2日目(最終日)です。
この日は阿曽原温泉小屋から黒部ダムまでの18.6kmです。
朝4時頃、周りが結構騒がしかったのでテントから外の様子を見てみると、ほとんどのテントに明かりがついてみなさん出発準備を始めていました。
山歩きの人の朝って早いんですね。。。
私も起きて、軽く食事を取ってから荷物の片付けをば。。。
午前6時5分にテント場をあとにしました。
※この時間でテント泊で出発していなかったのは2グループのみでした。
登山道を落石が塞いでるし。。。
でも高巻きのロープが張られいて問題なく通過。。。
権現峠のこのトンネル、阿曽原側から入る場合はライトをつけましょう。
ちょうど中間ぐらいに木材の梁みたいなのがあって頭をぶつけてしまう可能性大です。
私の場合は、何も知らずヘッドライトをつけずに突入して、思いっきり頭をぶつけてしまいました。。。
が・・・ ヘルメットをかぶっていたので、いって~な~、ぐらいで済みました。。。
仙人谷ダム側から入った場合は、その梁の手前で人感センサーライトが設置されているので大丈夫と思います。
登山ルートは、ここから仙人谷ダムの施設内を通過します。
仙人谷から欅平までつながっている関西電力黒部専用鉄道の線路
昭和11年から昭和14年にかけて、ここ仙人谷から欅平までのトンネル工事が3工区に分けて行われたのですが、
特に仙人谷から阿曽原までの第1工区は高温地帯を掘削する難工事だったそうです。
掘り進めるにしたがってどんどん岩盤温度が上昇し、最高166度にまでなったそうです。
高温によるダイナマイト暴発事故や熱中症で倒れる人など大変な工事で、
全工区の犠牲者300人あまりのうち、高熱随道(雪崩犠牲者含む)での犠牲者は半数以上を占めたそうです。
富山県警から工事中止命令が出されたこともありましたが、
軍需物資製造のための電源開発は国策であったため、破格の給料で作業員を集め工事が進められたそうです。
結構熱気があって、デジカメのレンズもすぐに曇ってしまいます。
レンズを拭いて、素早く撮影です。
※ここは登山ルートではありません。
施設内に設置されていた温度計
施設屋外に出ました。
ここから階段を登って仙人谷ダムを渡ります。
仙人谷ダムから見た下流方面
上が先ほどの関西電力黒部専用鉄道の線路、下が発電用水路でしょうか。。。
仙人谷ダムを渡って、振り返ったところ。
ダム上部を通過して左方面に行くと、劔岳方面へと続く雲切新道へつながります。
対岸に見える3つの梯子が雲切新道です。
黒部川第4発電所用送電線のトンネルです。
ちょっと食事休憩をば。。。
徳島らーめん、フリーズドライ麻婆なす丼の具、白ねぎ
おいしくいただきました。
東谷吊橋です。
黒部ダム駅まで15.6km
結構スリリングです。
この吊橋のちょうど中間点あたりで、動物の糞がありました。
こんなところで用を済ませるなんて、マニアックな動物もいるもんですね。
これから通過する登山道
歩道の補修作業をしているところに遭遇。。。
「(作業が終わるまで)ちょっと待ってください」と声がかかり、私はもちろん「待ちますよ~」と返事しました。
このように維持管理作業をしてもらって、逆に感謝な気持ちでいっぱいなのですが。。。
ただ、ひとつ問題がありまして。。。
私の立っている場所、道幅も狭く、いわゆる転落するとデンジャラスなところで、
おまけにバンセンも補修作業らしく、山側の岩盤にバンセン用アンカーは打たれていますが、バンセンがありません。
重いザックを下ろしたり、ザックを背負ったまま座る(要するに姿勢を変える)勇気があるはずもなく、ずっと立ったまま20分ほど待ちました。
その場でじっと立っているのも怖いし。。。
このような感じで丸太を5本つないで、仮通過ができるようになったときに通過させていただきました。
危険なところを慎重に進んでいきます。
十字峡吊橋に到着です!
