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ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

鶴二さん・初打席初ホームランの快挙・・イチロウの攻撃

2009-04-16 23:33:59 | 笑福亭鶴二
・・・・・・・・・・・・・・・・・プレイボール前の、雀のおやど球場・・・・・・・・・・・・・


イチロウの攻撃、二回戦に鶴二さん参戦。
雀のおやど球場、7時プレイボールに間に合うか。

遅くなりましたが、その時の感想をご報告。

ローマ字のUのごとく、壁面にへばり付く人と前三列で、
ほぼ、30人の入り。


一、桂二乗・・・・・・・・・・・・・・「七度狐」

京都の二条の四畳半に住む、二乗です。

今日寝すぎましたと、それも13時間。
昨日の夜の1時から、今日の昼過ぎ2時まで。

その間、夢を見ましたが、それがこの雀のおやどに来て、
七度狐をして、京都ヘ帰るところで目が覚めた。
うとうとしていると、またこの雀のおやどに来て
七度狐そして帰る・・・・・・・・・なんと四回も夢見て。
すべて、七度狐で、既に京都、大阪間、四往復してますと。

今まさに「七度狐」をやりますが、五回目の夢ではありませんな。

二乗さん、声にハリがあり、通りも良く、聴きやすい。
イモリの替りに、ウーパールーパーが入った、べちょたれ雑炊。

噛みもせず、間違いもなく、何の落度も無いのだが、
でも、全般にあっさり目。喜六がかしこ過ぎるのか。

清八との、じゃれあう仲の良さが少ないのか。
二乗さんの真面目さか、・・・山道やお寺での情景がボケル。

でも、まだネタおろし直後とか、練れば練るほどおもしろくなる噺。
二乗さん、二回目、三回目の七度狐との、出逢い期待してまっせ。


二、林家市楼・・・・・・・・・・・・「市民税」

市楼さん、私はお祖父ちゃんも親父も噺家で、
実は、自分で言うのも何ですが、サラブレッドです。

今日の「市民税」、祖父の三代目染語楼の作。
税金を取りに来た、市の職員を追い返す、現代版、掛取り。

亭主が死んだ事にして泣いて断わる、おかみさん。

次は、猪熊虎五郎という男が、カツラをつけ、化粧して、
気持悪さで、追い返す。

ガラス戸を割らして、1200円弁償させ、税金チャラにさせたうえ
残りの500円を置いていかすヤカラ。

最後は、首吊りをしようとして、同情させて追い返すお婆ちゃん。

個人の権利、我儘が横行している現在、市の職員が家を訪問して
集めるなんて、何年かかっても到底無理なご時世・・・・。

自動振込み、自動引き落としで、今や、人とのコミュニケーションで
起こる、摩擦も駆け引きも、そして笑いも、欠落してますな。

まあ、あるとすれば、「オレオレ詐欺」とか「定額給付金」などに
不謹慎ですが、騙す、騙されの中に、笑いのネタはあるみたいですな。


三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・「天狗裁き」


鶴二さん、イチロウの会で、初打席、初ホームランの快挙。
「天狗裁き」ネタおろしを感じさせない、完璧なる一打。

メジャーのイチローは、今日復帰後、いきなり満塁ホームラン。
安打数も、3085本で、張本さんの日本記録に並ぶ。
でも、ユニフォームの背番号が、42.
大事な日なのに、永遠に記録に残るのに、51、残念。

噺は、最高。「友達」、「大家」、「奉行」、「天狗」と各人、
立場上分かったような話をするが、夢の話に興味シンシン。

ほんと、喧嘩の原因は些細なことながら、
その後の態度、対応で、話はややこしくなる。

この噺のおもしろさは、酒無くして、
人間のさががでているところだが

それを、鶴二さん、各人のセリフの違い以上に
しぐさと、そして目線で、見事に演じ分ける。・・・・よう、名人。

チラシには、お楽しみと書いてあったので、先週に続いて
「隣の桜」だったらと危惧していたが(我儘なファンまるだしでおます)
ほんと大当たり、ネタおろし直後の「天狗裁き」に出逢えるとは、幸せ。

でも、鶴二さんの打席に、ハズレ無し。

鶴二さんの、「お楽しみ」は、心から楽しみにして間違いありませんで。


四、林家市楼・・・・・・・・・・・・「おごろもち盗人」

これが、イチロウさんの本日のネタおろし。

この、おごろもち盗人、見台置いてする人もありますが、
あえて見台なしで、前かがみで床に肘をつくので、結構辛い。
体勢より、お腹の贅肉がつかえて、辛いと。

今日も、長居公園の周りを6Kmぐらい走って、
風呂で汗を流してきましたが、新陳代謝が良いのか、
今だ汗がひかず、楽屋は今クーラーは18℃で設定。
それでも汗が・・・・・・と言いながら、拭けども額に汗が滲む。

私も、82kgあった時は、年中汗が・・・タラタラ。
冬でも、食事をすると、汗が噴き出る。
でも、今や70kgまで、12kgのダイエットに成功。
汗は一切無し。むしろ冷え性気味。

市楼さん、汗をおさえるには、体重キープでっせ。

噺の「おごろもち盗人」は
盗人の、何とか逃がしてもらおうと、必死のお願いと
イタイタイタ・・・・・・・スイマヘン・・と。

見た目がいかついだけに(失礼な)、
GAPが、あればあるほど、更に、おもしろみが増すのに・・と。

へっつい盗人、転宅、など、風貌を活かしての盗人ネタ
三喬さんのライバル出現か。

次回、三回の表は、旭堂南海、続く四回表は、林家小染さんがゲスト。

今日の、攻撃は、鶴二さんの活躍で、三点先取。
鶴二兄さん、やはり、頼りになりますなぁ。

イチロウの攻撃・2回戦 「2回の表」
2009年4月16日(木)7:00開演
雀のおやど

一、桂二乗・・・・・・・・・・・・・・「七度狐」
二、林家市楼・・・・・・・・・・・・「市民税」
三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・「天狗裁き」
四、林家市楼・・・・・・・・・・・・「おごろもち盗人」


09-26-111
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一人お得な~巴の会

2009-04-05 23:16:15 | 笑福亭鶴二
・・・・・・・・・・・・・・・・・四人でも巴とは、これいかに・・・・・・・・・・・・・

巴の会、各人がトリネタ級の得意ネタで勝負。
見応えのある落語会に。

日曜の夜席、5時半開演で、指定席なのは嬉しいですな.


幕が開くと、向かって左から、生成り色の遊喬さん、
浅茅色の瓶太さん、鮮やか空色の文鹿さん、藤色の鶴二さん。
春らしい、色とりどりの着物で登場。
まずは、満員のご入場に対し、御礼。

三日前に、前売り券の250枚完売し、当日券の30枚も売れ、
280名の大入満員。誠に有難う御座います。

鶴二さん、二、三日前まで、この会のパンフレットをつくっておらず
急遽、夜にパソコンで作って、深夜にローソンにてコピー。
両面コピーなので、上手くいかず、なんと30枚も失敗。
でも、ローソンさん、失敗分お金取らず・ラッキーと。

文鹿さん・・そんなんあたりまえでっせ・・と。
皆で盛り上がったのに、なぜ水をさすと、一同のツッコミ喰らう。

瓶太さん、鶴二さん、共にお子さんが、めでたく高校入学とか・・。
まずは、和気藹々と、巴の会、スタート。



一、笑福亭瓶成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「いらちの愛宕詣り」

先月、聴いたとこだが、結構はまる。
解っていながら、笑うべきところで、笑えるのは、
この噺、瓶成さんの得意ネタになったと云うことか。
もう一度、同じネタでも聞きたくぐらい
若さがあって、勢いのある「いらち・・・・」でございました。

是非、やんちゃぶりの延長で、「天災」など聴いてみたいですな。


二、桂文鹿・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「貧乏花見」

季節ネタ、「貧乏花見」
気で気を養う。長屋の連中。
文鹿さん、武士は食わねど高楊枝という風情で。
長屋の貧乏らしさ、せこさがでず、見かけで損か。

まあ、今日ぐらいが満開、今週末が、桜の見納め。
一度、私も、「花見」に行かなければ。


三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「紙屑屋」

出てくるなり、「待ってました」の掛け声。

「紙屑屋」、これも、昨年の独演会の時のネタおろしから、
鶴二さんの十八番(オハコ)の仲間入り。

踊りといい、なんといっても、下座からの本格的な唄の声と
三味の音。・・・本日は林家和女さんと寺西美紀さん。

紙屑屋、上方落語の総合芸術、発揮のネタですな。
鶴二さん・・・・・・・・・・・・・「大当たり」。

本日の紙屑屋、所属の松竹芸能の方で、カメラ2台で収録。
家でも、鶴二さんの芸、堪能できるよう、
早めのDVDの販売、希望致しまっせ。


四、笑福亭遊喬・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「住吉駕籠」

この噺、やはり笑福亭ですな。遊喬さんですな。

酔っ払いが、駕籠屋をなぶるところ、
あまりのしつこさに、三度目には、
「よう知ってま」、「おそで、磯辺裏に住んでた、
顔にパラパラとソバカスのある河内の狭山のジエモンさんの孫
・・・・・・・・・ポチもいれて、二分一朱・・・嘘やない証拠に・・」
「海老の鬼殻焼き、イカの鹿の子焼き、玉子の巻き焼き、
焼き、焼き、焼き」・・・・ここのところ、宜しいな。

