ぽれぽれ百綴り

犬好きおばさんのんびり雑記。

宮古をドライブ

2016-05-11 12:47:54 | たび・現実逃避
話が前後してスイマセン。

シロクマ相方の故郷、宮古へ帰った時のお話に戻ります。

早池峰登山をあきらめて宮古へ帰ったその翌日は
お義兄さんの車を借りて、ドライブ。

まずはシロクマ相方のお姉さん宅へごあいさつ。

シロクマ相方は4人兄弟の末っ子です。

姉、姉、兄、彼。

いちばん上のお姉さんは青森県十和田市在住。


2番めの宮古市在住のお姉さん宅にはうるわしいネコさんたちがいます。


(バロンさん)


(エヴァさん)


(ラーラさん)

バロンさんは気のいい男の子、ロシアンブルー系mixかな。

エヴァさん、ラーラさんは姉妹です。

ゴージャスな美人姉妹。

みんな子猫のときに保護団体から譲り受けた子たちだそうです。



さて、ごあいさつも終わり、

いざ!

海沿いを山田町あたりまで南下してのドライブ


を楽しむはずが、

ほぼ試練。

宮古の海沿いは山の中の高低差の激しい、
強烈なくねくね道なんですよ。


みなさんも習ったでしょう?

リアス(式)海岸って。

あれですよ、あれ。



車酔いしやすい私にはこれがもうね、

地獄。



「いい眺めだなあ」

と、シロクマ相方がわき見運転で(←ダメですよー)左側の絶景を楽しんでいる間中、

私、

ずうっと前方を

鬼の形相で凝視して



無言で

あがってくる胃液を飲み込んでいました。


帰り道は別のところを走ってもらいました。

宮古市中心街(っていうほど大きくないんだけど)へ戻る途中、

JR山田線の鉄橋が完成していたのが見えて感動しました。

海がすぐ近くの川に架かるこの鉄橋は、
津波で流されて線路が半分以上なかったんですよ。


(その時の姿。画像はお借りしました。)

確か、去年帰省した時もまだなかった。



今はまだ電車は走ってないけど、
目立つところなだけに
こうして鉄橋が完成しているのを見られるのはとてもうれしいです。

(まだ車酔いが残っていたためあいほん操作できず、写真は撮れず)


この後、完成した鉄橋を見られた高揚感のまま、市場へ。



ここでのお楽しみは食!

さらに盛り上がる高揚感!



なんて美しいの!!


この燦然とイクラ輝く海鮮丼を美味しくいただき、

お義兄さん宅へ帰りました。


シロさん、三陸はいいところやろ。

ご覧いただきありがとうございました。


シロさんのいない家

2016-05-09 09:51:38 | いぬ・シロさん
連日更新している自分に不安を感じます。

大丈夫か、私、

他にすることないのか?

出かける先がないのか?

友だちいないのか?

残念なことにどれも正解。


シロさんを失ってから、
そこにすべてをかけていたので、
時間だけが残され、すべきことがない。

なんとかしなくては。


昨日もお話したように、
母の日なので奈良県内の実家へ帰っておりました。


(弟ファミリーから母へ。弟ヨメの気配り)

シロクマ相方と私からは江戸屋さんのヘアブラシを贈りました。


(コレとブラシクリーナーをセットで)

私、コレと同じものを去年から使っていますが大変に素晴らしい。

メイソンピアソンなどと比べるとぐっとお手頃価格。
それで使い心地抜群なんだから、
もう竹製とかナイロン製とかには戻れません。

母もきっと気に入ってくれるはず。



土曜から私だけお泊まりして、
シロさんのお骨をそばに寝袋で寝ました。

朝起きてカーテンを開けるとね、



シロさんが輝いていて、

よく見ると、



どこからか小さなお客さまが。


シロさん、

てんとう虫になって会いに来てくれたん?

