カトリック菊池教会 


毎週の福音書と典礼にそって人生の素ばらしさを探る一言
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毎週の一言 1- 20 (年間第二十一主日)

2008年08月23日 | 神父様からメッセージ(A年)
イエス様のことを愛される皆様へ、
序門
西日、西に傾く太陽のことだが、特に盛夏から晩夏にかけては強烈で印象深いので、夏の季語とされます。西日が射す室内は耐え難い暑さです。熊本のように暑さの厳しい地の西日はまた格別である。西日はその景気に加えて光線が強烈なことが特徴です。
イエス様の言葉の意味を毎週この解説の言葉の中に探し求める人々にとって、どうして今日の解説がこの季語で始まっているかと考えめぐらしたかもしれません。実はイエス様の言葉は強烈な日差しのように、私たちの日常生活の中に、時によって厳しく入り込んで、私たちの人生を全て照らしてくださいます。そのように照らされた私たちの心は新しい、素晴らしいことを沢山見出すことができます。
使徒パウロのローマの教会への手紙 (11・33―36)
パウロの文章を読んでみると、これは手で書いたものと違って、感情で書いた文章だと見られています。パウロは珍しく同じパターンで三回繰り返して自分の思いを述べられています。パウロはイエス様の道、イエス様の定め、イエス様の知恵に捕らわれて感動しています。それに従って、イエス様の心を知り、イエス様の相談相手となり、イエス様の報いを受けるだけのために生き、それだけを頼るべきだと宣言します。私たちは神から出るもの、私たちは神様に保護されるもの、神様に向かって生きるものですから、大いに喜ぶべきで、そのためだけで生きるはずなのです。パウロは、強く強くそのことを伝えたかったのです。
マタイによる福音書(16.13―20)
今日も、イエス様が弟子たちに私たちにも質問してくださいました。「あなた方は私が何者だと言うのか」その答えによって、さまざまな生き方は大いに変化されます。殉教者たちの答えは自分の命、自分の血で答えられました。修道者の者たちも、上記の質問にはすべてを捨ててイエス様を第一の宝にしました。信徒の皆さんも社会的な恥より、社会的な利益よりもイエス様を一番素晴らしい理想にして、イエス様だけに従う者になりました。このような答えが自分の参考なりませんか。では、ペトロからの答えを分析してみましょう。まずペトロの答えは自分の才能から発生した答えではなく、聖霊の知恵と力でできた答えです。当時のペトロはイエス様に時代を渡って従った者達の代表になりました。それによってイエス様がペトロの名前を変え、ペトロの運命をも変え、自分の教会の土台として任命されました。二千年以上のキリスト教の歴史の中で、聖ペトロと聖パウロに設立されたローマにある教会は、キリスト教の中心でありイエス様の言葉通り、キリスト教会の土台であり、全世界の信徒を指導し、イエス様の教えと戒めを正しく勧める権利をもってずっと守ってきました。最後にイエス様は自分がメシアであることを言い広めないようにと弟子たちに頼んでいます。それはメシアは宣伝する対象ではなく、一人一人の心を窺い、その心からの答えだけを望んでおられるからです。
モヨリ神父

*「注目」毎月の第一と第二の木曜日。午前十時から信徒会館で、
聖書による「イエス様のたとえ話と奇跡についての勉強会」がありす。

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