シンガポールは今日から旧正月(Chinese New Year)の休暇に入っています。
旧正月は太陰暦に類する中国暦にもとづいているので、現在のカレンダーでは毎年、日にちが変わります。
シンガポールの場合、今年は23日(月)、24日(火)の両日が祝日で、今日土曜からだと4連休です。
多くの方が、そこへ有給休暇をくっつけたり、もともと会社のお休みがもっと長かったり。
街もひとも日本のお正月のような雰囲気です。
クラスメートたちも一時帰国したり、バカンスに出掛けたり。
休み明けの授業もそろわなさそう。
平日に撮ったお正月飾りのお店。
2週間くらい前からショッピングモールもスーパーマーケットも地元市場も混みだして、
今朝の市場はそれはもうすごいにぎわいでした。
実際、市場も明日からお休みに入るところが多いらしい。
日本のお正月前の買出しとそっくりです。
いつもは来ないようなお父さんがお母さんにくっついてきているあたりも、日本と同じ。
そうでなくても混んでるのに、お父さん方はそもそもかさ高いし、
もの珍しいのか立ち止まる回数も多いので、混雑に拍車をかけています。
ごった返す市場→
ああ、疲れた。
こういった市場がウェットマーケットと呼ばれるのは、この床のせい→
ご覧のとおり、べたべたに濡れていて、すべったり、しぶきが飛んできたり。
だからこういうところでの買い物を嫌がる奥さまも多いらしいです。
今日の私のいちばんの目的はレッドスナッパー。
日本食レストランやお寿司屋さんでタイとして出される魚です。
夜はタイの塩焼きが食べたい、というシロクマ相方のリクエストがあったので。
魚屋さんをのぞくと、いつもと顔ぶれが違う。
いつもの方がお休みを取ってたり、忙しいので助っ人さんが入ったりしているのでしょう。
目的のレッドスナッパーは見つかったものの、あいにくしっぽに近い身しかなくって。
魚はほとんど量り売りですが、大きな魚の場合、
頭に近いところからほしい分だけカットしてもらうので、だんだんとそうなるのです。
せっかくお正月なのに、これじゃあ。
それでお店の方に、
「もっといいところの身がほしい。まるまる買うから新しいのを出して」ってお願いしました。
すると、お店の方がニヤリと笑って、若い子に指示。
「レッドスナッパーを持ってきて」というだけにしては、ふたりのやりとりが長い。
なんだかいやな予感。
どこかへ走っていった彼が、両手に一尾ずつ持って戻ってきたものは…ナニそのサイズ!?はじめてみる巨大サイズ。
ふだんからよく魚を買っているところへ、私の言い草がこういう結果を招いたのでしょうか。
みんなお正月の買出しなわけだし。
上客と勘違いして、とびきり大きいのを持ってきたようです。
どのくらい大きいかというと、優勝力士が持っているやつよりずっと大きい。
大きさがわかるように右の写真はイメージ用。これよりずっと大きいのです。
お正月だし、尾頭つきで食べたいけれど、これはわが家のオーブンに入らない。
そもそもふたりでは食べきれない。
「ゴメンナサイ。もっともっと小さいのをお願いします」
謝って小ぶりなのをお願いしました。
出てきたのはそれでも十分大きかったので、尾頭つきは断念して、カットしてもらいました。
シンガポールで魚を買う時は、価格やサイズにもよりますが、
うろこや内臓を取ってもらって、カットするところまで依頼するのが普通です。
私のリクエストはシンガポーリアンとは違うのか、英語が通じないこともあり、
最初のうちは魚屋さんたちを困らせていたみたいですが、
みんなだんだんと私の扱い方に慣れてきました。
さばかれている私の魚。今回はこんな感じにしてもらいました。
約2キロで$18(約1,100)でした。
頭や中骨は分けて袋に入れてくれます。明日はフィッシュヘッドカレーかな。
魚屋さん、いつもは尾頭付きで並べているのに、今日は頭と内臓が取られているものも多い。
忙しいから、時間短縮のためでしょう。
手前のオレンジに灰色っぽい紫の水玉模様の魚たち、いかにも南国っぽいですが意外に美味なんですよ。
お正月の準備、
さらっと終わると思ったら、相変わらず長くなったので、
この続きは明日に。
マンションの前庭にも菊が登場で和っぽい…ってここ、シンガポールだけど。
つい最近まで誇らしく並んでいたポインセチアが色あせて追いやられている姿が、植物界も盛者必衰。
こちらが過去の栄光。12月上旬の雄姿→
購入したタイのお味はどうでしたか?
日本は寒いです・・・
金曜日は、首都圏でも初雪でした。
早く南国に行きたいなぁ・・・!
私はポアレでいただいたのですが、
大味でした。
2キロサイズで大味なら、
あの巨大なのはどれくらい大味なのでしょう?
巨大味?
日本は今、相当寒いらしいですね。
東京もこの冬初めて積もったって。
出発までは特にお体を大切にして、
元気に旅立ってください!