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空を愛する者として各地を歩いた際の航空機の写真災害時の活用法などを掲載しています。現場の意見などコメントをください。

US-1救難飛行艇

2011-03-21 13:26:47 | 趣味・航空機
海上自衛隊が保有する救難飛行艇は、US-1から逐次US-2に更新されている。この大型救難飛行艇は、わが国が世界に誇る技術で新明和工業(株)が製造したものであり、その離着水能力等は世界からも注目されている航空機の一つである。東北地方太平洋沖地震で、大きなダメージを受けた福島第1原子力発電所の被害拡大の防止に国の総力を挙げて対応されている。自衛隊をはじめ警察消防の方々の原子炉冷却のご苦労に感謝するとともに、わが国が保有するあらゆる能力を活用していただきたいと願っている。
このUS-1は、以前に消防飛行艇への改造の検討が行われたことがあり、基礎研究は既に終了していると聞いているので、これを改造すれば、今回の災害において、長期的な対処が必要となった際に強力な力を発揮すると思われる。逐次退役するこのUS-1を改造し、消防飛行艇として活用して是非活用されることを願っている。
将来的にも、東海・東南海・南海地震等の発生が予想されており、今回の教訓を活かして将来の大規模災害(原子力・コンビナート災害)での減災に大きな効果を期待できる能力を備えておくべきであろう。天侯さえよければ、一回の散水量約10~15tを洋上で吸い上げて直ちに放水することが出来るので、単純計算をしても相当多量の海水または、ホウ酸希釈液の散布が可能となるであろう。わが国の保有する能力の総力を挙げて対応していただきたい。写真は、2010年の自衛隊中央観閲式で編隊飛行をした際のUS-1(赤白)とUS-2である。

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