この噺、主役は「駕籠」、乗り手は次々変わる。
茶店の主人、酔っ払い、武士、堂島の相場師。
ゲン直しに、駕籠の向き変えとけ
あれが、場面転換なんですな。

遊喬さん、笑福亭のオハコ、楽しめましたで。


五、笑福亭瓶太・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「鴻池の犬」

クロが、鴻池さんに貰われてからは、土地の実力犬になり、
当時争ったのが、「麻生」といい麻生総理の物まねを挿入。
瓶太さんのサービスたっぷりの「鴻池の犬」

犬の兄弟愛を、ウエットではなく、ドライに・・
滑稽噺風に、演出。

私は、年寄なのかやはり兄貴の「クロ」と、弟の「シロ」が
出逢うてからの兄弟のお互いの、人情味、いや犬情味が好きです。

でも、この噺。・・・・・鴻池さんと犬がひっつくなんて。
誰が考えた、なんてようできた噺ですな。
作者は誰、何方か教えてください。

片方の金満家、「住友の猫」では、
人情噺では無く怪談噺になりますけど。

まあ、巴の会、各人、たっぷりの大ネタ、披露。
堪能しましたで・・・・・。





巴の会
2009年4月5日(日)午後5:30開演
天満天神繁昌亭

一、笑福亭瓶成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「いらちの愛宕詣り」
二、桂文鹿・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「貧乏花見」
三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「紙屑屋」
仲入り
四、笑福亭遊喬・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「住吉駕籠」
五、笑福亭瓶太・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「鴻池の犬」

09-24-103
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江戸屋敷で江戸落語~古もん亭

2009-03-02 00:33:33 | 笑福亭鶴二
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・古もん亭・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

昼からは、鶴二さん目当てに、三ノ宮ヘ・・・・。
東京の噺家さんにも、出会えるとは・・楽しみですな。



一、笑福亭喬介・・・・・・・・・・・・・・「狸賽」

年季明けで、活き活きと笑顔のステキナ喬介さん。
いちだんと、ほんわかな風、個性が出て来た。

昔から、狐と狸は人を騙すと云いますが、
どちらかというと、狸の方が愛嬌がありますが、
同時に、両方が出てくる噺は少ないようで、と。

子供に苛められてるところからはじまり。
助けてやった、小狸が恩返しに来ての「狸賽」。
でも、その小狸、化けれるかと聞かれて、
狐とは大いに違うと、対抗意識まるだし。

一番、喬介さんらしかったのは、ターチャンに当たり目を
出してもらい、全部自分のもんやと、喜んでお金をかき集める
ところ、ほんと嬉しそうで、無邪気そうで、こちらまで楽しくなる

サゲは、「五の目」が出たらで、賭場の客が口々に言う、
「今日は、ほんまに、狐に騙されているみたいやな」の声に、

壷の中の小狸、何を思ったのか、元の姿で立上がり、
「狐と、いっしょに、すんな」と初バージョン。

あとで、「喬介さん、新しいサゲですな」と言うと、
小狸のように、かわいい目で、うんうんと頷いておられました。



二、笑福亭竹林・・・・・・・・・・・・・・「親子酒」

朝の繁昌亭とは違う、本格的な「親子酒」。
それも、あとから出る三遊亭竜楽さんに習ったとか。

親子で酒を呑んでいてはと、禁酒を誓いあう。
息子のいない時に、女房に熱燗一本つけてと懇願しての酒。
一本が、二本。二本が三本と増えていき、しばらくすると
へべれけの、ぐだぐだ。・・・・・・・・・絶品・・・。

その、酔っぷりは見事。崩れる姿は、竜楽さん仕込とか。
前のめりになり、思わず見台で顔を打つのではないかと
心配になるほど。

そこへ、息子が帰って来てが、息子もへべれけ。

お決まりの、
「こんな顔の三つも四つもある様な息子にこの家を譲れるか」
「こんなぐるぐる回り家、誰がいるもんか」

笑福亭の酒というより、江戸の粋さも感じる
素適な、これぞ古典、「親子酒」でおました。


三、三遊亭竜楽・・・・・・・・・・・・・・「阿武松」

「阿武松」と書いて、オウノマツと読むらしい。
噺は、単に、おおめし食らいの、関取の話。

それだけで、あるが、江戸の言葉に酔う。
関取も、贔屓スジの親方もステキ。

笑いは少ないが、そのぶん、余韻がある。
出番まじかの時「時そば」と「阿武松」とどちらが良いかと
トリの鶴二さんに尋ねたらしいが。

鶴二さん「やっぱり、阿武松」と答えて大正解。
上方の相撲噺、「花筏」とか「相撲場風景」とはえらい違い。

江戸の噺家さんの粋さたっぷりの噺、堪能しましたで。

尚、2010年には、楽太郎さん、六代目円楽襲名予定とか。


四、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・「不動坊」

これぞ、笑福亭。

鶴二さんの「不動坊」いたってオーソドックスだが、
それだけ、利吉と、徳さん、裕さん、新さんの登場人物が
私が最初に出合った仁鶴師匠の時のように活き活きしている。

今日は、鳴物も入って、雪のシーンも冷え冷え。

それにしても、仁鶴師匠の「不動坊」を彷彿させるぐらい
随所に似ており、懐かしさに浸る。

私は、やはり、「イーしよう」と言うたり、あんころ買ってくる
裕さんが一番好きですな。

今日で言うと、利吉が「鶴二」さん、徳さんが「竹林」さん、
裕さんが「喬介」さん、新さんが「竜楽」さん、の配役ですな。、

今シーズン、大いに楽しましてもらった、鶴二さんの「不動坊」
季節商品だけに、ぼちぼち、クリーニングに出して、
今年の冬まで、大事に保管でおますな。

次は「隣の桜」とか・・・・春よ来いですな。


古もん亭~江戸屋敷での上方落語会
2009年3月1日(日)午後2:00開演
三ノ宮・古もん

一、笑福亭喬介・・・・・・・・・・・・・・「狸賽」
二、笑福亭竹林・・・・・・・・・・・・・・「親子酒」
三、三遊亭竜楽・・・・・・・・・・・・・・「阿武松(オウノマツ)」
四、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・「不動坊」

09-16-71
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鶴二ファン・大集合~メルシー寄席

2009-01-24 07:44:56 | 笑福亭鶴二
・・・・・・・・・・・・・・・・・メルシーの高座・立派な屏風・・・・・・・・・・・・・・・


南海粉浜のメルシーヘ、鶴二ファンが大集合。
私の知っている方だけでも、十名は参加予定。

本日のネタは何か。季節柄の「不動坊」か
子供が出て来る「佐々木裁き」か「馬の田楽」などが聴きたいが。
さて、何でおますやろ・

早く着くと顔見知りの、I氏とT氏のお二人が既におられて、
予約していたチケットを事務所ヘ取りにいくと、
今年、「鶴二」さんが本厄で、(1968年生まれ)、先着30名とか
ご本人からの厄除けのお饅頭も一緒にもらう。


一、桂二乗・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「牛ほめ」

京都の二条の四畳半に住んでる、二乗です、
顔と名前をセットで覚えて帰ってくださいと、
得意のキャッチフレーズで登場。

話しっぷりもしっかりしていて、60人の会場に
更に、よくとおる声で、笑いも大きく響く。

通常、秋葉さんのお札を、二乗さんは愛宕さんのお札で話す。
ご利益は一緒だと思うが、聴きなれて無い私は違和感がある。

主に、京都で活躍されている米二さんのお弟子さん
愛宕さんは地元ネタに変更か、細かい事いうたら何ですか
池田のおっさとこんは遠いですな。

サゲも「あぁ、心配しなはんな。この穴ヘも愛宕さんのお札
貼っときなはれ」と、「魔除け、火除け(屁よけ)になる」は無し。

でも、最近聴いたのは、吉弥、春團冶、紅雀、そして二乗さんと
笑福亭以外ばかり、牛ほめというと仁鶴師匠というイメージがある私
笑福亭のこってりの黒牛をみてみたいですな。


二、笑福亭瓶生・・・・・・・・・・・・・・・「いらち俥」

そのまま読むと、瓶生(ビンナマ)でビールみたいですが
実際はヘイキと。一門の秘密、ヘイキ。

鶴瓶さんの一門のお弟子さん、瓶を「ビン」と読むのか
「ヘイ」と読むのか、結構なれるまで苦労しますが、
顔と一緒に覚えるのが、一番ですな。

私の厄は、既に終ったが、厄の小ネタを二つほどご披露と。
自転車のサドルと、風呂のお湯抜き、
厄というより、チョットした事、困った事ですな。

噺は、「いらち俥」、最初の俥屋のおっさんの病弱の頼り無さは
もっとほしい気がしたが、次に出てくる俥屋は元気いっぱい。

高座の上で、飛跳ねる、飛跳ねる。
後ろの屏風が、倒れてこないか心配ですと言いながら
実際10センチほど足が浮いての大熱演。
写真にもありますが、ほんと、ガタガタと屏風揺れていましたで。