十字峡吊橋から見た十字峡です。
確か橋の近くから十字峡展望台へ下る道があるはずなのですが・・・。
十字峡吊橋を渡り、少し登ったところに少し拓けたところがあり、進行方向とは違う方角になにやら発見。。。
ここが十字峡展望台への入り口でした。
そこから5分ほど下り、この巨岩の上にあがってみると。。。
十字峡です!
橋の上から見るよりも臨場感があって、すごく良かったです。
十字峡吊橋側から流入している川
すっごい水が綺麗やし。。。 泳いでみたいし。。。 でも危なそう。。。
ワイルド アンド デンジャラスなところを進んでいきます。
この日、黒部ダム側から阿曽原温泉小屋(欅平方面)へ行く登山者とこのあたりですれ違うことが多かったのですが、
おそらく欅平→黒部ダムより黒部ダム→欅平のほうがスタンダードで、歩く人も欅平行きの人が圧倒的に多いと感じました。
言わば、デンジャラスな一方通行の歩道を逆走(私)しているみたいな感じで。。。
すれ違うことができないところでかち合ってしまった場合には、50mほどバックすることもありました。
歩いてきたところを振り返ったところ
ザイルがあるところを降りきって振り返ったところ。
重たいザックを背負った初心者な私には怖かったです。。。
先にザックを落として、身軽にして降りようか小1時間悩みました。。。
すみません嘘です。5分で決断して背負ったまま降りました。
高巻きルート
ここも降りるのは結構怖かったです。。。
ルート上に雪渓が残っていて、高巻きルートが確保されています。
綺麗な景色ですね~
そんなこんなで、黒部ダムに到着しました。
午後4時30分、ゴール地点の関電トンネルトローリーバス乗り場入り口に到着しました。
関電トンネルトローリーバスです。
このバスで扇沢まで出て、そこから路線バスで信濃大町に行き、JRで糸魚川経由で車を駐車している魚津市へ戻りました。
2日間トラブルもなく、天候にも恵まれ、楽しく歩くことができました。
また、山の中で出会った人との会話も楽しかったです。
初めての泊つきの山歩きとしては、とてもいい経験ができたと思います。
この日は阿曽原温泉小屋から黒部ダムまでの18.6kmです。
朝4時頃、周りが結構騒がしかったのでテントから外の様子を見てみると、ほとんどのテントに明かりがついてみなさん出発準備を始めていました。
山歩きの人の朝って早いんですね。。。
私も起きて、軽く食事を取ってから荷物の片付けをば。。。
午前6時5分にテント場をあとにしました。
※この時間でテント泊で出発していなかったのは2グループのみでした。
登山道を落石が塞いでるし。。。
でも高巻きのロープが張られいて問題なく通過。。。
権現峠のこのトンネル、阿曽原側から入る場合はライトをつけましょう。
ちょうど中間ぐらいに木材の梁みたいなのがあって頭をぶつけてしまう可能性大です。
私の場合は、何も知らずヘッドライトをつけずに突入して、思いっきり頭をぶつけてしまいました。。。
が・・・ ヘルメットをかぶっていたので、いって~な~、ぐらいで済みました。。。
仙人谷ダム側から入った場合は、その梁の手前で人感センサーライトが設置されているので大丈夫と思います。
登山ルートは、ここから仙人谷ダムの施設内を通過します。
仙人谷から欅平までつながっている関西電力黒部専用鉄道の線路
昭和11年から昭和14年にかけて、ここ仙人谷から欅平までのトンネル工事が3工区に分けて行われたのですが、
特に仙人谷から阿曽原までの第1工区は高温地帯を掘削する難工事だったそうです。
掘り進めるにしたがってどんどん岩盤温度が上昇し、最高166度にまでなったそうです。
高温によるダイナマイト暴発事故や熱中症で倒れる人など大変な工事で、
全工区の犠牲者300人あまりのうち、高熱随道(雪崩犠牲者含む)での犠牲者は半数以上を占めたそうです。
富山県警から工事中止命令が出されたこともありましたが、
軍需物資製造のための電源開発は国策であったため、破格の給料で作業員を集め工事が進められたそうです。
結構熱気があって、デジカメのレンズもすぐに曇ってしまいます。
