負けてらんにぇ ! みんなでなんとかすっぺ !!

南相馬市から新潟県三条市へ集団避難→同市内の雇用促進宅に→2015.2~同市内の戸建に転居 妻と二人暮らし。

雨洗風磨 ・・・ 困難・困苦

2012-10-10 22:36:18 | 原発震災避難者


遠足



中国の文字 すなわち 漢字は表意文字であるため

視覚的な美しさがあり かつ 意味が視覚的にとらえられる

・・・ そういう特長をもっています。


また 文字であると同時に 英語などにおける単語でもあります。

だから 字数のわりにたくさんの内容を表現することができます。


漢詩でいちばん短いのは 五言絶句(二十字)でしょうが

内容からいうと 日本の短歌より長い。

だから 短歌や俳句をつくった日本人の感覚からいうと

これでも ・・・ ウットウシイぐらいです。


しかし 数個の漢字のみの羅列は 美しいし

日本人の簡潔ごのみにも合うといえます。


雨洗風磨 ・・・ 「 ウセン・フウマ 」 と読んでも

「 雨は洗い 風は磨く 」 でもよいでしょうね。


誰のコトバか知りませんが ・・・ 意味は いうまでもありますまい。

「 雨の日も 風の日も ・・・ 」 というように

「 雨ニモマケズ 風ニモマケズ 」 とあるように

雨と風は

不愉快なこと 困難や困苦の象徴としてつかわれています。


そういう雨風によって

自分が洗われまた磨かれる というのでしょう。



含蓄ある言葉ですね ・・・ 。







さらさらと水のごとく

2012-10-10 09:00:01 | 原発震災避難者


遠足



苦から逃げるのも ことさらこれを求めるのも

・・・ ともに 自然にそむいています。


与えられた難局に

逃げ腰になるのでなく また ことさら力むこともなく
 
淡々とこれにあたって処理していく

  ・・・ それが理想であるような気がします。


はなはだむずかしいことで

私など とても実行できていませんが

・・・ そうありうるように努力はしているつもりです。



岩もあり木もありされどさらさらと

たださらさらと水はながるる


私は この歌がとても好きです。

愛唱歌のひとつとして しばしば口のなかで言ってみます。

困難に出あうと これを口ずさんで ・・・ 心を無にしようとするのです。


自然物でもって すべてを語った象徴的な表現と

淡々と流れるような調べがよい ・・・ と思います。


明治以降の作らしいですが くわしいことはわかりません。


岩があっても 木があっても ・・・ 水は逃げず また 力まず

自然にさらさらと流れるだけで

そして 岩をも木をもこえていきます。


その無心さ 自然さ ・・・ 

人もこういうように 岩木をこえてゆきたい と思います。



そう言えば かの 『 老子 』 も

「 人は水のようであれ 」 ・・・ と教えています。







牛のように ・・・ 小智忙々 大愚閑々

2012-10-10 05:00:38 | 原発震災避難者


遠足



じつにもって あわただしい世の中です。

こうこう世にもまれながら生きていますと

自分の心もまた あわただしくなり

なんとなく 「 先を急ぐ 」 気持にかりたてられます。


忙しいことは しかたありません。

ただ 体や頭を いかに忙しく使っていても

心までが ・・・ 騒がしくなってはいけません。

心は つねにユッタリ 冷静水のごとし でなくてはなりますまい。


「 小智忙々 大愚閑々 」 といいます。

どうでもいいような枝葉末節のことに 気や神経をつかうから

・・・ 心が 騒がしくなります。

バカになって ・・・ 小さなことを切り捨ててしまえば

心は ・・・ 悠々閑々としてきます。


世の中の人たちが 奔馬のように走りまわっていても

自分は 牛のようにヨダレを

・・・ ヨダレは垂らさんほうがよろしいが

とにかく 牛のように ・・・ ゆっくり ノッシノッシと歩いていきましょう。


大切なのは 歩みの速さではなくて ・・・ 怠らないことだと思います。



怠らずゆかば千里の外も見ん

牛の歩みのよし遅くとも


俗に 「 運・鈍・根 」 といいますが

そのうちの 鈍と 根を ・・・ 牛に象徴させています。

牛のように遅歩でいい ・・・ 根気と忍耐力さえあるなら

いつか 運の加勢もある ・・・ ということでしょうね。







心にトゲ ・ カド ・・・ 3.マン丸

2012-10-10 01:00:29 | 原発震災避難者


遠足



世の人の心をまるくマン丸に

どこもかしこもまるくマン丸



「 世の人すべてが まるい心の持ち主になってほしいものだ 」

という願望をうたった歌なのでしょうね。



いまのような日本において ・・・ 声たからかに うたわれてほしい歌ですね。