北へ行ってと、箕面に着いた時は、瓶生さんも息切れ状態。
まあ、体力勝負のネタですな。

師匠の鶴瓶さんがよくおっしゃる最初にコンクールに出たネタ
「いらちの愛宕詣り」を一門で聴かして欲しいですな。

最近聴く機会の多い鶴瓶一門。全員、人柄の良さが感じられる。

2月19日(木)(ワッハ上方)で、瓶生、達瓶、純瓶さんによる
三兄弟!・落語ネタおろし合戦!・壮舌な競演!と謳う
「落語・したて噺の会」第一戦目がスタート。
一門全員制覇の為に、是非行かなければ。

でも難関は、瓶二さんと、笑瓶さんか
落語をやるとなると鶴瓶師匠なみにチケット入手は困難に。


三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・・「高津の富」

内弟子時代を過した、思い出の粉浜。

初舞台は、この近くの老人ホーム、すぐ上の兄弟子が
「時うどん」とか「道具屋」を既にやるので・・、
重ならないように選んだのが、たしか「平林」か。(私も老人ボケか)
「定吉」、「・・・・・・・・・・」と一言で頭が真っ白に。
そでから、伯枝兄さんに、「最初からやれ」と苦い思いでの地です。

お客さんが、五名、その内、オカンとおばさんの身内が二名。
場違いの大きな花束も舞台で貰いまして、ええ思いでですな。

呼び込みもしてですが、今日は大入満員でありがとうございますと。

内弟子時代は、この商店街にお伴でお買物に来て
肉とか焼豚なんぞをアーチャン(おかみさん)が買われるので
今日は、私達にもと期待すると、それは飼っている、犬と猫用。
お犬様状態でしたな。と。
すぐ上の、鶴笑さんと共に、泊まりの晩、つまみぐいしたりとか
エピソードはいっぱい。、

内弟子時代、修業時代を懐かしながら
松鶴師匠との日々を懐古されてました。

噺は、笑福亭のお家芸、師匠十八番の「高津の富」、
この地でトリでと、鶴二さん、思いいれたっぷりの選択か。

主人公のおやっさんの話しぶりが、六代目とダブる。よろしいな
話しながら、鶴二さんもその響きにご自分も懐かしんでいる様子。

一番が「子の1365」番、二番が「辰の857」番、
三番が「寅の963」と、三番がいつもの聴きなれた番号とは違う。、

まあ、読み間違うと、この話し全てが台無し。
読上げるとこ、結構噺家さん、気い使うてたりして。

いつもながら、二番を当てるというおっさんの妄想シーン
おもいろいですな。

今年は、鶴二さん、本厄とのこと。
「高津の富」を筆頭に、次々笑福亭一門のオハコを
今年も舞台に掛けて頂いて、自ら「厄除け」してくださいな。

厄をもって帰るという、お饅頭、なかなか美味しかったでっせ。
まずは、今年一年、健康でのご活躍、期待。期待、ですな。

会の雰囲気も良いので、是非今後も鶴二さんの出番、ありますように
メルシーさん、小つる師匠、お願いしまっせ。


メルシー寄席
2008年1月24日(土)午後2;00開演
メルシーこはま・2階ホール

一、桂二乗・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「牛ほめ」
二、笑福亭瓶生・・・・・・・・・・・・・・・「いらち俥」
三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・・「高津の富」


09-08-32
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個性の競演~第三回めざせ四天王の会

2009-01-14 06:00:30 | 笑福亭鶴二
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・めざせ・四天王・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

待ちに待ちたる、めざせ四天王の会、奈良のN氏と。

前回の去年の6月には,私が体調を崩し
検査入院で急遽行けなくなった落語会。
・・今回は、10キロのダイエットに成功し、すこぶる快調。

各一門、めざせ四天王と十八番に挑戦、楽しみですな。


一、桂福矢・・・・・・・・・・・・・・・・「みかん屋」

主人公は頼りないではなく、今で言うフリターぽい。

おやっさんが「解っているのか」という問いに、「ウイ」との返事。
二回目にみかんを売りに出る時、「ちゃんと教えたれよ」と
福矢さんの、多少投げやりな、やんちゃぶりが、はまる。

ざこばさんと言い、福矢さんと言い、
「みかん屋」という噺、多少斜交いに構えた、勢いが必要か。

「みかん屋」、福矢さんのオハコと呼べる結構な出来でっせ。


二、桂米平・・・・・・・・・・・・・・・・「正月丁稚」

今日、無くなった正月風景が目の前に。

黒豆、ごまめ、カズノコ、海老、そして祝い箸までの
いわれを事細かに、教えてくれる。

米平さん、大きな体に似わわず、かわいい定吉に、
キヤッチフレーズのドラえもんがダブル。

定吉が、ゲンの悪い事を言う度に、
旦さんが「鶴亀、鶴亀」と、口直し。

新春よりの、めでたいな、「正月丁稚」でおました。


三、桂枝光・・・・・・・・・・・・・・・・「骨つり」

野ざらしと同じと常々思っていたが、まるっきり違う噺と
今日の、枝光さんの「骨つり」を聴いて判明。

釣りが好きでない、太鼓もちの繁八が、釣ったがい骨。
回向をすると、夜に美女が「天神山」と同じ、戸の隙間から。

となりの男が、うらやましさに、次に行けば、
石川五右衛門のどくろ。

野ざらしの滑稽噺と思いきや、枝光さん40分の大熱演。
今だ、こつぶちゃんぽい、高音が響き渡る。

私は「チャラカチャ、チャラカチャ」と竿を持って骨を釣りに行く
肩の凝らない「野ざらし」の方が、性にあってますが。


四、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・「三十石夢の通い路」

お待ちかね、鶴二さんの登場。
昨年のダイエットのままか、顔がすっきりとしている。

お女中を膝に乗せて、八軒家まで帰り、
「相乗り、ほろ掛け、オケレッツのパ」と妄想に入るところ、
嫌味も無く、男のあほさかげんに大いに笑える。

船頭言葉の荒々しさに物足りなさがあるが、
船頭唄は、気持良く。「ヤレサ・・ヨーイ・ヨーイ」と
船旅の情緒たっぷりの、夢の通い路でおました。


五、桂梅団冶・・・・・・・・・・・・・・「一人酒盛」

入門したてのころ、何で笑福亭にとよくいわれましたが、
まあ、私がみても、見てくれも、ダミ声も、
春團冶よりは、松鶴一門がピッタリ。

今日は、笑福亭が十八番の、お酒のお噺を。

一杯飲もうと、友だちを誘いながら、
あれこれ、燗をつけ、杯に注げ、ぬかづけを出せ、絞って刻め、
と次々に用事を言いつけるが、結局一滴も呑ませず

友人は、気が弱いのでは無く、案外しっかり者、
いつか飲めというてもらえると期待していたが・・・・。
最後の啖呵は、迫力がある。

梅團冶さん、酔いっぷり、豹変ぶりは、なかなかのもの。
普段から、酔っているようで、しっかりしていての
周りの人の観察力が役にたっているか。

首提灯に住吉駕籠など、酒飲シリーズ、続けて聴いてみたい。

この、めざせ四天王の会、各自それなりのネタを持込み、
しっかりと、それなりの完成度でご披露。

今日の打ち上げで、次回の出番と演目が決めるとか。
どんな順に、誰がどんなネタに挑戦するのか、
それだけでも、ワクワクする、注目の充実度の高い会ですな。




第三回・めざせ!四天王の会~十八番に挑戦
2009年1月14日(水)午後6:30開演
天満天神繁昌亭

一、桂福矢・・・・・・・・・・・・・・・・「みかん屋」
二、桂米平・・・・・・・・・・・・・・・・「正月丁稚」
三、桂枝光・・・・・・・・・・・・・・・・「骨つり」
中入り
四、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・「三十石夢の通い路」
五、桂梅団冶・・・・・・・・・・・・・・「一人酒盛」

09-04-16
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松竹芸能のフランチャイズ~TENGEKI

2008-12-13 21:09:09 | 笑福亭鶴二
・・・・・・・・・・・・・・・・・大阪のシンボル・通天閣・・・・・・・・・・・・・・・・


嫁さんと、近鉄で買物してから、天王寺公園を抜けて、
鶴二さん目当てに、TENGWKIヘまっしぐら。

まあ、迷う事はありまへんで、写真の通天閣が目印。
大阪のシンボル、でもしょぼいですが、通天閣一帯は、
若いカップルでいっぱい。昔の様相とは大違い。

チケットを1階で買うと、そのまま通天閣劇場ヘ、
B1角座につづいて、またまた地下へもぐる。

途中から入ると、シンデデラエクスプレス、
そして、酒井くにお、とおるさんの漫才。
オモシロイ、100名ぐらいの入りで、
間近で漫才を見るなんて何年ぶりか。

でも落語は聴く(聞く)で、漫才は見るとは、
何か本質的に何かが違うのでしょうな。

後半は、高台を設置して、途中で抜ける人も無く
松竹特選落語会に突入。

一、笑福亭松五・・・・・・・・・・・・・・「十徳」

漫才の大トリの、くにお、とおる師匠の笑い一杯
沸いた後への、登場。
落語ファンばかりでない客の中でやり難そう。

でも、メリハリのついた、大きな声で、
マクラをフリながら、突撃の機会を窺う。

アホが家に入ってくるところ、そして
陽気に、哀れに、陰気に、どれで上がりまひょかで、
「つる」と思いきや、・・・・・・・
エライ変わったもの着てなはるなで、・・「十徳」ヘ。

