野中猛先生が残された著作は多く、ぼくは一部しか手にしておりません。翻訳された本も数多くあるのですが、こちらはまだ購入しておりません。
手にした本の中で野中先生の博学ぶりをドシッと感じるのが『図説ケアチーム』(2007年)です。
よく勉強する時間があったなあと引用文献の多さにも驚きます。
⑦地域協働の項目はこのような言葉で結ばれておりました。
「本来、ケアは地域における共同活動の中心的作業であった。ケアの専門化と地域の断片化は同時に生じている。専門的な分業路線で行き詰った現代において、利用者を中心に再統合した分業であるケアチームは、地域の再編成に寄与する可能性がある。あるいは逆に、われわれのコミュニティを再創出しなければ、ケアの継続性とか統合性はありえないともいえる。」
うーん。難しい表現ですが、これからの課題を的確に表現してくれています。
ケアを地域に住む方々に取り戻すことが第一歩なのです。外来や在宅医療、もちろん入院の機会に、このことを考えながらコミュニケーションをとってゆきましょう。
手にした本の中で野中先生の博学ぶりをドシッと感じるのが『図説ケアチーム』(2007年)です。
よく勉強する時間があったなあと引用文献の多さにも驚きます。
⑦地域協働の項目はこのような言葉で結ばれておりました。
「本来、ケアは地域における共同活動の中心的作業であった。ケアの専門化と地域の断片化は同時に生じている。専門的な分業路線で行き詰った現代において、利用者を中心に再統合した分業であるケアチームは、地域の再編成に寄与する可能性がある。あるいは逆に、われわれのコミュニティを再創出しなければ、ケアの継続性とか統合性はありえないともいえる。」
うーん。難しい表現ですが、これからの課題を的確に表現してくれています。
ケアを地域に住む方々に取り戻すことが第一歩なのです。外来や在宅医療、もちろん入院の機会に、このことを考えながらコミュニケーションをとってゆきましょう。