旅芸い者放浪記

前沢政次 ブログ

認知症ケアのための連携

2012-11-11 08:55:44 | 地域協働
北九州へ飛びました。きのうは北海道地域医療研究会でしたが、来年3月で顧問を降りることでもあり、参加ぜず九州へ移動です。

北九州市は福祉に熱心なまちです。今回は在宅医療連携拠点事業のひとつとして研修会「認知症の地域支援を考えよう」が開催されました。ぼくは基調講演をさせてもらいました。

かかりつけ医への期待が大きく裏切られることも多いことを知っていただき、どうアプローチすればよいかを考えていただくことにしました。

午後のパネルディスカッションやグループディスカッションでもよい意見がたくさん出ました。

「老いを支える北九州家族の会」高田芳信さんが若年型認知症であった奥様の思いを語ってくださって参加者一同じーんときました。

認知症の人の想いをよく知った医師がたくさん増えてほしいです。それまでは創意工夫をして、かかりつけの診療所でもソーシャルワークのできる看護師か、事務職員をおいてほしいです。

認知症専門医もクスリだけに頼らないケアを指導していただきたいと思います。

介護(特に介護支援専門員)からも、的確な生活情報を簡潔に記録と口頭で医師に伝えていただけたら、連携が少し変わってくることが期待できます。

白木裕子さんには声をかけていただき、またフグをごちそうになり、勉強できたり、たっぷりてっさをいただき、ただただ感謝の一日でありました。