負けてらんにぇ ! みんなでなんとかすっぺ !!

南相馬市から新潟県三条市へ集団避難→同市内の雇用促進宅に→2015.2~同市内の戸建に転居 妻と二人暮らし。

祈るヒマがあるなら ・・・

2012-10-06 22:00:01 | 原発震災避難者


遠足



生活の安定やら 商売繁盛などを 神仏に祈る人がいます。


祈りは けっこうだけれど ・・・ それが 欲心からのものであるなら

・・・ 汚いだけのものでしかありません。

神や ホトケが聞いてくださるはずはありますまい。



福の神祈る間(ま)あらばはたらいて

貧乏神を追い出だせかし


祈るヒマがあるなら はたらけ

そのほうが結果はよろしいゾ ・・・ と言っています。



暁の社(やしろ)に欲を祈るより

酒を楽しみそしてはたらけ


労働が本能であるなら

欲心からの神社詣でなど 無用のことであるはず。

そういう人は

酒を飲むというような本能をも 適当に発散させて楽しむ。

人生 要は楽しまなくてはならない。

労働こそは その楽しみの中核であるべし。


・・・ そう 教えているのでしょうね。







銭金 ( ゼニカネ ) ・・・ 腕 ( ウデ )

2012-10-06 19:00:09 | 原発震災避難者


遠足



月雪も花も紅葉も銭金も

わが身にあるぞ働いてとれ


落語などに描かれる江戸っ子の職人たちは

「 宵越しのゼニはもたねェ 」 などと言って

金銭への執着がまったくありません。

人が心配すると 「 ナーニ ゼニはここに入ってら 」 といって

右腕の力コブのあたりをポンと叩きます。

職人としてのウデに自信があるのです。

・・・ そのウデを使えばゼニになる という意味ですね。


だが それとても

人のためにいい仕事をするから つまり生業に勉めるからこそ

ゼニが入ってくるわけで ・・・

利己の心やなまけ心でやるのでは ゼニは入っても 少ないですよ。



江戸っ子の職人にはかぎらないのです。

人間みな 事情は同じことです。

「 銭金わが身にある 」から はたらきさえすれば生活はできます。


経済的に安定すれば 月雪花など 風流を楽しむ心の余裕もでき

・・・人間らしい生き方もできようといものです。



それにつけても ウデですよ ウデ ・・・ 。







徳を積む ・・・ 値うち

2012-10-06 16:00:54 | 原発震災避難者


遠足



積(つ)めよつめ財をつむより徳をつめ

まことの徳は崩るることなし


「 徳を積む 」などは 当節はやらない言葉のようです。

ましてや 「 陰徳をつむ 」 に至っては。


こういう教えは 多くの人の眼に

古くさい道徳というふうに映るらしい。

だが そう見えることこそが

いまの日本の憂うべき世相なのでしょう。



  値うちをば身につけんとは努めずに

    金のみあさる人の多さよ


いつの時代につくられた歌かわかりませんが

いまの世を ズバリお叱りあそばしているようで

・・・ なかなか耳の痛いことです。


「 値うち 」 とは 人間的 人格的値うちということで

つまり 徳の高さ 精神的深さなどを指します。

拝金主義 物質主義の世相に流されて

人としての内面的な充実や向上をなおざりにしてしまいます。


そういう人がひじょうに多いことを この歌は指摘し 嘆いています。


「 財をつむ 」 こと自体がわるいというのではありません。

力量があって自然にそうなるのなら 大いにけっこうなことです。

ただ 財をつむこと自体が目的になってしまうと

本末の転倒 ・・・ 人の道からそれることになります。


そういう姿勢で生きると 一時的な成功はありえても

・・・ 長くは身につかないものですね。







長寿の条件 ・・・ 一生一事一貫

2012-10-06 13:00:47 | 原発震災避難者


遠足



とくべつの長寿者は 例外なく

すくなくとも つぎの三条件を満たしているようです。


1.飲食物の節制。

2.はたらくことが好き。

3.心が平和 クヨクヨ イライラしない。


1.と 3.は 常識的にわかることですが

2.は あまり注目されない要件のようです。

だが 長生きの根本の秘訣は

案外 ・・・ このへんのところにあるのかもしれませんね。



長生きはただ働くのほかになし

流るる水のくさらぬを見よ



長寿者に共通することは

自分の生涯が それにつながる仕事

いわゆる ライフワークをもっていたこと。

かつ 楽しみつつ これに取りくんできた ということです。


そこまで注目してはじめて

「 流るる水のくさらぬ 」 という表現の味が

よく理解できるというものでしょうね。


流れることは 水の本性です。

働くことは 人の本能です。


水は 一つの水路を絶えず流れます。

人においては 「 一生一事一貫 」 というのが

・・・ 至福の人生であるらしいです。


・・・ いま そんなことを考えてみました。







凍らない人生 ・・・ 2.金銭

2012-10-06 10:00:21 | 原発震災避難者


遠足



渋沢栄一翁は その子たちに

いつも こう教えたといいます ・・・


「 金は働きのカスだ。

機械が運転しているとカスがたまるように

人もよく働いていれば カスがたまるものだ 」


人は要するに生きてゆければよいわけで

むやみに金銭をためる必要はないのですが

水車の回転のように働いているうちに自然にたまるなら

これまた 大いにけっこうなことです。


翁の教えのポイントは

金銭は目的ではなくて結果に過ぎない ということです。


・・・ それが自然に 「 凍らない人生 」 を生み出すのですね。







凍らない人生 ・・・ 1.水車

2012-10-06 06:30:47 | 原発震災避難者


遠足



精出せば凍る間もなき水車


水車は 間断なく回転することによって

氷にとじこめられる心配がないのだそうです。

すこしでも回転を止めると 厳寒のときには凍ってしまいます。

この水車になぞらえて 人の道を教えた句です。


人もまた たえず働き あるいは努力することによって

凍ることがなくてすみます。

休止すると 凍る可能性がでてきます。

要は それさえ果たすなら 人生いかなる心配もありません。



凍るとは 人の場合 経済的に窮することでもあれば

精神的にゆきづまることをも意味しています。


どちらにせよ

凍りつかないで流れつづける人生こそが

シアワセのそれである ・・・ ということですね。