これまた、新幸さんの十八番「金明竹」。本格的でありながら、どこか新鮮さを感じさせる新幸さん。早く師匠直伝の大ネタ聴きたいもんですな。
これまた、新幸さんの十八番「金明竹」。本格的でありながら、どこか新鮮さを感じさせる新幸さん。早く師匠直伝の大ネタ聴きたいもんですな。
今年も「ごまめのうた」歌詞を掲載させて頂きます。
ごまめのうた
島田陽子
いつかて いっしょに あそびたい
にいちゃんたちに ついてくねん
さっさとしいや ほっとくで
しかられたって へいきやねん
ごまめで いれてくれるねん
ごまめ ごまめ うれしいごまめ
ちいさい子かて なかまやねん
いつかて いっしょに あそびたい
にいちゃんたちは おこらへん
とっととしたかて おそいのン
しゃあないいうて まってるねん
ごまめやさかい かまへんねん
ごまめ ごまめ うれしいごまめ
ちいさい子かて なかまやねん
宗論みたいに各宗派のお題目が次々でてくる。抹香臭いのは結構苦手なので、なぜか馴染めない一席。でも古典と創作、両方こなす上方落語の両刀使いの智丸さんに大いに期待でおますな。
小梅さんの明石での初高座も確か「平林」だったような。もう11年になるんですね。ますます、師匠に似てきた小梅さんでおました。
「今日は北野田から、北野田に来たのだ」のキャッチフレーズで北野田出身の瑞さんの登場。10月30日開催の北野田エンタメフェスティバルの告知もしながら、ホームグランドの強み。噺は「動物園」、可愛くてこんなネタを演じると、まだまだアイドルの匂いがプンプン。
ついに、第三クール、二年目に突入。
皆さんの新しい演目は、
人支亭白木さんが「看板の一」、ごま亭きなこさんが「あたま山」
五条亭楽園さんが「開帳の雪隠」、そして散歩亭ごまめが「狸賽」ですが、
④、2022年度・第1期(4月、5月、6月)
江戸の方も入ると出番の並び難しいですな・・・。
最初に六人全員が登場、春蝶さんが進行役で東京勢から紹介、まずは時の人笑点新メンバーに決定の宮治さんから、内定、内示は8月にあったとか。仲間にも親にも言えなったのは辛かったでしょうな。そしてやんちゃな小痴楽さん、小辰さんはこの夏に十代目扇橋さんを襲名するとか。上方も名跡襲名お願いしたいですな。上方は、おとなしめに菊丸さん、雀太さんは雪駄を忘れて一人だけスリッパで舞台に、そしてそつなくまとめられた春蝶さん。でも落語家さんが集まるのフリートークもにぎやかで楽しいもんですな。
小気味よい江戸風味の「初天神」江戸の方で最後まで聴いたことがないんですが凧あげまであるんでしょうか。でも、江戸の子供の方が生意気ですな。
これも十八番「粗忽長屋」。小痴楽さんの口調よろしいな。江戸落語って感じ、ぜひ「大工調べ」なんぞ聴いてみたいですな。
この頃よく聞くんですが新作の「貢ぐ女」。まあ、モタレの位置なんで軽めは解かるんですが、ここはやはり古典をぶつけて欲しかったですな。「癪の合薬」や「湯屋番」、「ふぐ鍋」あたりで同じ噺でもこれぐらい江戸とは違うと見せつけて欲しかったですな。
これは、江戸らしい噺「棒鱈」。それでも、東京の寄席で小里んさんと市弥さんで聞いたことのある話。この田舎侍の訛りとヘタな歌いっぷりがキモですな。明るいご陽気な高座。これからの宮治さん注目ですな。
SAYAKAホール・小ホール
五、林家菊丸・・・「貢ぐ女」
仲蔵の奥さんよろしいな、旦那を励まし、旦那を遠回しに諭す。男ってやはり認めて貰いたいという動物、それが得られないときは失意のどん底、一番近くにいる師匠であり、一番のファンである、そういう意味で良い女房でおますな。
