カトリック菊池教会 


毎週の福音書と典礼にそって人生の素ばらしさを探る一言
菊池教会の電話:0968-25-2381

「今週の公教要理の錠剤」60

2013年02月20日 | 神父様からメッセージ(C年)
C年 四旬節第二主日  2013・2・24
 「カトリック教会の教え」から
「人間と愛」
人間の複雑な心には気持ちや思いの中から自由に発生する愛情があって、いろんな形で表現されています。友達に対し心をかけた時や友達の為に奉仕していろいろ捧げる場合それは友情と言われています。キリスト信者は知らない人を助けたり、弱い人を支えたり、困っている人を守ったりするのですが、それは独特なキリスト教の愛徳といわれるものであり、イエス様の愛を真似て、イエス様からいただいた愛に対する、イエス様への本格的な応えになります。それから結婚生活での愛は、より深い特徴があります。聖書の中でも神様自身が結婚の愛の形を通して人類への愛を例えました。結婚の愛は道徳であり、結婚生活の愛は心と体で表現されています。結婚生活の特徴はいくつかありますが、愛は忠実で、いつも弱い方を支えています。相手の喜びを無償で求めています。夫婦の愛は召命であり神様の愛を例えていますから、非常に深いものです。日々、自我を削って相手の幸せだけを求めています。その愛の実りは生まれた子供ですが、それだけではなく、子供を愛の背景の中で育てていけば、人間として家庭の教育と社会の教育を勧めていけます。大きな忍耐をもって、価値観の経験を繰り返しながら、あきらめず進まなければならないのです。キリスト信者は神様の愛の手本で自分の家庭を作っています。神様のみ摂理に自分の家庭の成長と未来を委ね、苦しい時があっても失望することなく、いつも神様の愛の中で生きるようにしています。子供たちは親たちを敬いながら、親は全て子供のために尽くせば、いつも神様が支えてくださいます。家庭はこのように教会の細胞であり、教会のイメージになっています。同時に教会は家庭のあり様を手本にします。確かに教会内と家庭内におけるハ―モーニーと愛は神様の贈り物であり、それに対して大きな感謝をしめしながら、出来るだけその背景を不正な行動で破らないように注意する必要があると思います。どんな共同体でも相手の赦しは欠かせない人間の間の接着剤であり、大きな憐れみと慈しみのこころを持って、相手の欠点を強調するよりもそれをおおい、暖かい目でみれば神様の愛を身近に体験することが出来ます.