旅芸い者放浪記

前沢政次 ブログ

国保保険料と医療費

2013-06-11 23:14:46 | 医療制度
けさの北海道新聞トップ記事は国保の保険料を取り上げています。2010年度です。

猿払村、羅臼町が全国で1,2位をしめ、3位は秋田県大潟村に譲るものの、4,5位に利尻町、長沼町がつながっています。上位10位に北海道の町村が8町村入っているのです。

冬場の高齢者の長期入院がその原因だというのですが、果たして?

人口規模の小さい町村では一人の重症者が医療費を大きく引き上げます。おそらく住み慣れたの町や村から都市部の大病院や専門病院へ連れてゆかれるのです。競争の激しい病院では患者一人当たりの医療費が一挙に吊り上ることが多いのです。

人口の少ないところは保険料が高くなればますます住みにくくなります。

全国でもっとも安い保険料は沖縄県粟国村で31,242円。猿払村の141,650円との開きの大きいこと。何と4.5倍。

粟国村とはどんなところ? かつてこの島に住む人の受療行動を調査した先生によると「病気になっても島を出ない」のが最大の特徴だそうです。「島を出たらご先祖から離れてしまい幸せに死ねない」と考えているようなのです。

病気になったら安易に(語弊があるかもしれませんが)大都会に行く北海道島とは大違いです。

人間の幸せってなんなのでしょう?

保険料が高いことは悪いことではないんじゃないという声が聞こえてきそうですが…。



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1 コメント

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不合理 (ばんぶう)
2013-06-12 06:15:17
医療機関がなく、保険料払うだけという無医地域、限界集落問題も強く感じます。
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