旅芸い者放浪記

前沢政次 ブログ

原爆投下68年に想う

2013-08-06 23:23:59 | 日記
広島が被爆した日。核廃絶をこころから願うと共に被爆により命を落とされた方々のご冥福を祈ります。

けさのニュースは70年近くたった今、被爆されたお年寄りの間でMDS(骨髄異形成症候群)が増加していることを伝えていました。お年寄りに多くみられる病気ですが、被爆との関連が強いと考えられています。良い治療法がありません。

原爆に関連して、最近ショックを受けたことのひとつは広島、長崎の原爆投下にイギリスが同意していたという文書が発表されたことです。

アメリカ国立公文書記録管理局が明らかにしました。なぜ今? なのでしょうか。アメリカよりははるかに慎重で保守的な国という印象があるイギリスですが、当時の政府はそうではなかったのですね。

ただその気持ちを起こさせた原因は何かというと「日本軍の暴走」でしょう。あのようにアジアを広範に侵略していったのです。それを終焉させる最終的手段が多くの悲劇を生みました。

日本人全体の歴史認識は浅すぎると最近つくづく考えてしまいます。竹島も尖閣諸島も靖国神社参拝もルーツは侵略という横暴、傲慢でしょう。アジア諸国の悪い面を引き出してしまった心根を見つめ直しましょう。

アベノミックスなる経済政策もなぜかきな臭い。今、求められていることは共存と安定化です。成長より成熟です。