旅芸い者放浪記

前沢政次 ブログ

戦争の終り方

2013-08-15 22:19:53 | 日記
終戦記念日は68回目。政府主催の戦没者追悼式で安倍晋三首相はアジア諸国への加害と反省はなく、不戦の誓いもなかったことが報道されました。

世論調査ではすでに3分の1の人が8月15日を終戦記念日と知らないそうです。

人間の心理の問題を象徴しているような気がします。いや国全体の心理ともいうべきでしょうか。

被害意識は長く続き、加害意識は長く残らないということです。

さらに日本の場合、特に悲惨な原爆による戦争終結でしたから、被害意識ばかりが強く残りやすいのでしょう。

平和の達成・維持のためには「罪の意識」が重要なカギを握っています。

北海道の成り立ちも侵略によるものです。現在道民はアイヌ民族に対してどのような思いを持っているのでしょうか?

太平洋戦争中は朝鮮半島から145,000もの人が強制連行されて、北海道の炭鉱での過酷な労働を強いられました。労働自体で約2,000もの人が命を落としました。(1999年北海道の調査)

経済再建のためには戦争が必要だ、なんて決して考えないでほしいですね。