旅芸い者放浪記

前沢政次 ブログ

地域密着型施設はどこへ

2013-08-12 23:40:02 | 地域協働
固有名詞を使って具体的なことは書けませんが、どうも小規模な地域密着型施設が育っていくことはなまやさしいことではなさそうです。

ゆうがた行政とクリニックスタッフで話し合いましたが、光は見えてきそうにありません。

一番大事なことは何なのでしょう。

高齢者一人ひとりを大切にする、尊厳を守ることが原点です。

「風に立つライオン」の生きざま

2013-08-12 00:02:17 | 読書
小説『風に立つライオン』を読み進めました。

これは「群れから離れたライオン」という意味だそうです。孤独なライオンとも言えるでしょうか。

さだまさしの力作。400字づめ原稿用紙592枚。俳優大沢たかおに勧められて書き始めたという。近い将来さだまさしは直木賞を取るかもしれないな。

歌「風に立つライオン」のモデルとなった柴田紘一郎医師の生き方を、周囲の人たちの証言という形で小説にした。

父親の凄味。シュバイツアーの影響、恋人の思い。恋人への思い。

離島医療、日本の医療のゆがみ。証言としていろいろ語られる。

柴田医師は周囲の人に多大な影響を及ぼした。どこまでが事実で、どこからがフィクションなのか分からないのでフクションという形を取ったのでしょうか?

物語は東日本大震災とも重なっていく。

この小説の主人公が医学部進学をめざすプロセスは旅芸い者とも重なった部分が多く、興味深いです。