レンズを拭いて、素早く撮影です。
※ここは登山ルートではありません。
施設内に設置されていた温度計
施設屋外に出ました。
ここから階段を登って仙人谷ダムを渡ります。
仙人谷ダムから見た下流方面
上が先ほどの関西電力黒部専用鉄道の線路、下が発電用水路でしょうか。。。
仙人谷ダムを渡って、振り返ったところ。
ダム上部を通過して左方面に行くと、劔岳方面へと続く雲切新道へつながります。
対岸に見える3つの梯子が雲切新道です。
黒部川第4発電所用送電線のトンネルです。
ちょっと食事休憩をば。。。
徳島らーめん、フリーズドライ麻婆なす丼の具、白ねぎ
おいしくいただきました。
東谷吊橋です。
黒部ダム駅まで15.6km
結構スリリングです。
この吊橋のちょうど中間点あたりで、動物の糞がありました。
こんなところで用を済ませるなんて、マニアックな動物もいるもんですね。
これから通過する登山道
歩道の補修作業をしているところに遭遇。。。
「(作業が終わるまで)ちょっと待ってください」と声がかかり、私はもちろん「待ちますよ~」と返事しました。
このように維持管理作業をしてもらって、逆に感謝な気持ちでいっぱいなのですが。。。
ただ、ひとつ問題がありまして。。。
私の立っている場所、道幅も狭く、いわゆる転落するとデンジャラスなところで、
おまけにバンセンも補修作業らしく、山側の岩盤にバンセン用アンカーは打たれていますが、バンセンがありません。
重いザックを下ろしたり、ザックを背負ったまま座る(要するに姿勢を変える)勇気があるはずもなく、ずっと立ったまま20分ほど待ちました。
その場でじっと立っているのも怖いし。。。
このような感じで丸太を5本つないで、仮通過ができるようになったときに通過させていただきました。
危険なところを慎重に進んでいきます。
十字峡吊橋に到着です!
十字峡吊橋から見た十字峡です。
確か橋の近くから十字峡展望台へ下る道があるはずなのですが・・・。
十字峡吊橋を渡り、少し登ったところに少し拓けたところがあり、進行方向とは違う方角になにやら発見。。。
ここが十字峡展望台への入り口でした。
そこから5分ほど下り、この巨岩の上にあがってみると。。。
十字峡です!
橋の上から見るよりも臨場感があって、すごく良かったです。
十字峡吊橋側から流入している川
すっごい水が綺麗やし。。。 泳いでみたいし。。。 でも危なそう。。。
ワイルド アンド デンジャラスなところを進んでいきます。
この日、黒部ダム側から阿曽原温泉小屋(欅平方面)へ行く登山者とこのあたりですれ違うことが多かったのですが、
おそらく欅平→黒部ダムより黒部ダム→欅平のほうがスタンダードで、歩く人も欅平行きの人が圧倒的に多いと感じました。
言わば、デンジャラスな一方通行の歩道を逆走(私)しているみたいな感じで。。。
すれ違うことができないところでかち合ってしまった場合には、50mほどバックすることもありました。
歩いてきたところを振り返ったところ
ザイルがあるところを降りきって振り返ったところ。
重たいザックを背負った初心者な私には怖かったです。。。
先にザックを落として、身軽にして降りようか小1時間悩みました。。。
すみません嘘です。5分で決断して背負ったまま降りました。
高巻きルート
ここも降りるのは結構怖かったです。。。
ルート上に雪渓が残っていて、高巻きルートが確保されています。
綺麗な景色ですね~
そんなこんなで、黒部ダムに到着しました。
午後4時30分、ゴール地点の関電トンネルトローリーバス乗り場入り口に到着しました。
関電トンネルトローリーバスです。
このバスで扇沢まで出て、そこから路線バスで信濃大町に行き、JRで糸魚川経由で車を駐車している魚津市へ戻りました。
2日間トラブルもなく、天候にも恵まれ、楽しく歩くことができました。
また、山の中で出会った人との会話も楽しかったです。
初めての泊つきの山歩きとしては、とてもいい経験ができたと思います。
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