うれしいな。


ここにいると、

リビングからの見慣れた風景のなかに



トコトコあらわれるシロさんの姿はなく、

「ああ、いっちゃったんだなあ」

と、とても淋しくなります。

まだひと月ちょっと前にはお庭をちょこまか散歩していたのに。





こちらをのぞき込んでたりして。



かわいかったなあ。


最近、シロさんのことを考えると、

妙な浮遊感があって不思議な感じです。

ふわふわ。

ふわふわ。

何が現実かわからなくなる感じ。



シロさんがいなくてもお庭には季節が巡り、

日差しの強い昨日はもう初夏でした。






シロさん、まだまだあなたの姿を探してしまうよ。

ご覧いただきありがとうございました。


お花見ドライブ

2016-05-08 18:44:30 | 日々の暮らし
週末、奈良県内の実家へ帰ってました。

今はその帰り、神戸に向かう電車内でこれを書いています。



裏庭のシロさん逃亡防止ネットはそのままに、
カキツバタが満開でした。



「藤もきれいな頃やんな」

という話になり、

藤の花の咲き乱れる山道をめざしてドライブ。

それは去年、道に迷った母が偶然見つけたもの。

転んでもタダでは起きない母はさすがです。

おぼろげな記憶をたどり、無事にその山道へ。

狭い道にかかるカーテンのように

あちこちに藤の花が咲いていて見事。




まったく対向車もない淋しい山道が
この時期だけこんなに華やかでうっとり。



いい香りがしましたよ。

ハチもぶんぶん飛んでいた。




帰ってからは宮古で買った山菜をお料理。


(ウドの酢みそあえ)

この匂いがたまらなく好きです。



(シドケのお浸し)

シドケってこちらでは聞き慣れません。

正式名はモミジガサって名前なんですって。

東北では山菜の女王らしいです。

(王様はたらの芽なのかな?)

風味が菊菜に少し似た美味しい山菜です。

同じ素材で天ぷらも作ったのですが(←母が)、
写真を撮り忘れました。



シロさん、野菜好きやったから意外にお口にあったかもよ?

ご覧いただきありがとうございました。

いざ、宮古へ!

2016-05-07 10:11:49 | ラン&クライム
雨と雪で早池峰登山をあきらめた翌朝、
宮古市へ向けて移動しました。

今日の移動距離はね、

20キロ!!

徒歩で20キロ!!



12キロのザックを背負って徒歩で20キロ!!

シロクマ相方のザックは20キロ近くあるから、
12キロの私が文句言っちゃアカンのですけどね。

最寄りのバス停まで20キロなんですって


たぶん。



たぶんって…!

こんなおおらかなプランだとは知らなかった。


山小屋を5時40分に出発。

1時間後に早池峰山登山口に到着。



やぱ、雪、すごいですやん。

ここから見える早池峰山の美しいこと!




お向かいは薬師岳登山口。




昨日の盛岡南高校山岳部のみなさんは風雪のなか、こんな雪道を歩いたのか…。


がんばったね。


登山口前を通過し、雪道を歩きます。



だれもいない。

車両通行止めだからね。


でも、動物たちは歩いていますよ。


(うさぎかな?←テキトー)



(キツネ?←テキトー)



(鹿かカモシカかな?←テキトー)


そして、これは…


(大きさ比較のため、私の手袋を並べてみました。)

クマさんじゃん!!

この後、実物にもお会いしました!

クマさんとのご対面は初めて。

残念ながら写真はナシ。

10メートルくらいしか離れてなくて(←気づくのおそいよ、ふたりとも)

クマさん、座りこんで作業中だったのだけど、

動きだしたから、

こちらに向かってくるのか、逃げてくれるのか、
見極めなくちゃならんかったから。

逃げてくれました。


まだうんと若い子だと思うのん。

私より小柄。

近くにお母さんがいなかったところをみると、
独り立ちしたところかな。

道路に降りて、雪のその下の落ち葉を引っかき回して、木の実を探してはりました。

黒くて小さくて丸かった。

あんなに丸こいのに、すごい勢いで山の斜面を駆けあがっていきました。

さらば、クマさん。

かわいかったなあ。(←無事だったから言える言葉)

他にも、鹿やリスに会いましたよ。

あと2週間ほどでこの道路は車両開通になるから、みんな気をつけるんだよ。

下界には雲海。



宮古市に入りました!



