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遠足
じつにもって あわただしい世の中です。
こうこう世にもまれながら生きていますと
自分の心もまた あわただしくなり
なんとなく 「 先を急ぐ 」 気持にかりたてられます。
忙しいことは しかたありません。
ただ 体や頭を いかに忙しく使っていても
心までが ・・・ 騒がしくなってはいけません。
心は つねにユッタリ 冷静水のごとし でなくてはなりますまい。
「 小智忙々 大愚閑々 」 といいます。
どうでもいいような枝葉末節のことに 気や神経をつかうから
・・・ 心が 騒がしくなります。
バカになって ・・・ 小さなことを切り捨ててしまえば
心は ・・・ 悠々閑々としてきます。
世の中の人たちが 奔馬のように走りまわっていても
自分は 牛のようにヨダレを
・・・ ヨダレは垂らさんほうがよろしいが
とにかく 牛のように ・・・ ゆっくり ノッシノッシと歩いていきましょう。
大切なのは 歩みの速さではなくて ・・・ 怠らないことだと思います。
怠らずゆかば千里の外も見ん
牛の歩みのよし遅くとも
俗に 「 運・鈍・根 」 といいますが
そのうちの 鈍と 根を ・・・ 牛に象徴させています。
牛のように遅歩でいい ・・・ 根気と忍耐力さえあるなら
いつか 運の加勢もある ・・・ ということでしょうね。