ぼくにとっても自治医大時代の教え子で、鴨下重彦先生に一番かわいがってもらった水関清君から最近のレポートが届きました。
このブログでも紹介しました鴨下先生について書かれたものです。北海道医師会機関誌に書かれたものは先日読みましたが、それと他の資料を合わせて送ってくれたのでした。
一番詳しく書かれたものは道医師会機関誌のもので「志のある生き方、その継承と発展」というものです。平成24年3月1日発行の北海道医報41~43ページに掲載されました。
2011年11月3に行われた鴨下先生の講演を紹介しています。内村鑑三、南原繁、矢内原忠雄の学問と医療との関係、社会からの批判・誹謗・中傷、そして父子関係とを比較した講演だったようです。
志ある生き方に対しては批判も多くなるのが世の常です。それらにめげず貫けるのは志の高さと強さでしょうか。次元の違う批判は聞き流すこともできるでしょう。
結論は「志のある生き方をしてほしい。そして、それを次の世代に伝えていってほしい」だそうです。生き方を身を持って伝え貫くことが教師の最大の使命なのでしょう。
水関君は学生時代たいへん苦労しました。しかも長い暗黒の世界を歩いていました。ぼくは遠くから見守ることしかできませんでしたが、鴨下先生の直接の支えがあったからこそ、水関君の今があるのでしょう。
彼は愛媛県の出身。自治医大を卒業後、義務年限を愛媛で過ごした後、北海道の国保病院で働き、現在は函館市立病院の総合診療科に勤務しています。後輩たちの指導で成果を上げてくれることを期待しています。
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