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ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

ごまめ自家製うどん・507~2022.01.03

2022-01-03 13:13:13 | うどん・蕎麦・そうめん
ごまめ自家製うどん・507~2022.01.03

“きざみうどん”


ついに、普段のおうどんに近づいてきましたな。ちょっとおしゃれに薄揚げをカリりと焼いて水菜と正月用の蒲鉾と、そして京風に黒七味をかける。あっさりとしたした中に、どこか新春の匂いがちょっぴり漂う一杯になりました。
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思いがけず利他~中島岳志

2022-01-03 06:06:06 | 本の少し
 ☆☆☆☆

コロナ危機によって、「利他」への関心が高まっています。ただし「利他」には様々の困難が伴います。偽善、負債、支配、利己性・・・。自己責任論が蔓延し、人間を生産性によって価値づける社会を打破する契機が訪れています。

今までの視点以外から物事を考える、「幻との付き合い方」「狐にだまされている」、健康な人でも幻視は存在します。主格を尊重する近代では、「幻」は「病」と捉え、その人を「患者」として社会から排除してきました。
料理家の土井善治さんも、「おいしいもの」を人間が作るという考えを否定し、「おいしさ」はやって来るもので「ご褒美」であると・・・。
そして、「ふいに」「ふと」「はたと」「やにわに」「たまさか」・・・この日本語の語彙の多さに、利他的世界と密着していると・・・。
また今の日本には、自己責任論という魔物が棲みついていると。菅義偉内閣は正々堂々と「共助」「公助」よりも「自助」を先に揚げ、自己責任を原則とした方針を示しました。コロナ禍において、基本的には国民任せになっています。
「利他」と「利己」、相反するようで、動機づけなので微妙にからみあっていると・・・。

この本、東京工業大学未来の人類研究センターの「利他プロジェクト」を進める過程で書かれたもの、新年に考えさせられる本から読み始めましたで。


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