仲蔵が芸を磨き、役の工夫をして「五段目」の斧定九郎の役作りをするところ、踊りの素養のある鶴二さん、きれいな立ち姿、かっこいいですな。「百年目」「らくだ」に続いて聞きたい大ネタまた一つ「中村仲蔵」できましたな
続けてもう一度「京の茶漬」であっても聞きたくなるのは、春若さんの落語完成度の高い証ですな。
③、笑福亭伯枝、「ざこ八」・(11.14)~笑福亭伯枝独演会
ここのところだけで、鶴さん、お糸さん、小父さん、すべての人の心情が明かされる。・・・最後の終わり方は、優しさあふれる伯枝さんらしいですな。
④、桂春蝶、「やかん」・(8.8)~笑福亭鶴二独演会
知ったかぶりするものを東京の噺家仲間では「やかん」というらしい・・・知らんけど。
⑤、桂梅團治、「井戸の茶碗」・(12.11)~大阪城歳末特大寄席
⑥、笑福亭仁智、「ハード・ラック」・(12.11)~大阪城歳末特大寄席
終わったら、隣のお嬢さんが涙ぐんでるのを見てこちらまでグッときましたな、コロナ禍で人との関りが避けられていますが、やはり心の襞にしみいる落語の世界ってよろしおますな。
⑧、笑福亭松枝、「軒付け」・(2.16)~泉州上方噺の会
⑨、桂南天、「時うどん」・(2.16)~動楽亭・昼席
⑩、柳家喬太郎、「小言幸兵衛」・(7.23)~柳家喬太郎独演会
私にとっては「芝浜」は、泣くために聴く噺で、その涙の量が良し悪しの基準になってます。まあ、歳をとると、解かっていながら涙もろくなってますな
⑬、桂南光、「鴻池の犬」・(9.23)~上方落語競演会
⑭、笑福亭松喬、「尻餅」・(12.2)~大阪城歳末特大寄席
師走にピッタリの噺をじっくりと。
⑮、桂文鹿、「おみくじ制作所」・(12.11)~大阪落語祭・お楽しみ落語会岸和田
これから初詣での季節、各神社では書き入れ時、この落語に近いおみくじや絵馬の発注、利は元にありでいろんなものの仕入れ、飾りつけの準備など、始まってるんでしょうな。
⑯、桂小春団治、「職業病」・(12.11)~大阪城歳末特大寄席
⑰、桂文三、「四人癖」・(6.27)~ラクゴリラ・25周年記念会
立川談四楼さんで、「ぼんぼん唄」というのを聞いたことがあるのですが、
呂好さんの、穏やかでしっとりとした噺よろしおますで、こんな良い落語どんどん聴かせてほしいもんでおます。
⑳、笑福亭生寿、「近日息子」・(6.27)~ラクゴリラ・25周年記念会
来年は、落語ではなく文楽で幕開けの予定です。
一年間お世話になりました、
①、11:30のTTホール(開演前)
②、18:30のTTホール(終演後)
③、6時間の長丁場の落語会
この16の落語に大喜利大会もありました。
今回の大阪落語祭りの目玉落語会、なんと6時間の超ロングラン落語会。
2,500円の落語会が4つも観れて、それでいて1,000円、十分の一の超お買い得。
COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール
一、月亭希遊・・・・「時うどん」・・希遊さん上手い、うどん旨そう。
二、桂三象・・・・・「憧れのカントリーライフ」・・三枝さんの作。
一、笑福亭智六・・・「相撲場風景」・・まれの出会い、不思議なフラ。
二、桂ひろば・・・・「真田小僧」・・見た目も落語もスラリに変身。
三、桂雀三郎・・・・「ちしゃ医者」・こんな雀さんの落語好きです。
四、桂小文枝・・・・「孝行糖」・・珍しい孝行糖、やってみな、おいしいな
ニ、桂まん我・・・・「風邪うどん」・じっくり聴かせてもらいましたで。
一、桂三河・・・・・「お忘れ物承り所」・・三枝さん作・・・。