おっさんの声も、ゆったりしていて、年より落ち着いて聞こえる
次は、逆に、滑稽噺を若々しく勢いで、一度聞かせて欲しい。


二、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・「子ほめ」

得意の幼稚園の園児たちの反応のマクラから。
大人はオベンチャラがあるが、子供はストレート、

そして、「ただの酒が飲ましてもらえる」と、
アホが飛び込んでくる。・・・・・・「子ほめ」ヘ。

年は満60才で、10060とオモシロイ。

「産まれたてより若く見えるとは、どうやねん。」
サゲは、「どうみても、産まれてないみたいや」

稽古屋、船弁慶、そして紙屑屋とオオネタで
得意ネタが続いた中で、
今日の「子ほめ」、料理の間に出るシャーベットのようで
口当たりが良く、爽やかで、好ろしおましたで。

この様な、ネタが次々聴けるなら、このTENGEKIの
鶴二さんの出番、見逃せまヘんな。

三、笑福亭晃瓶・・・・・・・・・・・・・・「ちしゃ医者」

初めての、晃瓶(こうへい)さんとの出合い。
やはり、鶴瓶さんの2番弟子、
しっかりした話ぶり、そして笑福亭の臭いプンプン。

ヤブ医者の赤壁周庵先生が、主役であるが、
ヤブと言われるだけに、駕籠にコエタンゴと同乗。

最後に、ちしゃが出てくるが、これがあの「ちしゃ医者」か。
初めて聴く。夏の医者、辛子医者に続く、医者シリーズ。
余談だが、昨年の落語検定の迷回答の中で、
夏、辛子、ちしゃの共通する演目は、で、
(焼肉)というのがありましたが・・・・。

晃瓶さん、11年間もラジオのレギュラーの仕事を
してこられ、芸人としての充実感、自信がでていて、
楽しくもあり、そして落ち着きのある高座でした。

三人で50分の充実感のある落語会、
メンバーによっては、足を運びたいと思うので、
最低、二ヶ月先の演者は、公開してほしいですな。
松竹芸能さん。

嫁さんは、通天閣ヘ上がってビリケンさんを触りたいと
言っていましたが、今回は時間が無くて御預け。
楽しみは、TENGEKIと共に、次回ヘと続く。


TNGEKI・・・松竹特選落語
2008年12月13日(土)午後2:00開演
通天閣劇場

一、笑福亭松五・・・・・・・・・・・・・・「十徳」
二、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・「子ほめ」
三、笑福亭晃瓶・・・・・・・・・・・・・・「ちしゃ医者」

08-73
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火花散る競演~新鋭上方落語会

2008-12-08 23:46:43 | 笑福亭鶴二
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・上方新鋭落語会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


梅田芸術劇場での、落語会。
新鋭とは、新人で精鋭という事か。
その割には、もはや中堅の実力揃い
各個性の火花散る競演、落語の醍醐味、楽しみですな。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
初めてのドラマシティ。
ロビー正面では、雀々さんの「必死のパッチ」を販売。
既に本屋で見かけていたが、今日の会での販売はありそう。
雀々フアンの嫁さんは、サイン入りで欲しいと購入。

会場は八分の入り、連れと一緒に見るには、
座席指定は、平日の夜は特に良いですな。


一、桂つく枝・・・・・・・・・・・・・・・・・・「軽業」

出てくるなり、この会は各自ある程度の大ネタをしようと、
開口一番で「軽業」を選びましたが、雀々兄さんに何でやねんと
言われましたが、この会場のこの舞台に坐って
やっぱり失敗と実感しましたと・・・。

雀々兄さん、出来るだけ所作を大きくせよと、
そして、3mの扇子持って来いと言われましたが・・・。

でも、文三襲名間近の真打がやる「軽業」
なかなか、味がありましたで。
特に、覗きカラクリの台詞、軽業師の口上、良かったです。

でも、つく枝さんのもっと大ネタ、やはり聴きたかったですと、
友達もポツリ呟く。

長口上は大怪我の元と、20分で降りる。


二、笑福亭三喬・・・・・・・・・・・・・・・・「逆様盗人」


つく枝さんが来年、文三襲名ですと。改めてご披露。
上方の四天王の名跡、誰が継ぐのか、気になるとこですが。
つく枝さんあたり、文三→文四→文枝と五段活用で変化。
案外計算づくでの襲名で、したたかやったりしてと・・。

どろぼうネタのマクラ、2題。「銀行強盗」と「警察署」・・・・・。
半年後の賞味期限間近になれば、その時はお知らせしますが、
まだ、出来たてなので、聴きたければ、三喬さんの生の落語会ヘ。

噺は、泥棒が逆にやもめに諭され、10円、3円、2円と取られる。
まるで、年金の還付金でのフリ込めサギみたい。
なぜか、巧みに。・・・泉南の娘誘拐も・・なんと7000万円も
取られと、貧乏人には、金額にビックリ。
犯罪ですが、話術と言うものは、金になるものですな。

落語での話術は、いくら長けても、やはり健全。
サゲは、「逃げたカカアも戻してもらおうと思いまして」

そして、三喬さんの演じるドロボウは全員、
失敗の連続で、かわいいものですな。


三、桂梅團冶・・・・・・・・・・・・・・・・・・「切符」

新作3作目ですが、1、2、作は大失敗。
ようやく、繰り返し出来るネタに。
モップ、ホップ、ステップ、切符。

酔っ払いの三回の繰り返しが、住吉駕籠のパロディ版。
そして、新大阪方面と東淀川から続いて・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・新橋、有楽町、東京と。

でも、50過ぎてからの暗記力、素晴らしいものですな。
でも、好きな鉄道ならこそか。
「好きこそ、モノの上手なれ」
好きな落語と鉄道のコラボレーションの一席でした。


四、桂雀々・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「くしゃみ講釈」

米團冶襲名の話。小米朝から中米朝、大米朝となると
思っていましたが、私も師匠の枝雀から名前替えたらどうや
それも、下やなしに、屋号を替えたらと。
どんなんにと聞くと「雀々家雀々」はどうや。

街で皆が、見るなりフルネームで呼んでくれるで、
「雀々や、雀々」、「雀々家雀々」・・・と。
まあ、枝雀師匠なら、本当にあった話みたいですなぁ。

そして、くしゃみ講釈、
コショウを買いに出るまでのシーン。
八百屋に行ってから、コショウを思い出すシーン。
は、雀々ワールド全開、くどく、そしておもしろい。

そして、後藤一山が、とんがらしの粉の火にくべた煙に
むせるシーン。でも、講釈しながら咳き込む姿は、
やはり、私のルーツである仁鶴師匠のが良い。

「くしゃみ講釈」は、笑福亭の噺。
雀々さんのニンでは無いと確認した40分の長講の一席でした。


五、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・・・「紙屑屋」

鶴二さん、日本舞踊の大金屏風の前での「紙屑屋」良いですな。
踊りも大きく、所作も大きく、大見得をきるところで拍手が起こる

笑福亭とは、思えぬ、はんなり感のある舞台。

サゲは、「おまえはほんまに、人間の屑やなぁ。」に
いつもは、「袋があったら入とうございます」が、
今日は、「ほんなら、私も、選ってくださいなぁ」と
新バージョン・・・・・・すっきりしててよろしおますな。

この「紙屑屋」、・これぞ・・上方落語・・。
独演会以降進化しながら、鶴二さんの十八番(オハコ)入りですな。


六、笑福亭仁智・・・・・・・・・・・・・・・・「ハードラック」

やる事、なす事、失敗続きで、ついに自殺を決意。
でも、なかなか死ねない男の話。

睡眠薬と思って飲めば、正露丸。
ガス自殺すれば、天然ガスで失敗。
ビルから飛び降り自殺すれば、下に西川布団の車が通る。
東尋坊の崖から飛び降りれば、西川布団の船が・・・。
フエリーから飛び込めば、漁船の網に。
首つれば、紐がゴム紐で、びょよーん。
電車に飛び込めば、先の人がいて、電車は急停車。

生きようと決意して、酒を飲むと、ふとした事で
3人を殺して、死刑執行の電気椅子の上に。

法務大臣からの、減刑の電話があればと助かると、
そのホットラインの電話に次々と色々な電話が・・・・。

おもしろいですな。・・・「ハードラック」
身近にある事件なのに、笑いがおきる。

生きるのが、ハードラック。
死ぬのが、ハードラック。
思うようにいかないのが、人生。

仁智さんの創作落語、現代人のペーソス泣き笑いが下地に
ずばり、松竹新喜劇、落語版。

一番、素適なのは、演者の仁智さん自身が、
はにかみながら、そして楽しんでおられるあの姿。

落語、「笑い」の奥は深いとつくづく思う、一席でおました。

なお、今日の嫁さんの一押しは、なんと仁智さんでした。

帰りには、焼き鳥屋で偶然、O夫妻とI氏と遭遇。
行動パターンは一緒ですな。


新鋭上方落語会
2008年12月8日(月)午後6:30開演



一、桂つく枝・・・・・・・・・・・・・・・・・・「軽業」
二、笑福亭三喬・・・・・・・・・・・・・・・・「逆様盗人」
三、桂梅團冶・・・・・・・・・・・・・・・・・・「切符」
四、桂雀々・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「くしゃみ講釈」
中入り
五、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・・・「紙屑屋」
六、笑福亭仁智・・・・・・・・・・・・・・・・「ハードラック」

08-72
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飲んで帰って即「寝床」~鶴二さんの「寝床」・中津寄席

2008-11-28 11:45:04 | 笑福亭鶴二
・・・・・・・・・・・・・中津寄席の壁面・出演者の写真と色紙・・・・・・・・・・

今日は、鶴二さんの「寝床」、目当てに、中津寄席に、
梅田から迷いながら、提灯を見つけて、中津商店街の会場に。

入る際、お夜食として、おにぎりとゆで卵を頂く。
中入りに頂戴したが、空いているお腹には
少量だが、これがまた美味い。・・・会の味ですなぁ。

今年の2月からスタートして、今月で10回目、
来月は師走で遠慮したので、今年最後の中津寄席。

左壁面に、今までの出演者の写真と色紙がきれいにディスプレイ。
写真は、どれも演者の熱演ぶりが伺える、良い写真が並ぶ。


一、笑福亭瓶吾・・・・・・・・・・・・・・・・「粗忽長屋」

出て来るなり、娘さんの話、色々ありましたが、
学園祭でビデオをとりに行って、大失敗の巻。
家族の話の瓶吾さん、お父さんでもあり、
人柄そのものが出て、微笑ましい。
でも今年45才とは・・・・なんにびっくり。

噺は、これまた世にも不思議なおはなし。

友人の思い込みもありーの、本人の頼り無さも加わり、
自分の行き倒れの死体を、本人が引き取りに。

この噺、その時その時に、お客も一緒に納得されなければ・・・。
身体浮遊のごとく、難しい噺ですな。

瓶吾さん、頑張って更に磨きをかけた、
「粗忽長屋」また聴かしてください。


二、ナオユキ・・・・・・・・・・・・・・・・・・「スタンダップ」

まか、不思議な、芸人さん。・・・ナオユキさん。
出てくるなり、ボソボソと喋り出す。
聞く耳を立てるとは、この様なことかと。

内容は、世の中を斜交いに、そして客観的に。
でも愛情たっぷりな目で、厳しくみる。
視点が斬新で、おもしろい。

でも、内容がきついだけに、あのつぶやき的トーンで
中和される。大きな声で叫ぶと、右翼の凱旋車に。

話はおもしろくそれでいて、モラル、常識が根底にある。
オブラートに包んだ「毒舌」。・・・癖になりまっせ。

12月12日、本町のJAZZ、BARに出演。
覗いて見たくなる禁断の芸ですな。


三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・・・「寝床」

もう少し、親旦那の喜怒哀楽が激しく欲しかったかなぁ。
でも、長屋連中の日頃の仲の良さがでて、嫌と言いながら
それなりに、楽しんでいる様子。

食べるだけ、食べて、鼻ちょうちんで気持良く寝る提灯屋。
死ぬの殺されるの大騒ぎの割には気楽なもの。

今までの、枝雀師匠の「寝床」、南光さんの「素人浄瑠璃」が
聴きなれているだけに、鶴二さんの今日の「寝床」。
どこまでが、本筋で、どこまでが鶴二さんのアレンジか解りませぬ。

でも、鶴二さん、いつもながらの、すっきりとしたまとまり感は、
よろしおましたで。


帰り道でのI氏との 、うだうだばなしは、おもしろおました。


淀川左岸・中津寄席・兆候の会
2008年11月28日(金)午後7:00~
中津商店街・フリーマン

一、笑福亭瓶吾・・・・・・・・・・・・・・・・「粗忽長屋」
二、ナオユキ・・・・・・・・・・・・・・・・・・「スタンダップ」
中入り
三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・・・「寝床」

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たっぷりの熱演に、たっぷりの感動~第11回・笑福亭鶴二独演会

2008-11-03 01:51:20 | 笑福亭鶴二
第11回・笑福亭鶴二独演会

ついに来ました、鶴二さんの独演会。
ドキドキ、ワクワクの落語会ですな。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ワッハホールに、一時半に着けば、
ホール前でも待合せの人がいっぱい。
指定席は、お客様の顔にも余裕が感じられ、
知り合いの方との、御挨拶もあり、
独演会に相応しい、雰囲気。

客席は、補助席も出ての、330名の大入満員。
日曜日の昼でもあり、中年のご夫婦連れが目立つ。

2ヶ月前の、9月には前売完売のとの事。
鶴二さん人気、大いに浸透中ですな。


一、笑福亭由瓶・・・・・・・・・・「看板の一」

男の三大煩悩は、飲む、打つ、買う。
と、マクラ無しで、即、バクチと言えばサイコロ。
丁半ばくちと、ちょぼいち。と「看板の一」ヘ。

おやっさんが、江戸の遊び人の設定。
江戸のカッコ良さにかき消されて、ヤクザ人のコワサが薄れる。
普通の人生においての貫禄あるおやっさんに見える。

今までの「看板の一」と違い、江戸版、
いや江戸プラス上方のミックス版で
元々は、米朝師匠が、東京から仕入れられた噺とのこと、
初期の内容は、案外、今日のような形かも。

鶴二さんの独演会、目立とうとせず、控えめな一席でした。


二、笑福亭生喬・・・・・・・・・・「花色木綿」

どろぼうの噺。
40年ぶりに聴く、「花色木綿」
定番ネタでありながら、この2年間一度も出合う事の無かった噺。
「子ほめ」、「阿弥陀池」、「時うどん」、「崇徳院」、の前座ばなしと
「いらち俥」、「はてなの茶碗」など一年に4~5回も会うのに
噺にも、やはり、流行、はやりがあるのですな。

これは、選ぶ噺家さんより、聞き手の私達、
お客さん側の好みが変わったのか。

噺は、やもめが取られていないのに
「袷が一枚。」、「黒羽二重が一枚」、「現金370万」
最後には、「蚊帳がひとはり」が出てきて、裏は、花色木綿と。

この370万、昔からこんな大金だったのか、
貧乏長屋のやもめが持っているには多すぎる額。

やもめの、その場限りの受け答えに、もっとあほさかげんが欲しい。

やはり、あっさりとした、笑福亭らしからぬ、一席でした。


三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・「禁酒関所」

登場するなり、ご祝儀をもったファンが次々舞台ヘ。
独演会の晴れがましい独特の雰囲気に、鶴二さん輝く。

11回目の独演会にご来場厚く御礼と、御挨拶。

噺は、前回、地盤珍華の会で、ネタおろししたての「禁酒関所」を
聴いたが、今日は、数段磨きのかかった出来映え。

お役人の酔いぷりが更に増し、最後の三人目の時はぐでんぐでん。

「こ、こらぁ、町人、そ、すの方、ど、どこふぇ、まいるぅ」と
言葉、科白も少なめにしながら、体全体で
へべれけぶりの、酔いっぷりを表現。・・・・上手い。

まぁまぁ、あれだけ酔っていたら、
おしっこを酒とまちがう事ぐらいするでしょう。

まあ、ご自分はどう思われているか解りませんが、限時点で
「禁酒関所」、鶴二さんの、オハコの一つになりまっせ。


四、喜味こいし・・・・・・・・・・「ほのぼのトーク」
、、、喜味家たまご

幕が開くと、床机に左右に分かれて坐っている、
たまごさんと、こいし師匠。

娘のたまごさんの、ほのぼのトーク、いや辛口トーク。
まあ、つっこみが、いあ厭味なく聴けるのは、
やっぱり実の娘だからか。

昔の、変わった芸人さんのエピソード。
でも、秀逸は、「いとし。こいし」さんの声での出演。
「我家の湾岸戦争」です。

「湾岸」が・・・「おわんと、頭に当って、ガーン」
「ミサイルが飛んでるか」・・・・・「みそ汁が・・・」
「シリアとクェート」・・・・・「尻や、・・・食わんと」
「フセインは」・・・・・・・・「布施の隠居でフセイン」
「大統領は」・・・・・・・・・「大工の棟梁でダイトウリョウと」