通行止めの道路だから、こんな落石もあったり。

(こりゃ開通準備が大変だ。)


どんどん歩いて、雪が溶けているエリアに入ったら、そこからは、

今回の第二の目的

山菜採りです!


たらの芽、ウド、わらびにぜんまい。

まだちょっと早かったけど、たくさん採れましたよ。

20キロちょっと歩いたところで、

シロクマ相方のお兄さんが車で迎えに来てくれはりました。

もう歩かなくてすむのね!

ひさびさの重労働で足には血まめがふたつ。

そこから車に半時間以上乗って、お兄さん宅へ。


早池峰山に登れなかったのは残念だけど、

昨日悪天候のなか登ってたら、
今日のこのハードなトレッキングはとても無理だったと思うの。

ずっと何も運動してなかったから。

明日は筋肉痛で大変やで。


(収穫したたらの芽。お義姉さんがからりと天ぷらに。美味!美味!)


シロさん、次回は一緒に登ろうな。

ご覧いただきありがとうございました。

早池峰登山…?

2016-05-05 15:46:21 | ラン&クライム
登山するのにアクセスがフライトだと、
ガスカートリッジをどこで調達するかが問題です。

今回もいわて花巻空港に降り立ってから、早池峰山に行くまでにスムーズに調達したかったものの、
目星をつけておいたお店に取扱いがなく、遠方のお店へシロクマ相方ひとりでお買い物に。
予想以上に時間を費やしてしまいました。
予定どおりのバスに乗れてほっとしました。

花巻駅からバスをふたつ乗り継いで。


(バスターミナル待合室はこんなにレトロ)

いろんな種類の桜が咲きほこる春らんまんの里山を通過して。


(車窓から見える美しいピンクの濃淡)

早池峰山ふもとのバス停で下車。




神社で登山の無事をお願いして、いざ!

(ニリンソウ)

(カタクリ)

(エンレイソウ)



いくつもの滝を眺めながら、
川沿いに舗装された道を登っていきます。

この道は5月半ばまで積雪で車両通行止め。


早池峰山が見えてきました!



なんてうるわしい山!



近くに見えるけどね、

距離感としてはこんな感じ。



ちっせー。


(滝とフキノトウ)



今日のお泊りはこの山小屋、無人です。



(先客は盛岡南高校山岳部のみなさん。
15人ほどの高校生たちと先生がひとり。
お向かいの薬師岳(やくしだけ、1,645m)に登る予定ですって)



(夕食は鶏鍋。冷凍して保冷バッグで持ってきた鶏肉やつくね、おうどんはまだ凍ってましたよ)


翌日、5月1日…


4時起床、


5時出発

の予定


が、


雨でした。





やむ気配ナシ。


山岳部の礼儀正しい青少年たちは、予定どおり出発しましたよ。



今年4月に入部した1年生なんて、初の登山じゃないの?

ついこないだまで受験勉強ばっかりで、
スポーツなんかろくにできなかったんじゃないの?

それがこの雨だよ、雨!

登山口は雪だよ、雪!

早池峰山も薬師岳も風が強いらしいから、

登山道は

吹雪まちがいナシ!!


本気?

今回はやめにしない?

「山岳部は軟弱じゃつとまらない。

登るに決まってるだろ!」

なぜかいばるシロクマ相方。

修行だな。

苦行だよ。

そういうシロクマ相方が
「でもさ、山登りが楽しくなるかどうかって、
初めての登山にかかってるんだよね」って。

大丈夫か、盛岡南高校山岳部。

新入部員、

退部者続出じゃないの?


軟弱な中高年は無理をせず、

山小屋で怠惰をむさぼりました。

シロクマ相方は登れるんですけど、

私がね、

技術も根性も無理よ、無理、無理。


(ふたりだけになった山小屋は静か。
することがない私はお掃除おばさんに)



(窓からは早池峰山がきれいにのぞめる抜群の立地なのにガスでイマイチ)



明日は移動日。

一路、シロクマ相方のお兄さん宅@宮古市へ。


ということで、



シロさん、山頂からの遠吠えヤッホーは次回までおあずけや。

ご覧いただきありがとうございました。