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物部の森

日常感じたこと、趣味のこと、仕事のこと・・・等々
日記風に書いてます。

佐々木常夫氏・講演会

2011年02月10日 | Weblog
 本社で管理者向けのセミナーがあり、それが現場にもネット中継されるということで、事務所の会議室で聴講。講師は東レ経営研究所・特別顧問の佐々木常夫氏。『そうか、君は課長になったのか』、『部下を定時に帰す「仕事術」』など出版する本はすべてベストセラー。メディアにもよく登場するビジネスの世界では“時の人”である。
 ワークライフバランスや管理者のあり方といったテーマだが、この人の講演は迫力がある。長男は自閉症で、奥さんは肝臓病とうつ病で40回もの入院をし、3度の自殺未遂を図る。そんな家庭状況の中で、大阪・東京と6度の転勤、破綻会社の再建やさまざまな事業改革などに取り組む会社生活。そうして東レ同期トップで取締役に就任、最後は東レ経営研究所社長となる。超多難で多忙な人生。そんな中で培われた人生観や仕事観、すぐに使えるノウハウなどをユーモアを交えて語る。しょーもないコンサルが小手先でしゃべるのではない、経験に裏打ちされた“ホンマモン”の話。
 最後、質疑応答で会場から「職場に時短を良しとする雰囲気がなかなか作りにくいがどうすればいいか」というような質問があったが、「自分自身は本やメディアを通じてワークライフバランスを盛んに訴えてきたが、まあ日本人は全然変わってませんよ」と回答された。つまるところ、日本人ってのは、趣味に乏しく、ダラダラと働くことが、特段苦ではないのかなと思ってしまう。
コメント
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