ぽれぽれ百綴り

犬好きおばさんのんびり雑記。

もういくつ寝ると…(後編)

2012-01-22 00:32:53 | Singapore/日々の暮らし
今日のお話は昨日の続きです。
といっても、ストーリー性があるわけではないので、こちらだけでもどうぞ。
 
今タームは午前中のクラスなので、休日にしか市場にいけなくなりました。
ごった返す市場でのお正月の買出しは、魚のほかにも目的はありました。
 
   お正月用ということで、ネコヤナギもこんなにまがまがしい色に。

こちらではお正月のラッキーアイテムはみかん。

     

 
そういや年が明けてから、みかんの箱売りや、鉢植えみかんをよく見るな、と不思議だったんです。
蜜柑(みかん)の「柑」は「金」と同じ発音で縁起がいいから。
また、オレンジは中国語で「吉子」といい、吉を運んでくるラッキーな果物だからだそうです。
友人の住む上海でもみかんの鉢植えが門松のように飾られているそうですが、
よく見るともぎ取られた痕跡があるとか。
さすが、人民だな!
本当に本能のおもむくままの人々なんだから。
そう思ってたら、シンガポールのもよく見るとあちこちもぎ取られておりました
 
 ←こちらに近づいてみると… 
 
 
あはは。
 
みかんだけでなく、この時期出回っているくだものや野菜は、
お供え物や飾り物で食べられないものも多いです。
せっかくだからわが家にもお正月アイテムをと思っても、
いちいち聞かないことには、食べられないものを買ってしまうことになりかねません。

    

         

  食べられないくだものと野菜たち。下段右のはもしかしたら食べられるのかも。
  下段左のみかんは食べられないって。見た感じではわからないでしょ?
  真ん中の扇型パイナップルはいかにも食べられなさそう。
 
旧正月は私にとってはあくまでイベント。
食べられないものにお金をかけるのはもったいないので(←基本ケチ)
結局、食べられるポンカンをふたつだけ買いました。
  
   福々しい袋に入れられたポンカンたち→ 
 
「Happy New Year!!」
年末もそうだったんですが、お店の方が商品を手渡すときにそうおっしゃってくれるのが、
なんだか新鮮でうれしかったです。
 
 
こちらのお正月、「紅包」(ホンパオ、またはアンパオ)というお年玉の習慣もあります。
 
 ダイレクトメールに入っていた紅包袋。かわいくてしっかりしたつくり→   
 
玄関には「春聯」(チュンリェン)と呼ばれる赤い紙を左右に分けて貼り、「福」の文字が書かれた紙を逆さに貼ります。
春聯は中国の宋の時代からの習慣で、
逆さの福は「福が来るよう」にとの願いがこもっているのだそう。
これは、到着の"到"は"逆さ"を表す"倒"と同じ発音だからなんですって。
 
 お隣さんの玄関。シンガポーリアンと本土中国のお嫁さんのカップルで、男の子がいます。
 あれ?福の字、逆さじゃないですね。福、ちゃんと来るの?わが家にWELCOME!
     

 
そんな感じで、まわりはすっかりお正月ムード。
何の予定のないわが家は寝正月になりそうです。
みなさま、よいお年を。
 

  マンションのエントランスもお正月
 
  潔いくらいに毒々しいケーキ。食べられるそうです。本当か?→ 
 
 
ふたつ買ったポンカン、リビングのテーブルに飾っておいたのですが、
さっき見たら、ひとつなくなっていました。
 
    ゴミ箱をのぞくと…やられた!  
旧正月の元旦にふたりでひとつずつ食べようと思っていたのに~。


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