Blue Sky Love Sky

空を愛する者として各地を歩いた際の航空機の写真災害時の活用法などを掲載しています。現場の意見などコメントをください。

UH-1編隊飛行

2009-10-11 20:44:24 | 趣味・航空機
八尾駐屯地での観閲飛行のUH-1編隊は、5機の2個編隊からなる見事なものでした。ヘリコプターで5機による編隊飛行を行うことは、3機編隊とは格段に難しい編隊飛行です。もともとヘリコプターは動不安定の飛翔体ですから、編隊飛行で相互の動きを常に安定させるためには、先を読んでできるだけ小さな修正で隊形を維持することに集中します。したがって、瞬きもできないほどに緊張して隊形を維持しますので、長らく飛行すると涙が止まらなくなるほどですが、写真をご覧いただければわかるとおり、中部方面ヘリコプター隊の編隊は2個編隊ともに、まことに見事なものでした。さすがに2府19県の広大な地域の防衛警備を担う伝統ある総合力の能力が高い部隊だと思いました。何気なく飛行しているように見えても、日頃の厳しい訓練に耐えてきた全隊員の総力が、現れていると思うと胸に込み上げてくるものがありました。

OH-6編隊離陸

2009-10-11 17:00:11 | 趣味・航空機
10月10日に八尾空港に隣接する陸上自衛隊八尾駐屯地で記念行事に伴う観閲飛行が行われていました。以前にも記述しましたが、飛行部隊指揮官にとって、観閲飛行は、飛行部隊の総合力(心・技・体)を評価できる重要な手段です。この日は、編隊群長機がUH-1で、その後方にOH-6、UH-1、AH-1S、の中部方面航空隊の隷下部隊のヘリコプターが編隊を構成して同時に離陸して行きました。その後方には、明野から応援に来た航空学校教育支援飛行隊のUH-60JA、AH-64D、CH-47が続き、陸上自衛隊が保有するほとんどのヘリコプターの能力を市民の皆様に見て頂いておりました。写真は、最初の編隊離陸をしたOH-6の5機による編隊離陸の模様です。八尾駐屯地に所在する第3師団飛行隊と中部方面航空隊隷下部隊の混成による編隊であったようですが、あの阪神大震災で最初の情報収集をした部隊のOH-6だけに、極めて能力が高く、連携プレイが良くて整然とした離陸でした。ヘリコプターを操縦した方は分かると思いますが、離陸時は、飛行速度が遅いため、機体が振れやすく、隊形を整然と維持して離陸上昇するのは、至難の業です。これを多くの観客の前で何気なく飛行できるのはさすがです。観客席から思わず拍手が出たのも頷ける気がします。