goo blog サービス終了のお知らせ 

物部の森

日常感じたこと、趣味のこと、仕事のこと・・・等々
日記風に書いてます。

【DVD】紳竜の研究

2011年02月14日 | Weblog
 吉本総合芸能学院生(NGK)29期生のために、紳助が行った特別授業を完全収録。
 わがコーチHさんに、「プロフェッショナル~仕事の流儀」のある回のDVDを焼いてほしいと頼んでいたら、その“オマケ映像”としてこちらも郵送してくれた。せっかくなので見てみたらこれが凄い。紳助が、自分がどれだけ芸能界で戦略的に生きてきたかを詳細に述べている。
 本人曰く、「全く努力したことがない」、「本は全く読まない。映画も年1~2本くらいしか見ない」、「TV番組で司会進行するときも事前に台本は全く読まない」。それは謙遜や偽悪的に言ってるのではなく本当であろう。ただとにかく研究熱心。「芸能界入りたての頃は、B&Bや海原千里万里の漫才などを、すべて聞きながら紙に書き写し、自分で漫才の教科書を創った」。漫才師、タレント、司会者、商売人、どんな分野でも成功者を詳しく見ていたら、オリジナルな成功の方程式を導き出せるという。「自分のできることをX、世の中の流れをYとして、XとYを徹底的に研究する。そうしてYにXを合わせていくんや」。
 したがって彼はどんな世界においても成功する自信があるという。たまたま芸人で成功したが、自分自身は一人だし、過去に戻って違うことをすることはできない。それで、自分が考えていることは常に正しい、違う道でも成功したはず、ということを確認するために、歌手や飲食店のプロデュースをしているらしい。
 最後はM-1での戦い方を伝授する。TV芸と舞台芸の違い、3分間で勝負するためのネタの作り方、舞台衣装なども含めたインパクトの出し方など、自分がどのように紳助竜介の漫才を作ってきたかということも含め、余すところ無く述べる。
 「この授業を君たち(受講者)にするのは全然かめへんねん。君たちは(ライバルとして)恐ないから(笑)。ビデオにして他の芸能人に見られるのは嫌なんや。オレのノウハウ知られるから。まあ、あと何年かしたら辞めるからええけど」。芸人・芸能人向けというより一般人が見ても参考になるところだらけの非常に中身の濃い1時間半。たまたま目的のDVDとは違うオマケとしてもらったものだが、何度も見ている。やはり芸能界のトップに君臨する人は違う。島田紳助、言い尽くされた表現であるが、やはり怪物である。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする