今日の記事は3月7日付でUPしたものの続きです。
ちなみに本当の今日は3月13日です。
ズルして、すいません。
すべてはウツから立ち直るため、です。
さて、いかなごくぎ煮調理編。
いかなごを洗い、
しょうがを切り、
調味料をあわせてお鍋に。
上手に炊くコツは『炊いている間、絶対にお箸などでさわらないこと』らしいのです。
やわらかい魚なので、さわると煮崩れて、見た目も味も台無しになってしまうとか。
しかし、それがコツって?
分量のはかり間違えさえしなければ、だれでも上手に炊けるってことじゃん。
楽勝では?
と、素人はみんな考えるらしいのですが、
「火の入り方にムラがあったり、底が焦げているような気がして、どうしてもさわりたくなる」と聞いたので、
さわらなくても焦げつきを防げるように、底面積の大きいテフロン加工のフライパンを使いました。
調味料をぐつぐつ煮て、しょうがを入れ、
いざ、
いかなご投入。
いかなごは何度かに分けて入れるらしい。
その都度、自分の判断で、半分残しておいたお酒を振りかけました。
どのレシピでも最初から全量を煮立てるみたいなんだけど、
アルコールが飛ぶタイミングで、魚臭さも持っていってくれるような気がするのでここは自己流。
煮えたぎるいかなごたち。
なむなむ。
しかしこれ、確かにさわりたくなるなあ。
液に完全に浸されている集団と、泡に包まれている集団、表面に出ている集団、っていろいろなんだもの。
味のしみこみ具合に差が出ないのか?
うう、さわりたい。
さわりたいよー!
表に出ているのを沈めたい。
全体をがっさりかきまぜたい。
その欲望をぐっとこらえてしばらくするとこんな感じに。
あれ? しょうがのつくだ煮?
しょうがを、多いレシピの3倍、少ないレシピの15倍入れたから、
視界に見えるのは一面のしょうが。
いったいこの下はどうなっているのだ?
いかなごは無事なのか!?
ここで我慢できなくなって、へらで天地返しをしてしまいました。
どきどき。
どうなるのか心配したけれど、
時期的に成長してきたさかなたちは、
煮詰まってかたくなってきていたこともあり、煮崩れたりしませんでした。
ふーっ。
できあがり。
くったりしてたのがバットに入れてさますといろんな形に曲がってきて、無事、くぎ煮っぽくなりましたよ。
お味は…
衝撃です。
いくつももらったなかで、
私のがいちばんおいしいじゃん!!
初めて炊いたのに?
教えてもらわずに自己流で炊いたのに?
さすが、私!!
(最近、性格が相方に似てきたような…。)
私にも春がきましたよー。
ああ、わが世の春。
帰宅した相方にも報告し、味見してもらい、合格点をいただきました。
相方は漁港のある街に生まれ育ったので、魚料理にはうるさいのですよ。
参考までにいただきもののひとつと比べてみた写真を。
左がいただきもの。
右の私のものと比べると、魚のサイズの違いが歴然でしょ。
いただきものは早い時期に炊いたものだから、小さくて上品。
白っぽいのはアーモンド、ぽりぽりと香ばしくて美味でした。
おいしいわー、お箸が止まらないわー。
でもでも、私は私のがいちばんおいしいんだもーん。
(くださった方、ごめんなさい。)
後から教えてもらったのですが、
お魚好きはちょっと成長した3月半ばからのいかなごを炊くらしい。
その方が魚の味がしっかりして、おいしく感じられるのですって。
だから、相方は私のをおいしく感じたのかもね。
私の腕じゃなかったのかもね。
私が私のをいちばんおいしく感じたのは、
できたてを食べたからっていうことと、
いつでも自分がいちばんという思い込みと、
自信満々のおめでたい勘違いから、
なのでしょう。
どこがウツなんだよ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます