天満天神繁昌亭
一、笑福亭喬若・・・・・・・・・・・・・・・「道具屋」
二、桂梅団冶・・・・・・・・・・・・・・・・・「代書屋」
三、桂米平・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「千両みかん」
仲入り
四、桂枝光・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「饅頭こわい」
五、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・・「高津の富」
次回2010年1月中旬 予定。
09-42-185
各一門の、実力派が対決。
春團冶師匠の「代書屋」、松鶴師匠の「高津の富」
米朝師匠の「千両みかん」、文枝師匠の「饅頭こわい」を
越えることができるのか。興味深々、期待は膨らみますな。
梅団治さんの代書屋と、鶴二さんの高津の富、最高のでき、
四天王に近づいたお二人でおました。
詳細は順不同で・・・・・・。
五、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・・「高津の富」
鶴二さんの「高津の富」・・最高の舞台でしなた。
・・・いつにもまして、笑いと感動が同時におこる。
特に、主人公が、宿屋の亭主に、田舎での金持ぶりを喋るくだり、
言い終った後の「あはぁ・・あはぁ・・あはぁ・・・・・・・・あはぁ」と、
「うぇっ」という亭主の驚きに、今回の「高津の富」集大成をみたり。
パワー全快で、私の好きな「笑福亭の骨太感」に大満足でおます。
お囃子の入った、「紙屑屋」、「稽古屋」、や「口入屋」でみせる
指先まで神経の行届いた、女性ぽい、はんなり感。
喋りだけでみせる「野ざらし」、「延陽伯」、そして「高津の富」の
男くささの骨太感。
まさに、血液型、AB、そのままの両極使いを大いに活かしてますな。
そして、どちらも、超逸品なのが、これまた、にくおますな。
今日の「高津の富」を聴いて、
いづれおとずれるであろう、鶴二さんの「らくだ」が、楽しみですな。
サゲのあと、思わず叫びたくなりました。
(本日の鶴二さんの高津の富)
・・・・・・・・「大当たり」・・・・・・・・。
二、桂梅団冶・・・・・・・・・・・・・・・・・「代書屋」
これお聞いて、春團冶師匠の下へ入門したという「代書屋」
最初は、道頓堀アワーか、土曜日の昼間のテレビを見て笑い。
当時、小学生だったとか。幼い時の影響力は凄いですな。
はなしぶりは、間といい、科白といい、春團冶と違わず、
笑いのツボも同じ。
唯一違うのは、学歴はと尋ねられ、「ルイレキ」との返答を、
大きな火事あとで積んでました、それは「ガレキ」やと
現代で解る言葉に、置き換えていたぐらい。
最後は、68個のぼた餅、食べて表彰されましてん。
「そんなこと、書けるか」、お馴染みの代書屋でございます。では無く。
、
続いて、「書いて貰わんと困りますねん」
「今度、私は饅頭屋で働きます」
「そこの大将曰く、甘いもん好きな人がええ」のさげ。
「お馴染みの代書屋でございます」の最後のかっこよい科白は、
師匠の為に残して有るような高座でおました
三、桂米平・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「千両みかん」
マクラで、長距離列車の中で、冷たい水が飲みたいと、
何度も車掌にワイロでご婦人がご賞味するが、実は・・・・・・と、
客もドンビキする、ブラックユーモア。・・・・・何でまた。
はりつけを怖がるシーンももうひとつ。
みかん問屋のお金を取るという動機ももうひとつ。
千両の値決めも、もうひとつ。
米朝師匠とか米二さんとかの、
特級の品格のある「千両みかん」ではなく
笑いの少ない、水っぽい「千両みかん」でおましたな。
四、桂枝光・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「饅頭こわい」
上方落語界の、本名、えなりかずき。
マクラは、速射砲のごとく、次から次と出てくる、
すべて、吉本の舞台での、日々の成果か。
好きなもの、「酒」、「おなご」、「レンコンの天ぷら」、「きんぴらごぼう」
「めん類ではぼた餅」、「丼鉢」、「おぼろ月夜」、「乳ぼうろ」・・・。
嫌いなもの。「へび」、「めめず」、「なめくじ」、「でんでん虫」
「アリ」、「象」、おやっさんのこわいもので、「農人橋の身投女」
たっぷりの、饅頭こわいだが、饅頭買い求めて来た饅頭に
ひとつひとつの解説が欲しい。
それと、もっと饅頭、羽二重餅、最中、食べ違いを是非見せて欲しい。
やはりこれは、甘党の三喬さんに軍配ありでっか。
でも、連れのK本さんは、面白いの大絶賛でおました。
一、笑福亭喬若・・・・・・・・・・・・・・・「道具屋」
今や中堅ともいえる喬若さんの、開口一番。
上手さを、愉しみながらちょろ出しして、演じている。
ベテランの落語会だけに、胸を借りるとはこういうことか。
御自分が主催のザビエル寄席などの、
気負いとか肩に力の入った高座とは違い
のびのび感が、とっても良かったでっせ。
名ビラのめくりの時の、顔も良かったでっせ。
次回は2010年1月中旬 予定ですが未定。
是非、各四天王の十八番を持寄りして、継続してほしいですな。
めざせ・四天王の会・・十八番に挑戦・・
2009年6月16日(火)午後6:30開演
天満天神繁昌亭
一、笑福亭喬若・・・・・・・・・・・・・・・「道具屋」
二、桂梅団冶・・・・・・・・・・・・・・・・・「代書屋」
三、桂米平・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「千両みかん」
仲入り
四、桂枝光・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「饅頭こわい」
五、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・・「高津の富」
次回2010年1月中旬 予定。
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