もるるんのよくばりポケット

いろーんなことに興味がある、ミーハーな働く主婦もるるんの日常や思ったことを書いていこうと思います☆☆

「レイディマクベス」見てきました

2023-11-14 01:28:38 | お芝居

「レイディマクベス」 よみうり大手町ホール 2023.10.18 18:30~

天海祐希さん、鈴木保奈美さんの舞台。これは見てみようとチケットゲット。
レディマクベスってことだから、マクベス夫人の話?くらいの基礎知識で見ることに。

ここよみうり大手町ホールは、昨年、直人の「奏劇 vol.2『Trio~君の音が聴こえる』」を
見に来た劇場でした。劇場というより、講演会向きの会場ですけどね。

話の内容は

「戦争が続いているとある国。レイディマクベスは元軍人であり、自ら戦場に赴く兵士だった。
マクベスとは、ともに国を守るために闘う同志として知り合い、恋に落ち、娘を授かります。しかし彼女は産後、戦場へ戻れなくなり、母として、家庭を守ることに専念しています。彼女はそんな現状に満足できないまま人生を歩んでいます。戦いは相変わらず終わりを迎える様子もなく、夫マクベスは戦場で次々と勝利を収め、国を導く存在となります。彼女は常に忘れられない若き日に描いた夢があります。それは「夫と共に国を治める」ということ。そんな時、統治者ダンカンが血縁者以外から後継者を選ぶと宣言します。彼女の脳裏に忘れずに在った夢であり、夫婦の野望、そしてその夢が今、まさに手に入りそうになった時、二人は望むものを手に入れることができるのか・・。」(公式サイトより)


上にも書いたように、「マクベス」の話を、マクベス夫人の目線から表した話だと思ってたから、
話の内容がそういうものではなかったので、正直面くらったというのが第一印象です。

レディマクベスは元軍人でマクベスと結婚して娘を生んだあと、戦場には戻れていない。
今も争いはおきている。彼女は周りの人たちに、自分の過去の戦いの話をしている。自分は家庭を守ることしか今はできず、夫を
支えているが、その状況に満足できていないため、そのような話をしている、
夫は戦場で勝利をおさめている。彼女は夫とともにこの国を統治したいと思っている。
今の王のダンカンには子供がいないので、後継者として誰を指名するかが噂となっている。
そしてダンカン王はマクベスを後継者として指名。共同統治をしたかった彼女は選ばれなかった。
マクベスは戦場でずっと戦ってきたことより、心を病んでしまっていて、国を治められない状況になっている。
ダンカン王がなくなり、マクベスが国王となるが、彼はもう戦地に兵を送る決断さえできなくなっていた。
それに業を煮やした彼女はついに、夫を射殺し、自分が王となる、
が、その結果、自分の将来や希望を失ってしまう。
それを見た娘が彼女を射殺。人々は彼女を無理やり王とする。


という感じの内容でした。

セットが、どこかの公園のような感じで、ベンチがいくつかあって・・・、そこにキャストが集まっている
マクベスって感じではないので、ここでちょっと拍子抜けしてしまいました。
マクベス夫妻の娘の吉川愛さんが、ストーリーテラーと言った感じでした。

そして基本キャストの会話劇。
話している内容は、今の戦況や、以前の戦況のこと。そして子供がいない今のダンカン王の後継はどうなるか。
レディマクベスが現状に不満を抱いていることがよくわかる。
今の世の中のことを風刺しているような内容で、出産後の女性の社会復帰の話とか、
男性中心の社会に進出しようとする女性の生きにくさとか、レディマクベスの葛藤はよくわかる。
だけど、正直、なんでマクベスを題材にして、このテーマにしたんだろう?

物語の後半は、ダンカン王の死去に伴って話が動く。
「国王を倒した者が国王になる」
夫を射殺したレディマクベスが王となり、王冠をかぶる。
しかし、父を殺されて哀しみと怒りをもった娘が、彼女を射殺。。。
娘が王となることになってしまう。。。娘は困惑しているが、王冠を頭にのせられる

正直、よくわからない話だったなあと。
一応マクベスをなぞってはいるんだけど、マクベスではないし。。。うーんという感じで
私はよく理解できずに終わってしまいました。ちょっと残念。

キャストの感想では、

まず、レディマクベスの天海さん
セリフの多さにびっくり。すごいなあ・・・
葛藤を抱えながらも信念を持つ、強い女性を演じれば、ぴったりですよね。
凛と立つ姿が、とても美しかった。

マクベスのアダム・クーパーさん。
日本語大丈夫なのかなあと思ったら、返事とちょっとくらいの片言の日本語。
寡黙な人という設定だし、心を病んでしまっているので、これくらいのセリフでいいのかなあと。
途中、語りだすときは英語でしたね。
天海さんと途中少しダンスを踊ったんだけど、そこはさすがでした。

マグダフの鈴木保奈美さん
セリフがとても聴きやすくて、彼女も葛藤を抱えながらも凛としている女性だった。
レディマクベスとは違った女性の生き方をしっかり表してたなと。

それから、一番心に残ったキャストが
娘役の吉川愛さん。
めっちゃうまいなあ。。。声もいいし、このメンツの中でも存在感ある演技で。
そしたら、子役で活躍されてた方なんですね。吉田里琴ちゃんという芸名で。
で、思い出した。吉田里琴ちゃんといえば「ホタルノヒカリ」で蛍の子役ちゃんだった子じゃないですか~
「メイちゃんの執事」とかも出てたよね。そんな昔から活躍されていたんだ。
これからどんどん舞台にも出てほしいな。


期待が高かった分、???という感じの舞台ではありました。
思ってた内容とだいぶ違ったので、拍子抜けというのが一番だったかも。

 

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