と、数分だったが、懐かしい、ほのぼのトークではなく
ほのぼの漫才、楽しませてもらいました。

でも、「ちょっと、待ってね」の寛太、寛大さんがの
二代目いとしこいし襲名が流れたのは、残念ですな。

ほっとする、味のある、喜味こいし師匠と娘のたまごさんの
トークでした。

追伸・・今日、「君恋し」、のフランク永井さんが亡くなられましたな。
平成も20年、昭和の歌声、芸がますます懐かしく思われますな。


五、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・「紙屑屋」

別名、「天下一浮かれの屑より」のはめもの、たっぷりの大ネタ。
三味線のお師匠さんの、林家和女さん、早川久子さん、
呂竹さん、松五さん、生寿さんの鳴物で
まさに、上方落語の総合芸術のお披露目ですな。

居候の若旦那が、紙屑を分けながら、浮かれるのは、

最初は、「吉兆回し」

隣の稽古屋の三味の音にあわせて、中腰になっての踊り。
鶴二さん、上手。舞台一杯の動き。
この為に、7キロもダイエットしたとか。
下半身鍛えないと、やわな噺家ではできないネタ。
動きも軽く、浮かれてましたでぇ。・・・よろしいな。

「源兵衛はん、源兵衛はん」の声で
私達も一緒に、浮かれの空想から、醒める。

次は、義太夫の本が出てきて
「義経千本桜」、四段目の吉野山。

またまた、稽古屋の音にあわせて、
「扇をもっての舞」、「足を踏み鳴らしての舞」

「源兵衛はん、源兵衛はん」の声で
私達も再び、浮かれの空想から、醒める。

次は長唄、「娘道成寺」で、長唄三味線の音・・。
女舞で踊る、鶴二さん、あぁ、なんとも色っぽいですな。

芝居や、踊り、三味線が大好きな鶴二さん。
主人公とも重なりおうて、完全に性におうてまっせ。

サゲ前の、「えぇ、わたいは屑でっか・・」

「いや、いや、鶴二さん、輝けるダイヤモンドでっせ」

力の入った、それでいて芸への真摯な姿勢が、
心より感じられる、素晴らしい独演会でした。

鶴二さん、お疲れさまでした。



次回、第12回笑福亭鶴二独演会は
来年、2009年11月1日(日)
同じく、ワッハホールで開催です。

まあ、まさに、一年後ですが・・・。




第11回・笑福亭鶴二独演会
2008年11月2日午後2:00開演
ワッハホール

一、笑福亭由瓶・・・・・・・・・・「看板の一」
二、笑福亭生喬・・・・・・・・・・「花色木綿」
三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・「禁酒関所」
中入り
四、喜味こいし・・・・・・・・・・「ほのぼのトーク」
、、、喜味家たまご
五、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・「紙屑屋」

08-60
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今日は大忙し・鶴二さん~ABC・「なみはや亭」、放送

2008-11-02 22:07:09 | 笑福亭鶴二

今朝は、鶴二さん、ABCラジオ「なみはや亭」に七度狐で出演。

声だけで聴く鶴二さんも格別。

マクラは、得意の園児のはなし。

時間の関係か、七度狐に入ってから、
石を投げと言われて、砂みたいなものを投げるところ。
わいの指の先を見てみいと、指や、爪や、垢とか、あるところ。
足袋脱いで、草鞋脱いでのところ。
がい骨が相撲をとるところ。
など、上手に割愛しながら、まとめる。

さすが、プロですな。パンツのゴムみたいに
伸びちじみも、自由自在なんですな。

安定感のあるはなしぶり、そして
嫁さんと一緒に聴いて、仁鶴さんの若い時の声にそっくりと。
清八の時おりの、低音の声が、仁鶴師匠の声にダブる。

スッキリと洗練されていても、笑福亭の匂いはたっぷり。
録音するのが、出来なかったのが残念。

今週は、今日の11回目の鶴二さん独演会。
そして、3日から9日までの、繁昌亭の昼席。
7日は、NHKの収録と、仕事充実の鶴二さん。

活躍の場がますます拡がるのは、贔屓とすれば
うれしい限りですな。

ABCラジオ「なみはや亭」
2008年11月2日午前8;30~

一、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・「七度狐」

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昨日に続き今日も・鶴二さん・・・第7回なにわ幸亭

2008-10-26 20:59:17 | 笑福亭鶴二
今日も鶴二さん目当てに、大正へ。

小雨降る中、探し求めて彷徨うと、雨に濡れた
紙製の立看板が路上に。
こじんまりした、倉庫の2階に上がると文喬さん、自ら受付業務。
会場は、7分の入りで、熱気ある会場。

最初に、文喬さん出て来られ、今日は18名に衣笠のお菓子。

3名の方に、色紙を用意しています。ほぼ40名の御客さまですので
半分の方に当る。まあ当るも良し。当らぬも良し。


一、林家竹丸・・・・・・・・・・・「平の陰」

元NHKの記者らしいが、神戸大学出身、昨日の染左さんの
阪大と言い、高学暦ですな。

噺は、文盲、無筆という言葉があった時代のおうわさで。
別名は、手紙の無筆。

あてずっぽで読むと言うより、書いてありそうなことを
聞き出して、述べる。

竹丸さん、安心して聞けるが、男の人が多くて笑いは少なし、
客席、笑いに関しては、文盲か。


二、笑福亭鶴二・・・・・・・・・「延陽伯」

マクラで、得意の幼稚園ヘ行った時のはなし。
「桃太郎のイモ版」での話。
「イモがドンブリコ、ドンブリコ」・・
「おっちゃん、桃やで」、の大合唱。
「オナラがプー」「芝刈らんと、くさかった」での
オナラで異常反応、収めるのに四苦八苦。

質問コーナーでは、ある程度、予測して準備して行ったのですが、
「幼稚園の時は、なに組でした。」・・・そんなの忘れてますわ。
「いつもこんなことしてるんですか。」・・・してないだけに悔しい。
「給料はいくらですか。」・・・・・・適当に答えると。
「生活できるんですか。」・・・・・・落語家にはつらい質問が・・・。

噺は「延陽伯」・・・噺ぶりが、筆頭兄弟子の仁鶴さんの口調にダブル。
若さある鶴二さん、思わぬところで、笑福亭のにおいが出てくる。

チンチロリンのガサガサの処で、多少噛むが
大好きな鶴二さんだけに、いっこうに気になりまへん。

風呂屋に行くところと、翌朝の「あーら我が君」、からの部分が、
割愛されてましたが、私が最初に落語に出会った時の仁鶴さんの
ネタだけに、仁鶴師匠の口ぶりが、思い出され、懐かしいかったです。

鶴二さんで、引続き「金の大黒」、「牛ほめ」、「阿弥陀池」、「花色木綿」
「崇徳院」、「みかん屋」、の笑福亭らしい噺と、鶴二さんに相応しい
と思える、「天神山」、「親子茶屋」、「猫の忠信」、「愛宕山」など
じっくりと時間をかけて、長期計画で聴いてみたいですな。

11月には、独演会、日頃の精進ぶり大いに期待してまっせ。


三、桂枝女太・・・・・・・・・・・「船弁慶」

事前には、「はてなの茶碗」と書いてあったが、
「おやっさん、ボチボチいくわ」では、無く。
「おおいてるか」・・・「おまつさんは」で船弁慶か。

後々、考えると、せっかく三味線の・・・・さんが来ておられるのに
話ばかりで、活躍の場が無し、急遽変更か。

船に乗ってからは、賑やかなこと、それこそ上方落語の真髄を
大いに発揮。枝女太さん、文枝師匠一門だけあって、
きっちりと、話をすすめる。

欲を言えば、雷のお松さん、帰って来るなりの立て弁。
あの食っちゃ寝、食っちゃ寝の繰り返し、
もっと、雷ぶりが、あっても良さそう。

まあ、文太兄さんの上品さ、継いでますな。
出会うのが難しい小軽、小枝、こけ枝、さん。
文喬さん、是非、このなにわ幸亭にゲストで呼んでくださいな。


四、桂文喬・・・・・・・・・・・・・「高津の富」

出て来て、この会、男性がおおく女性が少なく為、笑いが少なくて困る
次回からは、是非女性を連れて来るようにと、言われても。
今日は、一人だし。・・・・・・・・・・・・・・・・・肩身が狭い。
嫁さんは、それなりの条件が揃わないとご一緒は難しい。
その条件とは・・・・・それは内緒ですが。

噺は、「高津の富」、田舎での暮らしぶりを大いにホラを吹くシーン
屋敷の豪邸ぶりなど(枝雀さんがオマケか)、多少割愛はあったが、
たっぷりと、時間をかけて、演じられた。

血液型がÅ型で高座のシワが気になると、手のヒラで
伸ばしておられたが、落語自体にもヘンな型苦しさがあるのは何か。
教師タイプで、旨いラーメン屋だが、食べかた一つにも
客に注文、もっと自由にたべさせていな。と・・・思う店があるように。

もっと、大らかに、自由に落語を聴けたらなとチョット
感じ入りました・・・・今日この頃でおました。



第7回・なにわ幸亭
2008年10月26日(日)午後3:00開演
洋電社

一、林家竹丸・・・・・・・・・・・「平の陰」
二、笑福亭鶴二・・・・・・・・・「延陽伯」
三、桂枝女太・・・・・・・・・・・「船弁慶」
四、桂文喬・・・・・・・・・・・・・「高津の富」

