
せんしゅう亭~桂春蝶の会~2023.12.03
良かったですな、春蝶さんの「立ち切れ線香」。
一、桂春蝶・・・・・挨拶と「世帯念仏」
慶治朗さんがこの前の“NHK新人落語大賞”で見事大賞受賞なので、単に前座扱いしては失礼でゲストとしてで、今回は春蝶さん自身が前座で出てこられてご挨拶。この細やかな気遣い、粋ですな。
そして、短めの落語と「世帯念仏」、それも現代風に置き換えての軽いタッチで面白く、客席を温めて・・慶治郎さんへ。
ニ、桂慶治朗・・・「いらち俥」
いまや、上方落語会では時の人の慶治朗さん。落語はもちろん、大賞受賞の「いらち俥」。オチも変えながらコンテストようにコンパクトにされているが、随所に慶治郎の冴えが見えて好演。二葉ちゃんに続いてどんどん、上方にスター誕生ですな。
三、笑福亭由瓶・・「転宅」
入門25年目の熱血、丹波が生んだスターの由瓶さんの登場。でも熱いですな、暑苦しいですな。それもこの頃それがキャラになって、細やかなところは気にせずにどんどん進めるブルトザー落語。既にされてるかもしれませんが、笑福亭っぽい「高津の富」とか「次の御用日」聞いてみたいですな。
四、桂春蝶・・・・「立ち切れ線香」
45分の長講。照明を落としてじっくりの聞かせてくれる「たちきれ」。最後は糸が切れるのではなく、唄が途切れる。「芝浜」「明鳥」そして「たちきれ」とこの年末のせんしゅう亭で秀逸の落語をご披露していただく春蝶さん。来春には「中村仲蔵」をこの浪切でと、ますます充実の高座が続く春蝶さんでおますな。
せんしゅう亭~桂春蝶の会~
2023年12月3日午後2:00開演
南海浪切ホール
一、桂春蝶・・・・・挨拶と「世帯念仏」
ニ、桂慶次郎・・・「いらち俥」
三、笑福亭由瓶・・「転宅」
四、桂春蝶・・・・「立ち切れ線香」





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