継ぐこと・伝えること (京都芸術センター叢書) | |
クリエーター情報なし | |
京都芸術センター |
☆☆☆☆
この本は、京都芸術センターが開設当初より開催されている伝統芸能や文化を紹介する
プログラムを書籍にまとめたものです。(50回記念の発刊みたいですが)
第一回の、井上三千代さんの“京舞・能”にはじまり、“狂言”“地唄・筝曲」”
“長唄・常磐津”“小唄”“謡曲”“女義太夫”“室町歌謡”“箏・三弦・地唄”
“寄席囃子”“沖縄の唄・三線”“雅楽”“筑前琵琶”“細棹・中棹・太棹”
“能囃子”“京舞”“歌舞伎舞踊”“文楽”“浪曲”“仏教音楽”“講談”
“浄瑠璃”“落語”“清元”“宝塚歌劇”“活動弁士”など多芸も多芸、
最近では“宝生流×金剛流くらべてみる能の世界“とか
“胡弓とヴァイオリンのくらべて聴く弦の世界”など、興味ある企画が続く。
皆さん共通しておっしゃることに「空間」がある。
刻一刻と変化し、濃度の濃いところと薄いところができる。
その隙間に身体が入っていく、すなわち同化する。
落語会でも、そのときそのときの会場の空気、微妙な違いの間が感じられます。
それが、噺家さんの話で埋まっていきます。
コンサートでもしかり、最初になった音はやはりカラッポの中に音の塊が
それがみるみるまに埋まっていく瞬間は、いつも快感です。
ただ、残念なのは、“落語”“浪曲”“講談”の対談、鼎談、等がないこと。
身近にあるものなら、逆に更に深く理解できたのではないかと・・・。
でも、「京都芸術センター」さん、良い仕事されていますな・・・・。
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