カトリック菊池教会 


毎週の福音書と典礼にそって人生の素ばらしさを探る一言
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B年 第16主日

2015年07月16日 | 神父様からメッセージ(B年)
  当福音書では宣教活動から帰ってきた弟子たちに対して、イエス様が大きな注目を示しています。同時に指導者のない群衆にも大きな憐みを感じておられます。神様は派遣された者たちを通して人類に対するご自分の慈しみと憐みを身近に示してくださいます。さて、当個所は三つの部分に分けられています。1)12人の弟子が宣教活動から帰ってきてイエス様に報告します。2)弟子たちはイエス様と一緒に人里離れたところで休息をとります。3)イエス様が群衆に対して大きな憐みを感じられます。
弟子たちがイエス様に自分たちの活動について報告した時、行ったことと教えたことについて話しました。その教えは、イエス様の教えと全く同じでした。宣教した時に弟子たちはイエス様自身の口、手、足、になりました。活動の後、イエス様に誘われてイエス様がされたように弟子たちも静かな所に行き、キリスト信者にとって欠かせない思いと世界を示しました。つまり、イエス様が指示した場所は静かな所であり、自分の故郷(神様の懐)です。弟子たちは祈りの中で、自分ができたことに対して感謝し、自分のことを新しく見つめ直します。実は活動できたのは弟子達の力ではなく、彼らを通した神様ご自身によるものでした。最後にイエス様が指導者のない群衆を深く憐れみ、自分の言葉を与え続けられています。また明らかにされたことは、弟子たちにとって、休むことはイエス様の憐みを身にまといながらイエス様と一緒にいるということなのです。
                               モヨリ神父

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