「巴(ともえ)の会」・・・・幕があくと、ズラッと、襲名披露のごとく、
四人が、色それぞれの座布団の上に。
左から、鶴二さん、瓶太さん、遊喬さん、文鹿さん。(キャリア順)
「巴の会」は、元々、鶴二、瓶太、遊喬さんの、3人の会。
瓶太さんが、抜けた際、ピンチヒッターが文鹿さん。
その後、四人で。
今回は、帰って来た「巴の会」とパンフレットは、
帰って来た「ウルトラマン」を意識して制作したが、効果薄し。
あぁ、着物姿では、無理がおまんなー。
一、笑福亭呂竹・・・・・・・・・・・「開口一番」
市川海老蔵似と、自己紹介。
「鯉のえさ、100円」の小噺ひとつ。
即、はなしへと、今日は、声が嗄れて、渋味があって、カッコ良い。
東の旅の、喜六、清八の掛け合い。・・・「煮売り屋」へと。
おなじみの、「村雨(覚め)、にわさめ、じきさめ」のなんとも水くさい酒。
そして「口上」、「どじょう」、「ばな」へと続く。
常に、キッチリ、演じる姿勢は素晴らしい。
早く「崇徳院」、「みかん屋」、「牛ほめ」など、呂竹さんで聞いてみたい。
二、桂文鹿・・・・・・・・・・・・・・・「タヌキハブラシ」
マクラは、無人パーキングで精算すると、隣のフェンスが下りた。
アタリの出る自動販売機で、次々ランプがつくので、
ラッキィと押していると、釣銭取るの忘れていただけで、有料だった。
細かい失敗談。「小さな失敗は、小さながっかり(笑い)か」
話は、故桂音也さんが創った、「コマソン(CMソング)時代」を
師匠の文福さんがリメイク。
音也さんは、40年前に2、3度聞いているが、今で言う創作落語。
アナウンサーの声の良さを生かし、何ともい得ない味がありました。
話は、新商品「タヌキのハブラシ」を売り出す為、
社内で、CMソングを募集。次々、・・・・・・・・のCM。
CMの紹介で、飛び出す、今のCMソング、12~15は紹介。
この部分、もっともっと、間を空けずに、次から次からでれば
お客の期待以上の間合いが、だせればと・・・・・・残念。
でも「めずらしい」話、ありがとうございました。
三、笑福亭遊喬・・・・・・・・・・・「高津の富」
お馴染みの「ね、1365」、、「たつ、857」、、「とら、963」
1,000両、10億。・・今なら、超ドリームジャンボですな。
当たってみたい、今週は、ロト6は、4億とか。
遊喬さん、・・・・2等が当たると、妄想する人。
大ほらふきの当たってからの演出は、シリアスそのもの。
人間、極限は、・・・言葉無くして、黙り込むか
・・・・反対に、身体がブルブルと震えだすのか、
さてどちら、・・・・心配は、まあ、当たってからでも十分。
こんなとき、人は。と、人間の性(サガ)を描く、落語。
「高津の富」、庶民の夢をのせた、ようできた噺ですな。
四、笑福亭瓶太・・・・・・・・・・・「崇徳院」
今や死語がいっぱい。たとえば「恋わずらい」。
手伝いの熊のおかみさんが、
「借家持ちの大家になれるわ」と、喜び。
「見つけならんなら、あきらめまひょ」と、落胆。
「黙って歩いてたと聞いて」、の怒り。
熊さん相手に、もっともっと気持ちの揺れがあればと・・・・・・。
福知山からの応援団もあり、サービス精神満杯の舞台。
声の迫力、すごい。声の大きいのは、舞台人の、基本ですな。
五、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・「口入屋」
最高です。
「丁稚が口入屋に出掛けた」ところ
「おなごしが、たしなみを述べる」ところ
そして、山場は、番頭がお給金を決める「ドガチャカ」のところと
、今まで、思っていましたが、
最後の、「膳棚を掲げ、井戸にはまる」ところが、これほど面白いとは。
今までの「言葉のおもしろさ」が、「視覚のおもしろさ」に大変身。
一階の台所の板張りの広間が。ビジュアルに現れる。
一番番頭と、二番番頭の力の入ったしぐさ。
「顔」と「目」で表現。
鶴二さん、上手い。素晴らしい。
鶴二さんの今日の噺ぷりで、
「口入屋」全篇、おもしろい噺になりました。・・・・・・すごい。
次は、夕陽丘寄席。さて何が聞けるのか、
心から、「お楽しみ」ですな。
帰ってきた「巴の会」
2008年3月16日(日)午後5時30分開演
天満天神繁昌亭
座談会
一、笑福亭呂竹・・・・・・・・・・・「開口一番」
二、桂文鹿・・・・・・・・・・・・・・・「タヌキハブラシ」
三、笑福亭遊喬・・・・・・・・・・・「高津の富」
仲入り
四、笑福亭瓶太・・・・・・・・・・・「崇徳院」
五、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・「口入屋」
四人が、色それぞれの座布団の上に。
左から、鶴二さん、瓶太さん、遊喬さん、文鹿さん。(キャリア順)
「巴の会」は、元々、鶴二、瓶太、遊喬さんの、3人の会。
瓶太さんが、抜けた際、ピンチヒッターが文鹿さん。
その後、四人で。
今回は、帰って来た「巴の会」とパンフレットは、
帰って来た「ウルトラマン」を意識して制作したが、効果薄し。
あぁ、着物姿では、無理がおまんなー。
一、笑福亭呂竹・・・・・・・・・・・「開口一番」
市川海老蔵似と、自己紹介。
「鯉のえさ、100円」の小噺ひとつ。
即、はなしへと、今日は、声が嗄れて、渋味があって、カッコ良い。
東の旅の、喜六、清八の掛け合い。・・・「煮売り屋」へと。
おなじみの、「村雨(覚め)、にわさめ、じきさめ」のなんとも水くさい酒。
そして「口上」、「どじょう」、「ばな」へと続く。
常に、キッチリ、演じる姿勢は素晴らしい。
早く「崇徳院」、「みかん屋」、「牛ほめ」など、呂竹さんで聞いてみたい。
二、桂文鹿・・・・・・・・・・・・・・・「タヌキハブラシ」
マクラは、無人パーキングで精算すると、隣のフェンスが下りた。
アタリの出る自動販売機で、次々ランプがつくので、
ラッキィと押していると、釣銭取るの忘れていただけで、有料だった。
細かい失敗談。「小さな失敗は、小さながっかり(笑い)か」
話は、故桂音也さんが創った、「コマソン(CMソング)時代」を
師匠の文福さんがリメイク。
音也さんは、40年前に2、3度聞いているが、今で言う創作落語。
アナウンサーの声の良さを生かし、何ともい得ない味がありました。
話は、新商品「タヌキのハブラシ」を売り出す為、
社内で、CMソングを募集。次々、・・・・・・・・のCM。
CMの紹介で、飛び出す、今のCMソング、12~15は紹介。
この部分、もっともっと、間を空けずに、次から次からでれば
お客の期待以上の間合いが、だせればと・・・・・・残念。
でも「めずらしい」話、ありがとうございました。
三、笑福亭遊喬・・・・・・・・・・・「高津の富」
お馴染みの「ね、1365」、、「たつ、857」、、「とら、963」
1,000両、10億。・・今なら、超ドリームジャンボですな。
当たってみたい、今週は、ロト6は、4億とか。
遊喬さん、・・・・2等が当たると、妄想する人。
大ほらふきの当たってからの演出は、シリアスそのもの。
人間、極限は、・・・言葉無くして、黙り込むか
・・・・反対に、身体がブルブルと震えだすのか、
さてどちら、・・・・心配は、まあ、当たってからでも十分。
こんなとき、人は。と、人間の性(サガ)を描く、落語。
「高津の富」、庶民の夢をのせた、ようできた噺ですな。
四、笑福亭瓶太・・・・・・・・・・・「崇徳院」
今や死語がいっぱい。たとえば「恋わずらい」。
手伝いの熊のおかみさんが、
「借家持ちの大家になれるわ」と、喜び。
「見つけならんなら、あきらめまひょ」と、落胆。
「黙って歩いてたと聞いて」、の怒り。
熊さん相手に、もっともっと気持ちの揺れがあればと・・・・・・。
福知山からの応援団もあり、サービス精神満杯の舞台。
声の迫力、すごい。声の大きいのは、舞台人の、基本ですな。
五、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・「口入屋」
最高です。
「丁稚が口入屋に出掛けた」ところ
「おなごしが、たしなみを述べる」ところ
そして、山場は、番頭がお給金を決める「ドガチャカ」のところと
、今まで、思っていましたが、
最後の、「膳棚を掲げ、井戸にはまる」ところが、これほど面白いとは。
今までの「言葉のおもしろさ」が、「視覚のおもしろさ」に大変身。
一階の台所の板張りの広間が。ビジュアルに現れる。
一番番頭と、二番番頭の力の入ったしぐさ。
「顔」と「目」で表現。
鶴二さん、上手い。素晴らしい。
鶴二さんの今日の噺ぷりで、
「口入屋」全篇、おもしろい噺になりました。・・・・・・すごい。
次は、夕陽丘寄席。さて何が聞けるのか、
心から、「お楽しみ」ですな。
帰ってきた「巴の会」
2008年3月16日(日)午後5時30分開演
天満天神繁昌亭
座談会
一、笑福亭呂竹・・・・・・・・・・・「開口一番」
二、桂文鹿・・・・・・・・・・・・・・・「タヌキハブラシ」
三、笑福亭遊喬・・・・・・・・・・・「高津の富」
仲入り
四、笑福亭瓶太・・・・・・・・・・・「崇徳院」
五、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・「口入屋」