二、桂小春團治・・・「職業病」・・小春団治さんの十八番の創作落語。
三、桂文之助・・・・「片棒」・・次男で終わってしまったのは残念。
八方チーム (三実、小梅、あおば、生寿)の勝利
小文枝チーム(愛染、治門、ちきん、咲之輔)
COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール
チケットが一枚余ったので、鶴二さんの落語仲間のB3かわさきさんにお声かけすると、ご自分は都合が悪いので奥方が代わりにとご参加、妙齢の方との落語会、こちらの方が良かったりして・・・。
今、落語講座であずきさんが稽古されてるのがこの「桃太郎」。聞きなれているだけに、仕草も含めてしっかりと聞き、見ると、やはりプロの噺家さん、発信の情報量の多さに、大感心。これだけやって、笑いというのが起きるのかと、押しの強さが見受けられる感心の一席でおました。
今や紫さんの十八番か「狼講釈」。次から次へとでたらめ講釈が出てくるところがキモ。新治さんからの「狼講釈」か、露のの十八番でおますな。
良かったですな、楽しい、たのしい一席、名作「おみくじ製作所」がようやく聞けました。おみくじ製作所にかかってくる電話の先の神社の名前が、米紫神社に、菊丸寺院、かい枝神宮、春蝶宮、三若寺院、福矢寺に吉弥大社などすべて同期の噺家さんが勢揃い、三金さんがないのがやはりさみしいですが。
これから初詣での季節、各神社では書き入れ時、この落語に近いおみくじや絵馬の発注、利は元にありでいろんなものの仕入れ、飾りつけの準備など、始まってるんでしょうな。
智丸さん、伯枝さんと立て続けに「鼓ヶ滝」、結構ネタってブームがありますな。でもここはさすが、たまさん。一味も二味も違った語り、たまさんの狂気に満ちた西行さんでおましたで。
一、桂雪鹿・・・・・「桃太郎」
小枝師匠、浪切初登場では・・・。
こんな落語会があると知って、即買いに走ったので、
二色の浜・旧紀州街道筋・御菓子舗「井上甘納豆製菓」さん。
和菓子屋さんの包み紙は、紙の厚さといい、意匠的にもピッタリ、重宝しています。
笑福亭伯枝のおもしろ落語講座・2~2021.07.17
5月15日分が、緊急事態宣言延長につき、7月31日に延期に、今回が二回目の講座。
散歩中であったり、整形外科の腰骨伸ばす機械の上では、マスク越しに遠慮しながらぶつくさと、風呂の中であったり、部屋では窓してめて近所に遠慮しながらも大声で、もう百回以上はネタ繰りって言うのを繰り返してほぼ腹に入りましたが・・人前で演るのは別物、さてどうなりますか・・でも今から、たのしみでおます。
今日はおひとりが欠席で七人が受講。演目は「初天神」がお二人、「時うどん」がお二人、「つる」、「酒の粕」、「青菜」と。
わたしは「青菜」で、キモは植木屋夫婦の仲の良さと、言葉は激しいですが割れ鍋に綴じ蓋のような関係が表現できたらと思っています。そこで嫁さんの勢い、「船弁慶」のお松か、「遊山船」のおかみさんを思って勢いよく喋っていますが。
でも伯枝さんからは、それはそれでOKですが、お屋敷の旦那さんはもっとゆっくり喋ってメリハリをと・・・全編勢いで突っ走ってしまったようで、次回はお屋敷の旦那さんと奥方の上品さを考えて喋ってみようと・・・。
それと五人の方の、お名前が決定。
散歩亭ごまめ、ごま亭きなこ、善哉亭あずき、和泉家しん吉、泉北亭ライナー、
和菓子の美味しそうな名前が続きますし、皆さん素敵なお名前でおます。
今日は、作務衣を着て、講習に。
第150回・ラクゴリラ~25周年記念公演~
25周年・150回・「ラクゴリラ」記念公演
