・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・お初天神本殿・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
生まれ故郷の梅新のお初天神での落語会。
一、桂そうば・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「強情」
そうばさん、師匠ざこばさんの「強情」を聴いて感動。
落語界に入るなら、このひとの下へと思ったネタ。
噺は、強情というより、一本木な男たちが集まる。
すべてが、相手の立場を考えるより、自分の信条を優先する。
まあ、それを強情というのか。
惚れたネタだけに、勢いあっておもしろいが
今だ、九州なまりは消えず、直そうとしないのは、
これは、そうばさんの「強情」の表れか。
二、こごろう・・・・・・・・・・・・・・・・・・「世帯念仏」
今回は、ハガキを止めて、メールでご案内させてもらいましたと。
正直、DM、ハガキでのご案内は手間とお金がかかりますので。
本日のプログラムは、家でつくりましたが、
家のプリンターが、いたってガサツで仕事が荒いと、
プリントの実演で、ひとくだり笑わす。
自分はいたって、集中力が無くて、困っていますと。
今日も、着物を入れて、タオルをいれとこと思って洗面所ヘ行くと
先に歯を磨こうと、ああその前に、昨日のきんつば食べとこう、
そやったら、コーヒーでも入れて一緒に・・・。
ああ、しやわせやな・・またコーヒーときんつば・・意外と合うな。
豆と豆やからかな、小一時間経ってるのに、今だタオルは準備できず
ほのぼの日記風で、よろしいな。
噺は、念仏しながら、家のこまごました事に、気が散る。
こごろうさん、演りながら、いたって楽しそう。
最後は、ドジョウを鍋に入れて殺生をしながら、
お念仏で極楽往生を唱える。いやはや、庶民にとっての仏とは・・。
こごろうさんの面白味は、突然入る、蚊を捕るしぐさ、
ごきぶりを撃退するしぐさ・・
この突然・・計算されたアドリブ感に、たまらなくはまる。
マクラ良し、ねごごち悪しのこごろうさんの落語は、緊張の連続だ。
これは、誉め言葉のつもりでおます。
三、都んぼ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「真田小僧」
都んぼさん、得意のネタ。
子供の、この先聞きたい、だったらこずかい頂戴と、
父親から、こずかいを1銭、2銭、3銭と巻き上げる。
本来、このあとの、真田幸村のくだりがあってはじめて
「真田小僧」の成立。・・大ネタに進化させるべく、
最後のくだりまで、一度聴いてみたい。
ただこのネタ聴く度に、子供の無邪気さよりも、
くどさが鼻につくように感じるのは私だけか。
もっと、自然体で笑いたい、笑いの強制は辛い。
今後は、都んぼさん、米紫襲名を機会に、
しっとりした噺をどう演じるのか期待しますな。
四、こごろう・・・・・・・・・・・・・・・・・・「くしゃみ講釈」
最初の、講釈場ができたくだりで、
講釈師は何事も大げさで自慢げに語ると。
例えば、鋳掛け屋が軍艦の注文を取ってきたような、
散髪屋が大仏の頭を刈るような、じっくり考えれば
解ったような解らないたとえを、ほり込む。
このセンス、好きですな。
しかし、こごろうさんの講釈。「はくしょん、チクショウ」ですが
この頃講釈の部分割愛気味に演じる人が多い中、立派に講釈を語る
そして、八百屋でコショウを買う際の覗きからくりも本格的に語る。
あちらこちらに、笑いのクスグリを入れるのが大好きだが、
基礎の部分がきっちりと演じられるので、本質は見失わない。
こごろうさんの素晴らしいところ。
草書ではなく、楷書で見せて頂いた、「くしゃみ講釈」でおました。
何を聴いても、こごろうシェフの隠し味はありますな。
お初天神こごろうの会
2009年5月28日(木)午後7:00開演
お初天神(露ノ天神社)参集殿
一、そうば・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「強情」
二、こごろう・・・・・・・・・・・・・・・・・・「世帯念仏」
三、都んぼ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「真田小僧」
四、こごろう・・・・・・・・・・・・・・・・・・「くしゃみ講釈」
