負けてらんにぇ ! みんなでなんとかすっぺ !!

南相馬市から新潟県三条市へ集団避難→同市内の雇用促進宅に→2015.2~同市内の戸建に転居 妻と二人暮らし。

心の程 4

2017-04-30 20:11:59 | 原発震災避難者


菜の花と桜



もっとも

この「心の程」が どれ程に正確なのか

仮に目盛りは正確でも

計っている当人の度量の方が「程々」であれば

事の成る果ても

かなり ・・・ いい加減なものになります



いい加減 ・・・ けっこう!


ラクで助かるという気味も ・・・

しかし

確かに ・・・ 有るのです







心の程 3

2017-04-30 09:00:23 | 原発震災避難者


菜の花と桜



つまり われわれは

心という得体のしれないモノの上に

目には見えないが

なにかしら目盛りを刻んで ・・・

目盛りにしたがい「心の程」を計っては

選択し

判断し

認識し

行為しているものように思われます



まるで魔術です


魔術といって ・・・ おとしめているのでなく

むしろ

人知を ・・・ どこかで超えたようなコントロールに

感嘆が言いすぎなら

いささか ・・・ あきれてしまうのです


                                  (4につづく)







心の程 2

2017-04-30 05:42:22 | 原発震災避難者


菜の花と桜



階程とか

旅程とか

日程とか

・・・ もっと頻々(ひんぴん)*と

程度ということを

われわれは口にしています


刻み

目盛り

・・・ そんな印象が

「程」一字に感じられます



その上で

「お心の程 相分かりました」だの

「心の程が見えぬ」などと

・・・ 納得したリ

困惑したリしています


                       (3につづく)





*同じような事が引き続いて起こるさま






心の程 1

2017-04-29 20:56:10 | 原発震災避難者


菜の花と桜



程よい加減が

・・・ 何にでもあります


湯加減も

味加減も

手加減も

・・・ そうですね


そこには

目に見えない目盛りのようなもの

つまり

程々というものが認められていて

・・・ 斟酌されます



程を心得ていないと

出すぎたり

足りなかったりして

・・・ しくじりますなぁ


                      (2につづく)







心を配る 5

2017-04-29 17:00:25 | 原発震災避難者


菜の花と桜



それにしても ・・・

配られる「心」を

餅や手紙のような物 ・・・ と思うか

光や電波のようなもの ・・・ と思うか



ともあれ ・・・

人の「配慮」には

深切な「実意」が ・・・ ぜひほしいですなぁ







心を配る 4

2017-04-29 14:00:20 | 原発震災避難者


菜の花と桜



「心を配り」得ない 配慮の及ばない範囲は

その主体にとって ・・・

しょせん

未知 ないし 力及ばぬ他界

・・・ ということになります


だから 人は

あたう限り ・・・ 広く 遠く 深くまで

「心を配る」ことの可能なように

・・・ 生きて 励まなければなりません



人が大きく 力強く 聡(さと)くなる ・・・ とは

そういうことであるのかもしれませんねぇ


                             (5につづく)







心を配る 3

2017-04-29 11:00:42 | 原発震災避難者


菜の花と桜



人それぞれの占める世界とは

つまり 人それぞれに

「心を配」れる範囲に限られています


この「心」とは

思想・知識・判断・交渉

つまりは

関与する主体の意志や能力の意味です


                             (4につづく)







心を配る 2

2017-04-29 08:00:29 | 原発震災避難者


菜の花と桜



そういえば

「配慮」という言葉もあります


これらの配るには

向ける おもむける意味があります



必ずしも手紙を配達するのとは違う

といえば ・・・ 違いますね


けれども

同じといえば ・・・ 同じような「意味あい」でもあります


                                     (3につづく)







心を配る 1

2017-04-29 04:58:51 | 原発震災避難者


菜の花と桜



わが家へも来そうにしたり配り餅


一茶の句だったでしょうか


疎外された心情に

わびしさとおかしみとが ・・・ 絡みつきます



餅は物であり 配ることができます

けれど

「心配り」「心配」というのだから

「気配りというのだから

心もまた 「気持ち」というモチを

配ることができるらしい


                           (2につづく)







心苦しい 4

2017-04-28 15:01:03 | 原発震災避難者


菜の花と桜



自分より強くて エライ人には

そう「心苦し」がることは

本当は ・・・ 必要ないのです


弱くて いたわりの必要な人にこそ

「心苦しい」という「心遣い」が

・・・ 必要なのです


ところが

概して ・・・ 逆をやります



弱い人間の それも

・・・ 苦い現実です

心苦しい ・・・ ですなぁ







心苦しい 3

2017-04-28 12:00:14 | 原発震災避難者


菜の花と桜



「心苦しい」ことが

現実にたくさん有るだろうか

無いだろうか


「心苦しい」と思ってもらいたい事は

・・・ いっぱいあります


だが

なかなか相手は ・・・ そう感じてくれません


これが ・・・ 現実らしいですね


                              (4につづく)







心苦しい 2

2017-04-28 09:00:20 | 原発震災避難者


菜の花と桜



ご挨拶用の言葉には

概して ・・・ 空疎なものが多いですね


もともと空疎ではなくても

使い古して

・・・ 形骸化(けいがいか)してしまいます


しまいには

「これは どうも」だの

「いずれ そのうちに」だのと

分かったような分からないセリフで

「またね」と

お互いに ・・・ うなずいておきます



そんな中で 「心苦しい」は

なかなか ・・・ 誠実です


言われた方よりも

言っている方が

・・・ 実感に迫られています


そいう言葉は

ありそうで 多くはありません

・・・ 残念ながら


                            (3につづく)







心苦しい 1

2017-04-28 05:14:59 | 原発震災避難者


菜の花と桜



恐縮という

難しいが 便利な言葉が

広い市民権を得ています



「心苦しい」は

ほぼ同じ意味で

すこしあらたまったご挨拶用に

活躍してきましたが ・・・

「こころ言葉」としては

やや直接にすぎた物言いです


息苦しいのが生理的なら

そのやや精神的な状態が

・・・ 「心苦しい」であるようですね


                               (2につづく)







微笑む(ほほえむ) 4

2017-04-27 21:30:15 | 原発震災避難者


菜の花と桜



声をあげて笑えない

が ・・・

顔を伏せたり 背けたりして

有るか無きかに皮肉で「微笑む」のは

痛烈な批判や 避難や 批評であることを

上に立つ側では

・・・ 痛いほど感じていたのです



現代のわれわれも

もっと ・・・ 「微笑み」を活用しましょうよ


いや ・・・

それじゃダメかも ・・・ ですね







微笑む(ほほえむ) 3

2017-04-27 18:30:22 | 原発震災避難者


菜の花と桜



古典物語では

「わらふ」は むしろ「わらはる」と

受け身の例がおおいですね


それも 身分高い者が下々の者らに

声なく風のそよぐように

頬だけで笑われるのに

・・・ 神経を立てています


源氏物語などに

・・・ それが目立ちます


                   (4につづく)