平成三年入門の同期生四人組。今や各一門の実力中堅噺家となった、生喬、南天、文三、花丸、さんの落語会に、
人数制限ながら、満員御礼の会場に上方落語ファンが駆けつける。
桂天吾・・・・「時うどん」
南天さんのお弟子の天吾さん、しっかりとしたなかに師匠南天さんのふぁっとした空気、DNAを感じる。これからいsバラクは南天さんのクローンが見れそうで、たのしみでおますな。
桂小文三・・・「東の旅・もぎ取り」
小文三さんは、文三さんのお弟子さん。東の旅の発端ではなく、見世物小屋のもぎ取りを。師匠の明るさ、陽気さ、名一杯受けてすくすく育つんでしょうな、たのしみでおます。
笑福亭生寿・・「近日息子」
生寿さんもう入門15年とか、東京ならぼちぼち真打ち襲名の話が出るころですな。凄い「近日息子」見せて貰いました。言い間違いしてあやまらんとのくだり、すべてオリジナルでしょうか、斬新で、おもしろくて、噺のキモの部分に敢えてさらにバージョンアップに挑戦するとは・・・これは、ますます進化する生寿さんの高座、見逃したらあきまへんな。
二十五周年記念口上
25年前に同期四人ではじめた落語会。最初に文三さんが作ったチラシは赤に黒字でひどい出来、そのせいではないですが、10人か20人しか集まらない会が続きましたが、芸には精進する四人ですが、営業や特にお金には無頓着で・・そのせいか、大きなもめごともなく25年続けられてきましたと・・噺家になって三十年、そのうちこうして噺家の青春時代を一緒に過ごしてきた、同士という皆さん感慨深い面持ちでいっぱいでした。更に各一門の名看板になっていただいて、令和の新四天王になってもらいたいもんですな。
桂文三・・・・「四人癖」「持参金」
「四人癖」最高。落語の楽しさ全開ですな。変な蘊蓄ではなく、バカバカしくても、楽しい、そんな落語の原点みせてくれる文三さんの高座でおました。
笑福亭生喬・・「中学生ブルース」「稲荷の侍」
長坂賢太郎さんと小佐田定雄さんの創作落語二席。普段楷書の落語を演じてくれる生喬さん、変化球の軟投派で二席とは、やはり周りの仲間がどんな落語をするか予想できるので、遊べるんでしょうな、私にとっては普段見れない生喬さんが見れて、得した感じでおました。
林家花丸・・・「茗荷宿」「替り目」
花丸さんはめったに聴くことのない「茗荷宿」と、“ごぼう天”連呼の「替り目」、実力のある噺家さんが、ちょいと遊ぶ高座、見ていて楽しおますな。
桂南天・・・・「青菜」「三十石」
あの、植木屋が剪定しているしぐさから始まる南天さんの「青菜」。そして、どぶんちょどぶんちょと舟歌たっぷりの「三十石」、声からしての南天さんの熱演と生喬さんとの下座からの掛け合い、よろしおましたな。
まずは、200回、30周年目指して、どぶんちょどぶんちょ、でおますな。
第150回・ラクゴリラ~25周年記念公演~
2021年6月27日(日)午前11:00開演~午後4:00終演
梅田・太融寺・本坊2階
一、桂天吾・・・・「時うどん」
二、桂文三・・・・「四人癖」
三、笑福亭生喬・・「中学生ブルース」
中入り
四、桂小文三・・・「東の旅・もぎ取り」
五、桂南天・・・・「青菜」
六、林家花丸・・・「茗荷宿」
ミニミニ抽選会
中入り
二十五周年記念口上
七、笑福亭生寿・・「近日息子」
八、笑福亭生喬・・「稲荷の侍」
九、林家花丸・・・「替り目」
中入り
十、桂文三・・・・「持参金」
十一、桂南天・・・・「三十石」
三味線・・・豊田公子、はやしや香穂
太融寺さん・本堂
人数制限のゆったりとした、満員御礼の会場。
行商に来られた風喬さんの、上方落語家似顔絵ファイル
風喬さんの、上方落語家似顔絵ファイル