(こごろうさんのプログラムにも書いていましたが、
演者の名前の中で漢字が「都」一文字だけです。
09-39-174
生まれ故郷の梅新のお初天神での落語会。
一、桂そうば・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「強情」
そうばさん、師匠ざこばさんの「強情」を聴いて感動。
落語界に入るなら、このひとの下へと思ったネタ。
噺は、強情というより、一本木な男たちが集まる。
すべてが、相手の立場を考えるより、自分の信条を優先する。
まあ、それを強情というのか。
惚れたネタだけに、勢いあっておもしろいが
今だ、九州なまりは消えず、直そうとしないのは、
これは、そうばさんの「強情」の表れか。
二、こごろう・・・・・・・・・・・・・・・・・・「世帯念仏」
今回は、ハガキを止めて、メールでご案内させてもらいましたと。
正直、DM、ハガキでのご案内は手間とお金がかかりますので。
本日のプログラムは、家でつくりましたが、
家のプリンターが、いたってガサツで仕事が荒いと、
プリントの実演で、ひとくだり笑わす。
自分はいたって、集中力が無くて、困っていますと。
今日も、着物を入れて、タオルをいれとこと思って洗面所ヘ行くと
先に歯を磨こうと、ああその前に、昨日のきんつば食べとこう、
そやったら、コーヒーでも入れて一緒に・・・。
ああ、しやわせやな・・またコーヒーときんつば・・意外と合うな。
豆と豆やからかな、小一時間経ってるのに、今だタオルは準備できず
ほのぼの日記風で、よろしいな。
噺は、念仏しながら、家のこまごました事に、気が散る。
こごろうさん、演りながら、いたって楽しそう。
最後は、ドジョウを鍋に入れて殺生をしながら、
お念仏で極楽往生を唱える。いやはや、庶民にとっての仏とは・・。
こごろうさんの面白味は、突然入る、蚊を捕るしぐさ、
ごきぶりを撃退するしぐさ・・
この突然・・計算されたアドリブ感に、たまらなくはまる。
マクラ良し、ねごごち悪しのこごろうさんの落語は、緊張の連続だ。
これは、誉め言葉のつもりでおます。
三、都んぼ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「真田小僧」
都んぼさん、得意のネタ。
子供の、この先聞きたい、だったらこずかい頂戴と、
父親から、こずかいを1銭、2銭、3銭と巻き上げる。
本来、このあとの、真田幸村のくだりがあってはじめて
「真田小僧」の成立。・・大ネタに進化させるべく、
最後のくだりまで、一度聴いてみたい。
ただこのネタ聴く度に、子供の無邪気さよりも、
くどさが鼻につくように感じるのは私だけか。
もっと、自然体で笑いたい、笑いの強制は辛い。
今後は、都んぼさん、米紫襲名を機会に、
しっとりした噺をどう演じるのか期待しますな。
四、こごろう・・・・・・・・・・・・・・・・・・「くしゃみ講釈」
最初の、講釈場ができたくだりで、
講釈師は何事も大げさで自慢げに語ると。
例えば、鋳掛け屋が軍艦の注文を取ってきたような、
散髪屋が大仏の頭を刈るような、じっくり考えれば
解ったような解らないたとえを、ほり込む。
このセンス、好きですな。
しかし、こごろうさんの講釈。「はくしょん、チクショウ」ですが
この頃講釈の部分割愛気味に演じる人が多い中、立派に講釈を語る
そして、八百屋でコショウを買う際の覗きからくりも本格的に語る。
あちらこちらに、笑いのクスグリを入れるのが大好きだが、
基礎の部分がきっちりと演じられるので、本質は見失わない。
こごろうさんの素晴らしいところ。
草書ではなく、楷書で見せて頂いた、「くしゃみ講釈」でおました。
何を聴いても、こごろうシェフの隠し味はありますな。
お初天神こごろうの会
2009年5月28日(木)午後7:00開演
お初天神(露ノ天神社)参集殿
一、そうば・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「強情」
二、こごろう・・・・・・・・・・・・・・・・・・「世帯念仏」
三、都んぼ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「真田小僧」
四、こごろう・・・・・・・・・・・・・・・・・・「くしゃみ講釈」
(こごろうさんのプログラムにも書いていましたが、
演者の名前の中で漢字が「都」一文字だけです。
09-39-174