08-59
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鶴二さん準備万端~林家亭・染左開発計画

2008-10-25 06:46:49 | 笑福亭鶴二
今日は、仕事を終えて林家亭へ駆けつける予定。
染左さん、三席、まるで独演会ですな。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

一、桂そうば・・・・・・・・・・「手水廻し」

日曜日の田辺寄席に続いてのそうばさん。
演目も同じ、「手水廻し」。

九州出身で、大阪へ出て来て一番びっくりしたのは言葉。
目にできるモノモライを、めばちこ(めばちんこ)。
鳥肌のことを、さぶイボ。なんともストレートな表現。

言葉の違いから、「手水を使う、手水を廻す」と。手水廻しヘ。
九州なまりは、田舎の旦那と板場の喜助には、ピッタリ。

大阪の旅籠のおなごしが、訛るのは、やはり違和感がある。
女中の台詞だけでも、猛特訓して、なにわ人にして欲しい。

広島で食べる、大阪風お好み焼、食べれたもんやおまへんで。
人そのものを表現する芸だけに、言葉は大事ですな。

二、林家染左・・・・・・・・・・「狸賽」

染左さん、熱烈なる阪神ファンらしく、野球も今年は終って良かったと。
今日も勝進んでいたら、落語どころではないと心配してたのですが、
本日は集中して行えます。

まあ、人は好きなものは様々ですが、酒とタバコは止めれても
なかなか止めれないのが、ギャンブル、博打ですな。

小狸が出て来て、「狸賽」ヘ。
染左さん、上品、博打打ちの、血走った感がない。、
博打で稼ぐ、きわどさが無い。
もっと儲けた時の、喜び、嬉しさがあるはずなのに。

おもちゃの人生ゲームをしている、良家のおぼちゃま見えた
染左さんの「狸賽」でした。


三、笑福亭鶴二・・・・・・・・「禁酒関所」

いつも、マクラの薄い、鶴二さん。
松鶴師匠の思いでばなしを。
活舌が悪さ、入れ歯、いらち、の三要素で、
いつも言葉にならず、指を指された方の物を、山勘でとると
いつも失敗。アホンダラ、ボケ、カス、エライ弟子もってしもた
情けない・・・・・・ヤメ、去ねと罵られる。

酒は、落語家にはつきものですが・・・・。「禁酒関所」ヘ。

前回と比べて、定吉を初め、関所ヘ三人が三様で、バージョンアップ。
一番の違いは、関所のお役人の酔いっぷりがこれまた、アップ。

二日の独演会を控えて、まずは準備万端ですな。


四、林家染左・・・・・・・・・・「七度狐」

入門して、2~3年の入りたても時に教えてもろた噺。
なかなか演じる機会がなく、久しぶりに演じさせて貰います。

喜六、清八の東の旅。
見台を叩きながらの稽古。
声を大きく、そして喋りと叩きを交互にやり、
リズムを修得する。

三味線は、早川久子さん。
鳴物が入っての、七度狐は、奥行きとワイド感が出て、
がスクリーンが、47インチ以上の立体感がありました。

ここでも、爆笑編にならないのは、
喜六がかしこ過ぎるのか、大阪大学が邪魔になってますなぁ。


五、林家染左・・・・・・・・・・「壷算」

もっともっちゃりと、仁鶴師匠のこってり感が欲しい。

染左さん、どの噺も、上手だし、スキは無い。
しかし、人間の喜怒哀楽の振幅が少ない分
笑いも、上品のような気がする。

えぐい演者も、きらいな割りには
あっさりめの演者も,物足りない。
わがままで、贅沢ですな。

「狸賽」の狸・「七度狐」の狐・「壺算」の人間。
今日の三席。・・・・・・騙し、騙され、つなぎですな。
まあ、落語に出て来るのは、皆かわいいですが。

演目を見ながら、土、日に合えば、また参加したいですな。



林家亭~染左開発計画
2008年10月25日(土)午後6:30開演
ワッハ上方・7Fレッスンルーム

一、桂そうば・・・・・・・・・・「手水廻し」
二、林家染左・・・・・・・・・・「狸賽」
三、笑福亭鶴二・・・・・・・・「禁酒関所」
四、林家染左・・・・・・・・・・「七度狐」
中入り
五、林家染左・・・・・・・・・・「壷算」


08-58
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鶴二さん「禁酒関所」ネタおろし~地盤珍華の会

2008-09-27 23:08:22 | 笑福亭鶴二
今日は、東京の兄貴が大阪へ来たので、
鶴二さんが出る、地盤珍華の落語会。
誘って、一緒に、高津の富亭ヘ。

鶴二さん、今回「禁酒関所」がネタおろしと、
プロのネタおろしとは、どんな仕上り具合なのか、
興味深々でしたが。


最初に、珍念さんと、文華さんが登場。
まず、巨人阪神戦、天王山にお越しいただき有難う御座います。
エライ日に会があたったと心配していましたが、
40名もの、大入りです。
文華さんは阪神。珍念さんは巨人。そして三幸さんも巨人。
愛媛出身で、TVは巨人戦しか写らなかった。

三幸さんは、三枝師匠の12番目の弟子。
3×4=12で縁起が良いと思っていたが、
すぐ上に、二人辞めた先輩がいましたと。

その後、ゲストの鶴二さん、兄さんと呼ばれているが、
珍念さんは同じ昭和61年入門。
文華さんは二年下の、ほぼ同期。

血液型は、鶴二さん、文華さん、共に、AB型。
そして福笑師匠もと、結構変な人が多い。
「天才と・・・・・・は、紙一重」と言うが、さてお二人は。

今日は、三人ともネタおろし。
是非、暖かい目でご声援を。


一、桂三幸・・・・・・・・・・・・「四人ぐせ」

愛媛大学の落研で、既にTVの番組にも出ており、
ある人の紹介で、三枝師匠に出合う。
大阪の楽屋を尋ねると、「食べられへんけど来るか」と
思わず、「はい」と言ってしまって入門。
大学院には、4番目で入れたのに、落語家には12番目として。

しぐさ噺の割には、しぐさのパワーがもう一つ。
各しぐさが、癖で自然と出なければならないのが、
考えながらの動きに見える。

先週の都んぼさんの、目の擦りが絶品だったので、
比較してしまうが、でも今後も古典への挑戦期待しまっせ。


二、桂文華・・・・・・・・・・・・「へっつい幽霊」

おもろいすな。
ネタおろし、手探りしながら、噺を進めるが、
ツボはおさえて、笑いは充分。

まずは、へっついを引き取らしに、夜分道具屋を、
ドンドンと表の戸を叩いて入るシーン。

「取って、取って」の連呼。

「へっつい担いでふらつく、作ぼんの醜態」

「熊はんの酒の勢いに戸惑う幽霊の表情」

幽霊出る際、三幸さんに頼んだ鳴物合わず、やり直し。
文華さんのネタおろしと言うより、
下座の三幸さんの練習か

サゲは、幽霊が丁で勝ち、
熊「賽は一つは、1,3、5.もう一つは、2、4、6、しか出ない」
熊「丁が出るはずが無い、何か細工したやろ」
幽霊「はぁ、ちょっと」
熊「何で、そんなことしたんや」
幽霊「へい、つい」
と、文華バージョンのサゲ。

本来は、幽霊が負けて「もういっぺんやりたい」と言う。
熊「おまえに金が無いのが解っていてでけへんな」
幽霊「それやったら、心配いりまへん。」
「私も幽霊、決して、足は出しません」

負ける方も違うし、サラリとしたサゲで。
元々、このはなしは山場が豊富だけに、
サゲは、後付けのようなもの。文華バージョン・・。
優劣つけ難いほどの、スッキリ感、よろいいな。


三、桂珍念・・・・・・・・・・・・「金明竹」

珍念さん、ひどい・・・・。
ネタおろしではなく、ネタ稽古状態。

最後の客、用件を立て弁の連続のところ。
二度繰り返して、女将さんが旦那にトンチンカンに伝える。
二つ目の稽古ネタとして、喋りの達者ぶり披露する箇所。
この噺の見せ場でおます。

そこで、この立て弁で、珍念さん、ツマル、ツマル
最初に、珍念さん、詰まった時、客席から、台詞の助け舟。
(あのお客さん、すごい、台詞、完璧。)しかしながら、珍念さん、
四分三は、床に置いた、ネタ帳を見ながらの、情けない状態。

ああ、こんなネタおろし、二度と付合いたく無いでっせ。
「金返せ状態」・・・地盤沈華に改名か。


四、笑福亭鶴二・・・・・・・・「禁酒関所」

ネタおろし、朝も演じて来たので、正式には二回目。
でも、安定度、抜群。で、お口直し。

お役人が、酔っていく様は、最高。
酒は、笑福亭のオハコ。
鶴二さんにとって、この「禁酒関所」が登竜門か。

只、三人の使い者の差が、左程無いのが気になったが。
最初の水カステーラ、次の油、そして最後の小便を運ぶ者
年令と、生意気加減が演じられたら、最高。

でも、さすがプロ。
ネタおろしと言えども、この完成度。

「鶴二さんは、職人(プロ)、ええ仕事してまっせ」


地盤珍華の会
2008年9月27日(土)PM6:30~
高津の富亭

一、桂三幸・・・・・・・・・・・・「四人ぐせ」
二、桂文華・・・・・・・・・・・・「へっつい幽霊」
三、桂珍念・・・・・・・・・・・・「金明竹」
四、笑福亭鶴二・・・・・・・・「禁酒関所」
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私は鶴二さんの弁慶・「けぇべんさん」・・・・~・新まる八落語会

