moimoiず だいありい

おいしいもの、ほっと和めるもの、ぶらぶら街歩き、気になってること等々の身辺雑記でしょうか・・

リリエンベルグ

2007年10月08日 | スイーツ
気になっていたケーキ屋さんへ駆け込みになってしまいましたが寄ることが出来ました。

川崎市麻生区にあるリリエンベルグ、ドイツ語で百合の丘という意味になるそうですが、最寄駅の新百合ヶ丘駅に合わせて名づけられたとてもメルヘンな雰囲気のケーキ屋さん。
斬新で童話の中に出てくるような個性的な建物のデザインが目を引きます、埼玉・飯能にある「あけぼのこどもの森公園」などを手がけた建築家・村山雄一氏の手になるものだそうです。釘を一本も使わず、左右非対称の建物だそうで、不思議な温かみを感じます。

窓から厨房で働くパティシエの方たちが見え、もうすぐクローズの時間にもかかわらず果物の皮(りんご?)を熱心に剥いている姿が見えました。


木、土、泥で出来ている家で屋根には草花が植えられています。
店内は天井が高く屋根の梁もどっしりと存在感がありました。
何より働いている自分たちも楽しく、お客さんにも楽しんでもらえるようにという建物を目指したそうです。


こちらは以前から建てられていたほうの建物のようです。
ティールームを是非利用したかったのですが、土日祝日は混雑緩和のためお休みになっているのを知らずにいました、残念!! 時間帯によっては駐車場が満車になっている時が多そうです。    
          

5時ちょっと前くらいの時間、売り切れのケーキも沢山あったようでザッハトルなどのチョコレート系のケーキが見当たりませんでした(T T)が・・気を取り直してちょこちょこと
シュークリーム、モンブラン、ロールケーキ、いちじくケーキ・・
シュークリームはカスタードと生クリームが3対1の割合で入っているそう。
モンブランは9-10月限定のケーキで自家製の蜜栗漬を使っているとのことです、栗の味が生きていました。
オーナーパティシエの横溝春雄氏は支店は出さない主義とのこと・・なのでわざわざ来てもらうお客さんのためにどうあるべきか?というのを常に考えてらっしゃるようです。
         

生ケーキが並ぶショーケースとは別な部屋に焼き菓子が沢山置かれていました。
左の店内写真の奥が焼き菓子が並ぶスペース、白壁と木枠に囲まれた丸みのあるスペースがかわいらしい。
そこに置いてあった「ポルボローネ」、スペインのアンダルシア地方に古くから伝わるお祝いのお菓子とのことです。お客さんの一人の男性の方がポルボローネの箱を手に取っていたら、一緒に来た方から「また買うの?」と言われていたのを小耳に挟んでしまいました(笑) これは美味しいのだろう・・というわけで初めて買ってみたら・・正解でした。小麦を煎りアーモンド、ヘーゼツナッツペーストを加えて焼き上げてあるそうですが、ほろほろと口どけもよく香ばしく一瞬きなこ風味にも似て和菓子のようなお菓子になっています。
         

下の絵柄はテイクアウト用の手提げ袋や紙袋、はては保冷剤にまでクマの絵柄が・・かわいい。

出来たら平日のみオープンのティールームにも行ってのんびりしてみたいなぁ・・なんて思ってしまうリリエンベルグさんでした。