旅芸い者放浪記

前沢政次 ブログ

子どもたちが元気に挨拶できる町

2013-06-12 22:37:36 | 地域協働
きょうの午後は保育園に診察に行きました。

まあ、子どもたちを責めようとは思いませんが、研修医の亀田君が診察している横から観察していると、「こんにちは」と挨拶した子は2名のみでした。園児は数十名いたでしょうか。「ありがとう」の言葉は子どもたちからは聞くことができませんでした。

2年ほど前に倶知安町の小学校と京極町の小中学校と健診に行きましたら、挨拶の差にびっくり。

それで「挨拶しよう」と京極町のあちこちで呼びかけました。今では京極の小中学生と道ですれ違うと大きな声で「おはようございます」「こんにちは」と言ってくれるようになりました。こちらがびっくりするくらいです。

夕方は社協の駒田さんがひょこっと顔を出してくれたので、お互いたまっていた意見を交換すること1時間半。

まもなくダム工事が終わると住人は一挙に400人減るそうです。京極町の人口は3000を切ります。

福祉のまちづくりも本腰を入れないと沈没しかねません。それに子どもたちの健康も心配です。からだのことばかりでなく、生きる姿勢や人とのふれ合いかたが問われているのだと思います。

6月16日追記
 子どもは何歳くらいから挨拶するようになるのでしょうね。ぼくは保育園児はきちんと挨拶できる年齢ではないのだろうなと思って診察を観ていました。ちなみに診察担当医師のほうからは挨拶の言葉をかけていませんでした(ぼくはそのことを研修医に指導してませんでした)。
 そうした中で「こんにちは」と言ってくれたお子さんがいたので、ああ年長さんだったら挨拶はできるのだなと感激しました。そして小学生たちの元気な挨拶を思い出したのです。
 家庭教育が悪いとか、保育園の先生方の指導が悪いとかは考えてません。それぞれ事情もあるでしょうし、垣間見るところ一所懸命仕事に取り組んでいると思います。
 ただ町民の健康を守る仕事の難しさをつくづく感じます。子どもたちのソーシャルスキルを身に着けてほしいと思いますが、まだほとんど何もできていません。
 健診ももっともっと子育てしている方々との交流の機会になればと望んでいます。
 


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7 コメント

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健康 (松浦)
2013-06-13 00:16:09
いつも楽しくブログ拝見させていただいております。子供の挨拶が元気なかったというのはとても残念と思います。先日マラソン大会にでたら、開催地の小学生はじめこどもたちが沿道から元気よく応援してくれてすごく心が暖かくなったことをふと思い出しました。無邪気さが取り柄ですものね!
また、保険料がカバーしきれなくなってしいる医療費問題は深刻だと感じます。患者が何を求めているのか歩みを共にするのも必要だと感じました。最先端医療は皆が求めているとも限らないのですよね

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感謝 (まさじい)
2013-06-13 05:36:42
いつもありがとうございます。
子どもからの挨拶は難しい問題もあるようでして、「町には不審者も歩いているので親しくすると犯罪を呼び込むから挨拶はするな」と教える大人もいるそうです。
医療費問題は医療のあり方であり、利用者である住民と提供者である医師の間にもっともっと対話が必要ですね。日常での歩み寄りを期待しています。
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ありがとうございました! (駒田)
2013-06-13 21:29:38
お忙しい中、貴重な時間を頂き本当にありがとうございました。
業務を振り返るたび、沢山の悩みや不安が吹き出し、未熟さを痛感する毎日です。
先生と話していく中で、とにかく今自分がやるべきこと。ソーシャルワーク、ケースワークでも、一人一人、一つ一つを大切に、対話し、一緒に悩み考え、研鑽を積み上げる。
先生のお言葉を自分がどれだけ理解できたのか、またまた自信もなく不安にもなりますが、前向きな気持ちで取り組んでいこうと思います。
またひょっこり現れてしまったらご容赦ください。
本当に本当にありがとうございました!

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ハートとセンス (まさじい)
2013-06-15 07:24:06
出会いを感謝しています。
希望の星です。
自身の経験か、横井先生の薫陶か、きっといろいろなことが学びの姿勢を形成してきたのでしょう。
「心の絆療法」じっくり読んでみてください。
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先生へ (通りすがり)
2013-06-15 23:33:40
京極町の園児はあいさつをできないんでしょうか?

「健診」という状況下での園児はそうなのかもしれませんが、一般のお客さんが保育園に行った時や、散歩中に誰かとすれ違った時など、他の場面でもあいさつしていないんでしょうか?

一面を見ただけで「京極町の幼児はあいさつをできない」と、ある意味レッテル貼りと思われても仕方のないような書き方をするのは、さすがにどうなんでしょうか。

発言に重みのある、社会的地位の高い方であれば、なおさらです。

一般人のたわいもない一言ですが。
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申し訳ありません (まさじい)
2013-06-16 07:08:29
たまたま出会った事実だけを書いたつもりでしたが、「レッテル貼り」と受けとめられる方がおられた訳ですから、書き方に問題があったのですね。
後ほど注釈を入れたいと思います。
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Unknown (戻ってきた通りすがり)
2013-06-16 14:57:13
追記ありがとうございます。

幼児があいさつできないという事実もあったと思いましたが、別な事実もあるはずだと感じていたので、すっきりしました。

年齢問わず、誰もが自然にあいさつをし合える町になると良いですね。
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