2008-06-22 23:28:18 | 笑福亭鶴二
居酒屋の2F、70名の盛況。
かつて、まる八として、福團冶さんが主催していた落語会で、
壁のあちらこちらに、春團冶師匠の写真が。

今回、春團冶一門と、オーナーと同期である鶴二さんとで、
「新・まる八落語会」として、リニュアル、スタート。
三ヶ月に一度の開催予定との事。
日曜日の、夕方5時スタートは、よろしいなぁ。


一、桂咲之輔・・・・・・・・・・「平林」

入門2年目。春團冶一門の最初のネタは「平林」が決まり事。
うけなくても、笑いが無くても、
ひたすら、大きな声で、しゃべりまくれと。

今日も、ひたすら頑張りますと、「平林」を。
噺家のデビューの時期に立ち会えるのも幸せ。
中盤から会場から笑いがでると、こちらまでうれしくなる。

噛むことも、とちる事も無く、無事サゲへ。

同期の入門が、9名いるとの事。
落語ブームで入門してきた、繁昌亭チルドレン、頑張れ。


二、桂春之輔・・・・・・・・・・「死ぬなら今」

春之輔師匠が言う様に、不思議なネタ。
題目の「死ぬのは今」を必ず頭に入れとくようにと。

かつての我太呂師匠の得意ネタ。
閻魔さんと地獄の面々が収賄と偽金使いで捕まって、
地獄はからっぽ。

ここで落語のお題目、「死ぬなら今」・・・・。
なんとも、ひねったサゲ。

皮肉たっぷりの先代文我(我太呂)師匠が得意にしていたのも納得。
なんとも、不思議な笑いで充満した、一席でした。


三、笑福亭鶴二・・・・・・・・「船弁慶」

先々週の「めざせ四天王寺の会」の時病気入院の為、
聴けなかった「船弁慶」を聴きたさに、この会に。

良かったですなぁ。

雀のお松。かみなりのお松。
帰って来ていきなりのご近所への挨拶。
しゃべりぱなしの、お松さん。・・・・・いますいますこんなおばさん。

喜六の、うちの嫁さん、恐い恐いと言いながらの、のろけ。
俗に言う、かかあ殿下は、夫婦円満のひとつのかたちか。

灸と井戸端での水の熱い寒いで思い出す、買い物の焼豆腐。
どのシーンも爆笑。鶴二さんが演じる喜六、イキイキ、大好き。

でも、鶴二さんの良さは、渡しの船頭さんが艪をかくところを
じっくりと演じるところ。
手を抜かない良さが、噺の品質を上げる。

来て良かった。聴いて良かった。会えて良かった。
まさに私が、鶴二さんの「弁慶」、「けぇべんさん」になりそう・・ですな。




新・まる八落語会
2008年6月22日(日)午後5:00~
今里・居酒屋まる八

一、桂咲之輔・・・・・・・・・・「平林」
二、桂春之輔・・・・・・・・・・「死ぬなら今」
三、笑福亭鶴二・・・・・・・・「船弁慶」
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上方特選でっせ~第二回松竹特選落語会

2008-05-18 22:36:56 | 笑福亭鶴二
第二回松竹特選落語会,・・・・贔屓の鶴二さん、梅團冶さん
そして、いま一番おもしろい、三喬さんの豪華メンバー。

B1角座。初め御堂筋よりの松竹座へ、そこには無く
不安げに、中座を過ぎると、角座の看板。
昔あった場所なのか。昔の事で、記憶定かでなし・・・。

開場30分前に、並ぶが、他の落語会ほど並んでいる人も少なし。
拍子抜け。
会場は160名ほどの席数で、7割ぐらいの入りで開演。

一、笑福亭喬介・・・・・・・・・・・・「寄合酒」

トップは、笑福亭喬介さん。出てくるなり、開口一番でかむ。
動揺が、こちらからもみえる・・・・。
でも、すぐ気を取り直して、「寄合酒」へ。

次から次へと、鯛を筆頭に食材をかすめては、もって来る。
料理は、全てトンチンカン。

次第にエンジンがかかった、10分経った時点で、
「わぁ、わぁ、いうてます。おなじみの「寄合酒」でございます。」と、

前座の開口一番で、しっかりとしたネタを演じる姿勢に、
おおいに好感が沸く。


二、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・「稽古屋」

本日、お目当の、笑福亭鶴二さんの登場。
「待ってました」、「たっぷりと」

高座に上がるなり、B1角座、今月の31日で閉館。
普段、これぐらい入ってくれたら、そんな事無いのにと。

マクラは、子供の前で演じた、はなし。
子供の無邪気さが、伝わって、おもしろい。

うどんの食べるしぐさが解り易いと、
「箸を、目のあたりまで高く上げて。」
「熱いから、ふう、ふう、と息をかけて」と言うと、
子供が、「うどんぐらい、自由に食べさせてや」と・・・・。

噺は、十八番、「稽古屋」
今日は、二列目で、手の指の先まで、しぐさが100%見れて、
感心、そして感動。

習い事の、芸への「厳しさ」と、子供の親御さんへの「きづかい」。
お師匠はんの色気ただよう「はんなり」感、ようでてましたなぁ。

三味線の、吉川絹代さんとの、イキもぴったり。

「おもしろさ」よりも、さらに「粋さ」を感じた、
今日の「稽古屋」でした。


三、桂梅團冶・・・・・・・・・・・・・・「青菜」

梅團冶さんのダミ声。
あの声を聴いただけで、梅團冶ワールドヘ。

ただ、演者の年令かそれとも貫禄か、
植木屋が、立派な植木職人に見えてしまう。

お屋敷を出て、長屋に帰る際、酔いが入った状態。
あまりの酔いぷっりに、出入りの先で、酒に強い植木屋が
そこまで飲むのか。・・・・・酔うのか・・・・・。

でも、しっかりした植木屋。酔わなければ、
連れの大工に、先程のまねをしようとする気にならないか。

どっしりとかまえた「青菜」でおました。


四、笑福亭三喬・・・・・・・・・・・・「借家怪談」

三喬さんのマクラはいつもおもしろい。
(分類、分析、5の条件、が基本)

今日は、「幽霊」と「化物」の違い。
幽霊は人間。化物は人間以外の動物や、物が化けたもの。
そして、幽霊は人に憑くが、化物はその土地、場所に憑くと。
ただ人間と言えども、すべてが幽霊になれるのでは無く、
なれる、ハードルは高い。

5つの条件。
①美人である・へちゃでは、問題外。最初から幽霊、化物か。
②色白である・青アザ、血のり。映えるのは色白。
③もの言わず・しゃべりでは折檻を受けても言訳では哀れさが無い。
④足が小さい・濡れワラジのような足音が、ジタジタがバタバタでは
⑤やせている・灯篭の陰から・そこからはみ出すようなデブでは
ひとしきり、幽霊の話で、「へっつい幽霊」と思いきや、「借家怪談」

仁鶴師匠の「借家怪談」のCDがあるが、話の筋は同じでも、
半分近くは、違って、サゲも「わしは大家じゃ」の演出。

言葉のリズム。言葉のおもしろさ
登場人物全員が、イキイキとしている。

三喬さんの噺は、すべて、完璧。
次から次へと、新しい噺との出会いが、楽しみです。

24日の宝塚の会では、NEWとの出会いは如何に。


五、桂小春團冶・・・・・・・・・・・・「職業病」

マクラは、5レンジャーとショッカーの話。

そして、「職業病」ヘ。2回目の出会い。

シキビさんの葬儀屋口調が、全編を引張る。

「おもしろい」。創作落語であり、2回目でも楽しめるのは
噺の完成度の高さの証。

「冷蔵庫哀詩」、「失恋飯店」、「漢字の悪い人」など、
小春團冶さんの代表作に、早く出会いたいものです。

この充実した実力派の落語が、満席に成らないのは、
本当に、落語ブームなのか。単なる繁昌亭ブームだけでは。
各噺家主催の地域寄席はそれなりの
ファンを集めているのに。

松竹さん・・・、おかかえの大事な芸人さん・・
もっと、世間に、アピールしてくださいなぁ・・・。

でも、本日の落語会。

・・・・「上方特選落語会」、といえる充実ぶりでした。




第二回・松竹特選落語会
2008年5月17日(土)午後7:00開演
B1、角座

一、笑福亭喬介・・・・・・・・・・・・「寄合酒」
二、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・「稽古屋」
三、桂梅團冶・・・・・・・・・・・・・・「青菜」
中入り
四、笑福亭三喬・・・・・・・・・・・・「借家怪談」
五、桂小春團冶・・・・・・・・・・・・「職業病」
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