カトリック菊池教会 


毎週の福音書と典礼にそって人生の素ばらしさを探る一言
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毎週の一言 1- 11 (年間第十二主日)

2008年06月21日 | 神父様からメッセージ(A年)
イエス様のことを愛される皆様へ、

山も街も、雨によって豊かに若葉青葉に染まるこの頃に吹く強い風を「青嵐」(せいらん・あおあらし)と言う。爆風ではなく、爽快感のある明るい風である。時として激しく吹きますがちなみに、この頃に吹く弱い風は「薫風」(くんぷう)と呼ばれます。いつも、そよ風のような聖霊の風に吹かれて派遣されたイエス様の弟子たちにとって、また、福音宣教に自分の人生を励んでいる人たちにとっても、当日曜日の福音書はキリスト教の宣教について、福音を告げ知らせる方法に貴重な助言を含んでいます。イエス様はこの点について、ご自分の深い関心を現わしながら、特別に宣教に努める人たちを励ましてくださいます。マタイ10章26節の福音書は、イエス様の宣教の話に属しています。イエス様がご自分の弟子たちに向かって、色んな状況の時に恐れないように励ましています。
一番目、福音は神様の言葉であり内的な力を持つので、弱い声でひそかに知らせても、その言葉は必ず大きく広く伝わっていくので恐れることはないのです。大きな力をもつ神様の言葉は、どこへでも届きます。
時によって、頭が痛くなるほど、わたしも教会の心を伝えるために効果のある宣教法を選ぶように考えていますが、その時忘れているのはこのようなイエス様の励ましの言葉でした。確かに日本的な、口込という言い広めも神様の力に支えられて効果のある宣教ではないでしょうか。
二番目、恐れてはいけない時は、特に迫害の時ですが、いつも小さい小鳥でさえ大切になさる神様は、イエス様に従う者の命を特別に大切にし、かれらを大きな慈しみとみ摂理の心で包んで保護しています。
三番目、恐れてはいけない状況は、人の前で社会的な活動の中で、私たちがイエス様の仲間であることを言い現わすことです。さて、福音宣教に勤める信徒のみなさんにとって、今日の福音書はイエス様からの、欠かかせない励ましとなっています。まず恐れないようにと勧められています。神様は私たちの命、また私たちひとり一人を大切にしてくださる方ですから、滅ぼされる恐れはないのです。そして、私たちは自己中心的な思いを宣教するべきではありません。神の言葉に支えられている私たちは、神様の言葉の奉仕者ですから、暗闇に負けず、勇気を持って屋根の上から、公の場で神様のみ言葉を述べ伝えるようにすればよいのです。その時に普遍的な力を持つみ言葉は、確実に豊かに皆の心に届くことになっています。
                           モヨリ神父

*【注目】
毎月の第一と第二の木曜日、午前十時から信徒会館で、
聖書による「イエス様のたとえ話と奇跡について」の勉強会があります。

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