ぽれぽれ百綴り

犬好きおばさんのんびり雑記。

ホワイトハスキー

2017-10-13 10:13:42 | いぬ・シロさん
実家のいまは亡き愛犬、最愛のシロさん。
(最愛はシロクマ相方ではないのか?)

彼女は野良犬出身の大型犬でした。

わが家の一員になった当初、
獣医さんや訓練士さんに、
「ハスキー系ですね。特徴がよく出ています」
と言われました。


さすがに私も専門家のご意見に口を挟むことはしませんでしたが、

どこが?

と、内心では思っていました。

だって真っ白だし、目も茶色だし。

私のイメージするハスキー犬はこんなの。

(この隈取、ブルーアイこそハスキー!
画像は無料サイトからお借りしました)


それに対してシロさんはこれですよ。

(白毛・ブラウンアイ。つながれていた頃。
誰も見ていないと家の中に上がって狼藉を働くので)


が、

たまたま見つけた海外のサイトで、
ホワイトハスキーなるハスキー犬がいることを知りました。


(ホワイトハスキー。海外サイトよりお借りしました)

シ、シ、シロさん!?

似てる!
母も驚き、
「いままで見た犬のなかでいちばん似てる!」って。
シロクマ相方にいたっては、
シロさんとの見分けがつかないらしい。(それもどうかと…)

確かにシロさんは、日本の白い和犬、
紀州犬や北海道犬とは骨格も顔つきも似ていないんですよね。
調べてみたけれど全然違う。
毛質も違ってそう。


シロさんと散歩していると出会ったひとから、
「大きなワンちゃんですね。何犬ですか?」
って聞かれることが結構ありました。

当初こそ、
「雑種ですがハスキー犬の血が入ってるそうです」
って答えていたものの、
怪訝な顔をされることも多くて、
場合によっては、
「真っ白ですけど?」とか「どのへんが?」と返されることも。

徐々に「雑種です」(キッパリ)とだけ答えるようになりました。


ホワイトデストロイヤー・シロさんが悪いことをした時も、
「どこの馬の骨かわからんアンタを育ててやったのに」
とか叱ったりしてたけど、
もしかしたら純血に近いホワイトハスキーだったのかも。

どこの馬の骨かわからないのは私の方なのかも。


ホワイトハスキー、
日本では珍しいのか、
検索してもあんまり出てこない。
海外サイトだとちょくちょく出会えます。


(これも海外サイトより。上の子とは別犬です)

シロさんも若くてぜい肉のない頃は、こういう凛々しい横顔だったなあ。


(横顔の子です。和犬と比べると小顔)

体型も似てる。
シロさんは後年、病気で断尾してうさぎみたいな丸いしっぽになっちゃったけど、
狼みたいな長くてふさふさのしっぽをだらんと下げるのも同じ。
しっぽを振らない子だったんですよ。
その断尾の手術後にエリザベスカラーを付けるときも、
獣医さんが「この子、体の割にアタマがちっちゃいねー。
それに首が細い。毛深くてわからなかったわ」って驚いてました。


もう本犬はいないけれど、
意外に高貴な生まれだったのかなあ、と思ったり。
生まれたお家の方のモラルや愛情がちゃんとしたものだったら、
もっと立派なお家にもらわれて、もっといい暮らしができたのかも。

旅立ってからちょうど1年半、
いまなお、
どこから来たん?
どんなお父さん、お母さんやったん?
と、思いを巡らさせてくれるシロさん。


シロさん、幸せでしたか?


ご覧いただきありがとうございました。