旅芸い者放浪記

前沢政次 ブログ

札幌市立大学大学院にて

2012-11-10 06:02:39 | 地域協働
きのうは夕方大学院老年看護学の授業でした。

受講生はベテランぞろい。

このコースは寒冷地の健康問題把握と政策立案を講義するように依頼されています。コースの責任者は坂倉教授です。

あえてスライドを用意せず、議論しながら地域住民の健康問題把握が、保健・医療・福祉それぞれ単独分野ではいかに部分的になってしまうか考えてみました。

医療では高齢者の認知機能に対する把握がいかにできてないか。患者さんは力を振り絞って医師には一番能力を発揮します。

保健では役場・役所と保健所の役割分担がまずなされていること。精神・難病・感染症が保健所担当になっているとのこと。その上、健診受診率は20~30%では住民のごく一部しか見てないでしょう。

福祉は虚弱高齢者、障がい者が中心です。

事例を掘り下げながら意見交換をしました。